- 埼玉県朝霞市を流れる黒目川(くろめがわ)は、広く・浅く・ゆっくり流れ、自然豊かで、ひとびとや鳥、さかな、野草があふれる川です。小中学生33名が市民団体「黒目川に親しむ会」と「あさか環境市民会議」のメンバーたちと共に黒目川の生きものを学び、黒目川に関するメッセージアニメを作成、発表したワークショップの実施報告です。
- 《内容の変更》 活動1日目は開始後にゲリラ雷雨に襲われ、黒目川に入っておこなう計画だったさかな捕りと環境・植物の観察を中止した。浜黒橋下で雨宿りしながら、川あそびの先生と先輩が黒目川にいる「さかなと植物」を解説した。また、激しい雷鳴と急速な増水は学習者の印象に強く残った。
- 成果
- グループ1 おいかわ 「川をきれいに」
- グループ2 金色の魚(こんじきのさかな) 「弱肉強食と雷雨」
- グループ3 スイミー 1本目「ある日の1日」、2本目「さかなの日常」
- グループ4 ヨンハン 「ゴミ球(ごみきゅう)」
- グループ5 ゴンザレス 「ゴミと魚」
- グループ6 カオス組 「金魚のアユ」
- 本ワークショップでおこなったメッセージアニメーションとチームワークのプロセス
- メッセージアニメーション→「発表後のふりかえり 対話鑑賞」//「体験したコト、アニメにしたいコト」→「ビジュアルエクササイズ(落合川で見つけた宝もののアニメ)」「物語を考える:模造紙ブレスト」→「グループ話し合い記録」→「4画面物語(簡易的なストーリーボード)」→「ひらめき・インスピレーション」→「アイデアの泉」
- 学習者の感想(アンケート回答)
- 川あそびの先輩たちの感想、黒目川に親しむ会からお知らせ
- ワークショップの概要
- 実施概要
- 目的・参加者の達成目標
- 参加者(学習者)
- 募集活動
- 川の遊びと学びの先生/先輩、アニメーテッドラーニングファシリテーター
- アニメーテッドラーニング
- 体験・情報からメッセージアニメーションへの置き換えプロセス
- ステップ1~ステップ8
- 当日紹介あるいは配布した資料
- アニメ制作の機材、道具と材料
- 学習者に促した、調べ学習
- 体験・情報からメッセージアニメーションへの置き換えプロセス
- ワーク2日間の内容、当日の進行
- スタッフのワークショップ評価
- 実施報告書「アニメーテッドラーニング アニメで考える、伝える、わたしたちのまちと未来 2023 黒目川であそんで、学んで、思い出をアニメにしよう」(PDF)ーしばらくお待ちください>>
1.成果成果:メッセージアニメーションとチームワークのプロセス
グループ1 おいかわ
- メンバー:レナ、リミ、ミサキ、ユウト、ハルト
- タイトル:川をきれいに
グループ 2 金色の魚(こんじきのさかな)
- メンバー:おにぎり、サッカナー、ひき肉、ほの、えな、K.Y.
- タイトル:弱肉強食と雷雨
グループ 3 スイミー
- メンバー:みるくもち、スミダ、DB、タルゴ、ふらわー
- タイトル:1本目「ある日の1日」、2本目「さかなの日常」
グループ 4 ヨンハン
- メンバー:ココ、ハナ、RYU、カトリ、SOMA、TOMO
- タイトル:ゴミ球(ごみきゅう)
グループ 5 ゴンザレス
- メンバー:タコ氏、マウス、ハルト、へにの、いろは、はるな
- タイトル:ゴミと魚
グループ 6 カオス組
- メンバー:ストーキング、カズイカ、カミナリ、牛肉ソーセージ、メイ
- タイトル:金魚のアユ
2.学習者の感想(アンケート回答)
- 2日目修了後のアンケート 31名回答
- Q1 ワークショップは
とても楽しかった 18 | 楽しかった 11 | 楽しくなかった 1 | どちらでもない 1 |
- Q2 進むスピードは
ちょうど良かった 22 | ゆっくり過ぎた 6 | 少し速かった 3 | はや過ぎて、ついていけなかった 0 |
- Q3 ワークショップの長さは
短かった 6 | ちょうど良かった 22 | 長かった 3 |
- Q4 グループの話し合いや作業は
とても楽しかった 20 | 楽しかった 11 | 楽しくなかった 0 | どちらでもない 0 |
- Q5 さかな捕りの説明、水中生物や植物などの説明は
よくわかった 15 | だいたいわかった 14 | わからないことが多かった 0 | ぜんぜんわからなかった 2 |
- Q6 アニメのつくり方は
よくわかった 22 | だいたいわかった 8 | わからないことが多かった 1 | ぜんぜんわからなかった 0 |
- Q7 アニメで「伝えたいコト」 は表現できましたか?
表現できた 29 | 表現できなかった 0 | どちらでもない 2 |
- Q8 ワークショップで、いやなことはありましたか?(自由回答)
- 特になし。あえて言うなら、もうちょっとやりたかった。
- 黒目川に入れなかったことです。
- Q9 同じようなワークショップにまた参加したいですか?
参加したい 21 | 参加したくない 2 | どちらでもない 8 |
- Q10 あなたが住むまちの川や水に興味をもちましたか?
とても持った 13 | 少しだけ持った 15 | 持たなかった 2 | どちらでもない 1 |
- Q11 黒目川の動物、植物、水の環境(かんきょう)などで、もっと知りたいことがあれば、書いてください。(自由回答)
- 魚の寿命
- 植物の種類や食べられるものを教えてほしい。非常時に役立ちそうだから。
- ゴミを減らす工夫、黒目川にいる外来種をどうすればよいのか。
- 世界には環境が悪い所もあると思いますが、それをどう直していくかを考えたいです。
- 黒目川の歴史をもっと深掘りしてみてみたいです。
- だく流で川に入らなかったので、実際に自分で川に入って色々と観察したかった。
- うなぎはいつでもいるのか。
- 流れが速い時と緩やかなときで、川の魚の種類は変わるのか。
- 魚はどうやってオスを探すのか。
- もっと魚の生態について知りたいです。
- Q12 感想や質問など、自由に書いてください。(自由回答)
- 1日目、橋の下で待つ時間が辛かった。1日目は勉強ばかりなこともあり、とても疲れた。
- 川には入れませんでしたが、みんなで協力してアニメを作ることができました!ありがとうございました。
- 色んな質問に答えて頂いて少し川に興味を持つことができました。
- この二日間大変楽しかったです。主催者の皆様、ボランティアの方、ありがとうございました。今回は部活の中でのイベント参加でしたが、またこのような機会やイベントなどがあれば参加してみたいと思いました。
- ワークショップの先生や先輩方がとても優しく、変な緊張感がすぐに無くなり2日目がとても楽しめました。
- 黒目川のことについてたくさん知れたことが良かったです。
- とても楽しかったです。また参加したいです。
- 突然の雨で川に入れず残念でしたが、去年に続いて楽しかったです。是非中学3年生になっても高校生になっても参加したいです。
- データが欲しいと親が言ってました。
- ちょうど川に入る時間だけ雷雨になってしまい残念でしたが、その後の活動は楽しかったと言っていました。2日間大変お世話になりありがとうございました!!
- 作成したアニメを学校で発表したいので、アニメのデータが欲しいです。
- 来年も行きたいです。
- 川にいる生き物、植物が知れて良かったです。
- アニメを作った事がなかったのでとても楽しかったです。初めて会うお友達と仲良くできてよかったです。
- すごく楽しかったです。また参加したいです!
- 初日見学した保護者のコメント:
- 早めに受付&入場できたらいいなぁと思いました。
- →早めに会場に着きましたが、準備がまだだった為か入場できず、涼しい図書館で待っていました。
- (着席した席に貼った)名前のところにあった数字について
- →外に出る際に、自分の番号を覚えてますか?と質問されていたが、事前に数字の意味など説明がなかった。
- 参加人数が多く、会場が少し狭く感じました。
- 外の説明(橋の下)では声の小さい方もいて聞こえづらかったので、拡声器があると良いなと思いました。
3.川あそびの先輩たちの感想、黒目川に親しむ会からお知らせ
- 最後に、親しむ会(トモキ、ウチダ、トミタ)が感想などを述べた。
- トモキ
- 2日間、川の先生をした。川に入れず残念だったが、黒目川にいつもいるので、興味を持ったらぜひ川に来て話しかけてください。
- 今回はアニメで環境に対する問題意識だったり、みんなの表現力を養ったが、いろいろなことに興味をもってこれからもがんばってもらえたら良い。
- ウチダ
- 2日間、僕も楽しめた。ありがとう。
少しでもさかなのことを知ってもらえたら満足。黒目川に来たら、声をかけてくれたらうれしい。
それぞれのグループで個性的なアニメを作っていて、楽しめた。
- 2日間、僕も楽しめた。ありがとう。
- トミタ
- 2日間お世話になりました。とても楽しかった
- 日目は強い雨でさかな獲りができなかったけど、楽しめたので良かった。
- トモキ
- 8月26日(日)に、黒目川の新高橋で「黒目川 川まつり」をする。遊びにきてください。
- 昨日できなかったさかな獲りもできる。カヌーも。水害時に船を覚えておくと便利。
- ザリガニ獲りもできる。ただし、ザリガニの持ち帰りはダメ。
- 条件付き指定外来として「不特定多数への頒布」は禁止されている。
- チラシの絵もトミタくんが書いてくれた。
- だいたい第3日曜日に、黒目川の新高橋で「魚類調査」をやっている。
- 黒目川に親しむ会が、どんなさかなががいるか見てもらいたくて、水槽に入れて展示して説明する。
- 興味があったら、溝沼郵便局がる新高橋に来てください。
4.ワークショップの概要
実施概要
- 活動日、活動時間、活動場所:
活動日 | 活動時間 | 活動場所 |
---|---|---|
2023年8月22日(火) | 午前10時~午後4時(16時) | 黒目川(浜崎黒目橋~東林橋の間) 朝霞市産業文化センター 研修室兼集会室 |
2023年8月23日(水) | 午前10時~午後4時(16時) | 朝霞市産業文化センター 研修室兼集会室 |
- 主催:一般社団法人 アニメーテッドラーニングらぼ
- 助成:独立行政法人 国立青少年教育振興機構 子どもゆめ基金 令和5年度子どもの体験活動助成
- 協力:黒目川に親しむ会(以下、親しむ会)、あさか環境市民会議(以下、環境市民会議)
- 後援:朝霞市教育委員会
- 対象: 小学生(5年生以上)、中学生
- 募集数: 20名(事前申込制)
- 参加費: 300円(ボランティア保険加入費、熱中症対策費)
- 参加者募集サイト>>http://alljp.org/wskuromegawa2023
目的・参加者の達成目標
- 目的:
黒目川への関心を高める 地域の「水」に親しむ | ・黒目川を「上から見る川」から、接して「あそぶ川」「楽しむ川」へ。 ・子どもが黒目川であそび、学び、記憶に残る体験の場をつくる。 ・川あそびの危険などを子どもに伝える。 |
学びとまちづくり 子どもと大人の交流 | ・子どもと大人がいっしょにあそび、学び、話し合う(まちづくりの基礎として)。 |
伝えたいコトを物語にする アニメの発表とふりかえり | ・活動で見たこと、知ったこと、考えたことを物語にする(物語の伝達性、説得性)。 ・学習者が自力で、物語をアニメにする。 ・アニメの完成、発表とふりかえりにより、達成感と自己肯定感を高める。 ・ふりかえり:対話鑑賞を用い、学習者のフィードバックから伝えたいコトがアニメ表現で伝えられたかを振り返る。 |
広報 | ・地域でアニメーテッドラーニングの認知を広める。 |
協力団体「黒目川に親しむ会」にとって | ・黒目川に親しむ会の活動を市民に知ってもらう。黒目川に係わる仲間を増やす。 ・会の若いメンバーが川あそびの先輩となり、市民活動継承者としての経験を積む。 |
- 参加者の達成目標:
- 黒目川に親しむ:ながめる川から、あそぶ川へ。
- 川の生きもの(動植物)と環境、水の循環を知る、見つける、学ぶ。
- 体験(情報、感情、感想)から「伝えたいコト」を整理して、アニメで表現する。
参加者(学習者)
- 延べ人数 62名・登録者数 33名
- 7月29日 33名/小学生 19名、中学生 14名
- 7月30日 32名/小学生 18名、中学生 14名(中学生1名欠席)
- 募集活動:
- 期間:6月~7月中旬。
- チラシ配布:朝霞市内の小学校(5年以上)と中学校へ配布
- 朝霞市 はまさき児童館で配布
- 朝霞市「広報あさか」8月号掲載
- 募集サイト(6月20日公開、定員超過となり募集停止7月8日): http://alljp.org/wskuromegawa2023
- 小学生 申込フォーム https://forms.gle/1ufaX1PEo8V5WGpMA
- 中学生 申込フォーム https://forms.gle/J7C3pB15mFXAAuB59
- SNS(フェースブック) https://www.facebook.com/animatedlearninglab.jp/
- 朝霞のFM局「775 Lively FM(ナナコライブリーエフエム)」で告知、8月8日放送。
川の遊びと学びの先生/先輩、アニメーテッドラーニングファシリテーター
川あそびの先生 | 黒目川し親しむ会-小林一已さん(22日のみ参加) |
さかな採りの先輩 川あそびの先輩 | 黒目川し親しむ会の若手メンバー 大学生・トモキさん:水循環、水辺の環境 高校生・トミタさん、ウチダさん:さかな採り、特定外来動物の対処 |
水辺の植物、鳥類 | あさか環境市民会議 松永健司さん、明山弘さん、長谷川宣子さん、 渡辺やよいさん、高村照美さん |
学びと視覚表現の先輩 | 朝霞第五中学校 飯田成子さん(美術部生を引率) |
事務局(計画、運営事務) ファシリテーター | なみさん(浪越徳子) アニメーテッドラーニングらぼの理事 ひとさん(伊藤裕美) アニメーテッドラーニングらぼの理事 |
5.アニメーテッドラーニング
体験・情報からメッセージアニメーションへの置き換えプロセス
- 1日目午後以降は、体験・情報からメッセージアニメーション/メッセージアニメへの置き換えプロセスに沿ったワークをおこなった。
- ステップ1 印象に残ったコトの整理、つくりたいアニメをイメージする
- ステップ2 ビジュアルエクササイズ(コマ撮りの練習)
- ステップ3 物語を考える:模造紙ブレスト
- ステップ4 2日目のアイスブレイク「ひらめき・インスピレーション」
- ステップ5 物語を考える(アニメの設計):4画面物語(簡易的なストーリーボード)
- ステップ6、7 撮影の準備、コマ撮り撮影
- ステップ8 発表、ふりかえり(対話鑑賞-アイデアの泉)
- ≪アニメーテッドラーニングの文字情報(学習、体験)をメッセージアニメへ置き換えるプロセス≫
- 本ワークショップでは、体験学習とアニメ制作はグループで活動。学習者7名は、4名と3名の2つのグループに分かれた。
- グループリーダーとして、アヤセがグループ1、メイがグループ2を担当した。
ステップ1 印象に残ったコトの整理、つくりたいアニメをイメージするー1日目 川での体験直後
- 《ワークの目的》
- 落合川での科学的調査の目的、測定結果(計測数値)が意味することを学習者が理解する。
- 体験の言語化、視覚言語化により、体験を記憶に留める。
- つくりたいメッセージアニメをイメージする。
- ワークシート「体験したコト、アニメにしたいコト_アイデアノート1」に、学習者が個々に記入した。
- 単語や短い文章(キーワード)、イラストなどの得意な表現で記入。
- ワークシートの項目:
- ‒落合川でおもしろかったコト
- ‒落合川で見つけたモノ、コト
- ‒もっと知りたいコト
- ‒アニメにしたいコト
- ‒アニメを見てもらいたいひと
- ‒今日の感想(1日目のワーク修了後に記入)
- 記入後、各人が発表。
- 講師が、測定結果(速報)を解説し、学習者の「もっと知りたいコト」などに回答し、説明を加えた。
ステップ2 ビジュアルエクササイズー1日目(これ以降はグループワーク)
- 《ワークの目的》
- カメラ(タブレット内蔵)の扱い方とアプリの操作に慣れる。
- 撮影対象を肉眼で見る時とカメラを通して見る時の見え方の違い、フレームレート(1秒の映像に必要なコマ数)と撮影に必要な時間など、体験的に習得する。
- 各人がステップ1で整理した体験をアニメに置き換える練習。
- 川で見つけた「宝もの」で、短いアニメを短時間(10分間)でコマ撮りした。
- コマ撮り用アプリ「ストップモーションスタジオ」とタブレットを用いて撮影した。
- アプリの操作は指導せず、学習者とグループリーダーが話し合いながら撮影した。
- 撮影終了後、グループリーダーがストップモーションスタジオのデータを映像データ(MP4)に変換。
- 全員で、アニメを鑑賞した。
ステップ3 物語を考える:模造紙ブレストー1日目
- 《ワークの目的》
- ステップ1で各自整理した「アニメにしたいコト」を、話し合いによりグループの物語へ発展させる。
- 模造紙ブレスト:模造紙に学習者が興味あるコト/モノやアニメにしたいコト、またグループでアニメにしたい物語や主人公を書き出した。
- 文字記述だけでなく、絵でも表現された。
- グループリーダーが話し合いを進行し、話し合いの結果をワークシート「グループ話し合い記録_アイデアノート2」に記録した。
- ワークシートの項目:
- ‒キーワードを考えよう
- ‒キーワードをつなぐアイデア <5W1H>を決めよう
- ‒物語のプロット(あらすじ) <はじまり→発展→終わり>か<起承転結>を考えよう
- ‒伝えたいコト もっとも伝えたいコトを確認しよう
- ‒伝えたい相手 だれに伝えたいかを確認しよう
- 水の会メンバーがグループの話し合いを聞きながら、補足説明などをして、科学的な体験の物語化、アニメ化を補助した。
- 話し合いが進んだグループは「4画面物語(簡易的なストーリーボード)」を書き始めた。
ステップ4 アイスブレイク「ひらめき・インスピレーション」ー2日目 冒頭
- 《ワークの目的》
- 模造紙に描かれた絵「落合川の湧水のイメージ」に、学習者が絵やことばなどを描き加える(リメイクする)ことで、1日目の体験記憶を呼び戻し、イメージ(視覚言語)化を促す。
- グループリーダーが「落合川の湧水のイメージ」をグループのテーブルに広げた模造紙に描いておいた。
- 学習者がクレパス、色鉛筆、カラーマーカーなどで絵やことばなどを描き加えた。
ステップ5 物語を考える(アニメの設計):4画面物語(簡易的なストーリーボード)ー2日目
- 《ワークの目的》
- ステップ1とステップ3の文字中心の情報を絵、アニメに置き換える。
- 物語、プロットをシーンに分けて、映像・アニメの時間の流れを設計する。
- 制作を計画し、計画に沿って時間内に完成することを学習者に意識させる。
- ワークシート「4画面物語(簡易的なストーリーボード)」でアニメを設計した。
- ‒物語をシーンに分けて、アニメの展開を決める。
- ‒制作の分担と担当を決める。
- ‒キャラクター、背景、小道具などの材料や制作手順などを決める。
- ‒セリフやナレーション、サウンドを設計(入れる/入れない)。
- ‒タイトル、エンドクレジット、グループの名前を決める。
- ストーリーボードを確認しながらコマ撮りするよう期待したが、実際の撮影では仲間同士、リーダーと話し合いながら、その場の流れで撮影を進めた。
- ワークシート記述により、グループ内でアニメの完成イメージや制作すべきことを共有でき、計画的な制作の一助になった。
ステップ6、7 撮影の準備、コマ撮り撮影ー2日目
- 撮影の準備(キャラクター、背景、小道具の工作)は90分間、コマ撮りは60分間と決め、時間を超えずワークを進めた。
- 完成したアニメはグループリーダーが映像データ(MP4)に変換した。
ステップ8 発表、ふりかえり(対話鑑賞-アイデアの泉)ー2日目
- 《ワークの目的》
- 体験から伝えたいコトを見出してアニメで表現したワークと、学習者がグループリーダーとの対話、参観者などのコメント記述を読むことで、体験で学んだことを内省する。
- 学習者各自が想定した通りにできたこと、できなかったこと(メッセージアニメの完成度)をふりかえり、学習者が次の目標(やってみたいこと)を考える契機とする。
- 対話鑑賞
- 発表に不慣れな学習者でも、アニメに込めたメッセージや伝えるために工夫したことを発言しやすくするため、質問形式で「伝えたいコト」を深掘りする。
- メッセージアニメから伝わったコトを言語化する。
- アイデアの泉
- 2日目のアイスブレイク「ひらめき・インスピレーション」の模造紙に、学習者、参観者、講師が感想や思ったこと、グループの仲間へのことばなどを書いた「ポストイット」を貼る。時間が限られたワークでは発言より、全員がコメントを表明しやすい。
- ポストイットのコメントを読むことで、学習者は「見るひと」がどのようにメッセージアニメを鑑賞したか、伝えたいコトは伝わったかなど、ふりかえる。
当日紹介あるいは配布した資料
- 黒目川(浜崎黒目橋~上流の新高橋) 地図 (親しむ会 トミタ作製)
- 水深が深く、危険な場所を濃い色で描き、学習者に注意喚起した。
- 黒目川の水質と生きもの (親しむ会 トモキ作製)
- 黒目川の生きもの-鳥、植物、外来生物 (親しむ会 松永健司作製)
- 新河岸川水系水環境連絡会発行「新河岸川流域・里川の魚たち」
- 黒目川 川まつ(8/26開催) ちらし
アニメ制作の機材、道具と材料
- 事務局が機材、道具と材料をすべて準備したが、学習者の私物を持ち込んだり、身近にある文房具やモノ(紙コップ、ペットボトルと蓋、人形など)を使ってアニメは撮影できる。
- 機材
- 道具と材料
- ハサミ、カッター、定規、ペンチなど
- 色エンピツ、エンピツ、消しゴム、クレヨン/クレパス
- 水性のカラーペン
- 糊、ボンド
- 養生テープ、マスキングテープ、ソフト粘着剤(ひっつきむし)など、何度でもつけ外しができると便利
- 目玉クリップ、クリップ:機材の固定、切り絵を自立させるのに使える
- 新聞紙
- 色画用紙、色紙、色フェルト、色セロファン
- 小麦粘土、クラフトモール、手芸用針金
- 白い紙
- 風船
- コマ撮りアプリ
- コマ撮りアプリ「Stop Motion Studio(ストップモーションスタジオ)」の無料版
- Android版(スマートフォン、タブレット)はGoogle Playよりダウンロード
- iOS(iPhone、iPad)はApp Storeよりダウンロード
- 当日配布資料:Stop Motion Studioをつかった「こまどりアニメ」のつくりかた♪ (あしたのんき作製)
- コマ撮りアプリ「ストップモーションスタジオ(Stop Motion Studio)」の操作
学習者に促した、調べ学習
- アニメーテッドラーニングらぼ(ALLjp)のウェブサイトと、当日配布・閲覧資料を提供し、学習者に調べ学習も促した。
- ≪水循環≫
- アニメ「水のおはなし」(内閣官房水循環政策本部事務局)>>
- アニメ「yec公式動画 INSIGHT #01 | 水循環」>>
- 水の循環をもっと知りたくなったら、ここも見てみよう(ALLjp制作「水のキーワード」集>>
- ≪黒目川を調べる≫
- 朝霞市発行「くろめがわ グリーン トレイルマップ 6 おてがるくろめコース」>>
- 朝霞の生き物マップ(朝霞市みどり公園課が環境関係諸団体の市民といっしょに作成した資料)(PDF)>>
- 朝霞市博物館のギャラリー展示図録「黒目川の散策」
- 朝霞市教育委員会のウェブサイト「ふるさと朝霞の歴史」に黒目川と人びとのくらし(社会とのかかわり)>>
- ≪現代の黒目川と人びとの暮らし≫
- 埼玉県の朝霞県土整備事務所がおこなう「川のまるごと再生プロジェクト」の関連ウェブサイトを紹介した。
- この再生プロジェクトは土木学会の賞も受賞。受賞の理由として、「(略)黒目川は、「残った川」ではなく、「残した川」だからである。治水と環境とを両立させながら、市民参加の議論のなかで、これだけのすばらしい空間を残した。ゆるやかな蛇行を大切にし、人々が歩きながら、変化する川の表情を楽しむよう、いくつもの努力がさりげなく風景のなかに埋め込まれていた」と評価したと紹介した。
- ≪川あそびを安全におこなう情報≫
- ≪コマ撮りアニメのつくり方≫
6.ワーク2日間の内容、当日の進行
2023年8月22日 1日目の内容、当日の進行
- 黒目川で活動、川の体験の整理
時間 | 内容 |
10:10 | 【ワークショップ開始】 |
①自己紹介 名前、呼んでほしい名前、学校・学年/講師は専門分野 ②オリエンテーション 2日間の予定、1日目の予定、移動と川あそびの注意点、「宝もの」を1つ以上持ち帰ること。 | |
10:20 | 黒目川へ移動。 |
10:30 | 黒目川 浜崎黒目橋下到着。 |
③川あそび 川あそびの先生・先輩の自己紹介:小林一己、ウチダ、トミタ 川あそびのリピート ●スケジュール、体調管理 ●「宝もの」を1つ以上見つけて、持ち帰る。 ●ゴミ拾い:見つけたら、拾う。 ライフジャケットの着用説明後、着用:トモキが指導。 地図イラストを使って、活動エリアの説明:トミタが説明、 さかな捕り方の説明:ウチダとトミタが説明、 集合写真撮影 | |
ゲリラ雷雨のため、川の中に入れず、浜黒橋下から移動もできず待機。 さかな捕り、環境・植物の観察を中止。 代わりに、 ●親しむ会が事前に捕獲した、複数のさかなを小袋に入れて回覧しつつ、ウチダとトミタが解説。 ●環境市民会議が急きょ採取した植物(外来種、在来種)を見せながら、松永と長谷川が解説。 | |
12:20 | 産文センターへ移動 産文センター停電(冷房停止、補助電源の電灯)。 |
12:40 | センターで昼食。 ※親しむ会メンバーが黒目川で捕獲した生きもと水槽をセンターに移動。 |
13:15 | ③川での活動の補足説明、解説 |
ウチダとトミタが、黒目川で捕獲したさかな類の補足説明をした。 | |
④川で発見したこと、考えたこと、感じたことを整理する 各自が、ワークシート「体験したコト、アニメにしたいコトアイデアノート1」を記入。 | |
13:40 | ⑤ビジュアルエクササイズ |
コマ撮りあそび:雷雨のため黒目川から「宝もの」を持ち帰りできず、代替物を使ってコマ撮りした。 アプリでコマ撮り原理の理解。試行錯誤しながら、「動く」を表現に挑戦した。 アニメを、全員で視聴した。 | |
14:25 | 休憩 |
14:35 | ⑥だれだれクイズ |
「〇〇が得意なひと、△△が好きなひと」の挙手(グループの仲間をよく見て、得意なことを知る)。 | |
14:45 | ⑦物語を考える |
模造紙ブレスト:ワークシートで整理したコトを物語へ発展させた。 トモキ、ウチダ、トミタがグループに入ったり、巡回して参加者の緊張をほぐし、グループワークを補助。 話し合いの記録:グループの中学生が話し合ったポイントを記録。 ワークシート「グループ話し合い記録_アイデアノート2」。 | |
物語化:キーワード、イラストなどをつなげた。 ワークシート「4画面物語(簡易的なストーリーボード)」は2日目へ持ち越した。 | |
15:30 | ⑧中間発表 |
グループで話し合った「伝えたいコト」とアニメの素案(模造紙ブレス)を発表した。 | |
15:45 | ⑨まとめ |
2日目の予定。 宿題:アニメのタイトル、グループの名前を考えてくる。 ワークシート「体験したコト、アニメにしたいコトアイデアノート1」の「今日の感想」に回答。シート回収。 | |
16:00 | 【ワークショップ終了】 |
- 学習者の「もっと知りたいコト」に、水の会ウチダ、トミタ、トモキが日ごろの黒目川観察やさかな獲りなどから知り得たこと、自ら学習したことを話した。
- 事務局: みんなの質問すべてに答えません。自分でも調べてほしい。
- また、あさか環境市民会議のメンバーは里山(さとやま)の保全をしている。興味持ったら、活動に参加すると良いでしょう。
- 水の会メンバーが雷雨前に黒目川で捕獲したさかな類は浜崎黒目橋下で解説し、センターに持ち込んで観察できるようにした。
- オイカワ(婚姻色が現れたオス-写真)
- ヌマチチブ
- ボラ
- ウキゴリ
- アユ
- アメリカザリガニ
- ヤゴ
- <もっと知りたいコト さかな>
- 質問:年齢、寿命、どれくらいの大きさになるか?
- ウチダ:ヌマチチブは、15cmくらいになる。自然下では約1年、飼育下では3年生きることもある。
- 質問:雨の時は魚はどこにいる?なぜさかなは岸に逃げるの?
- ウチダ:魚は、安心なところを知っている。
- <黒目川の水質と生きものについて>
- トモキが作製した資料「黒目川の水質と生きもの」を解説した。
- トモキ: 水質(すいしつ)と水循環(みずじゅんかん)で水辺の環境は成り立っている。
- ゲリラ豪雨で降った水が川に集まり、海にいく、太陽に熱されて雲になる。
- 雲として大気に戻るまでの循環を「水循環(みずじゅんかん)」と言う。
- 今日の大雨は、太平洋側で蒸発した水がゲリラ豪雨になったり。
- 見ただけではわからなくても、水質を調べるとわかる。たとえば、湧水(ゆうすい)、土から湧き出した水は鉄やケイ素が多く含まれる。
- 質問: 黒目川はどこから来るのか?
- トモキ: 「さいかち窪(さいかちくぼ)」(東京・東久留米市)という、小平霊園にある池が黒目川の源流。
- たまろくナビ さいかつ窪>>
- 260万年前から今日までのことを地理学の用語で「第四期」といい、その最初の頃に黒目川ができた。
- 多摩川(たまがわ)の石がたくさん溜まり、武蔵野台地(むさしのだいち)をつくった。
- 多摩川がもともと流れていた窪みが黒目川になった。
- 川の蛇行(だこう)について
- トモキ:川の水は曲がり、蛇行する。なぜ曲がるか、理由はわかっていないが、どうしても曲がる。
- 水が曲がる時に、流れが速いところと遅いところ、浅いところ深いところが出てくる。
- それぞれの場所を好むさかなが集まる。川が変化に富むことが、何種類ものさかながいる理由になる。
- 指標生物(しひょうせいぶつ)について
- トモキ:すんでいる生きもの(虫、甲殻類、貝など)を調べると、水質がよいか、悪いかがわかる。水質を教えてくれる生きものを「指標生物(しひょうせいぶつ)と呼ぶ。
- たとえば、アメリカザリガニは汚い水のところにいる。からだが丈夫だから、汚い水でも生きていける。
- コオニヤンマ、トビゲラもいる。
- 黒目川はきれいか、汚いかでいうと、きれい。
- 何を基準にきれい汚いかというと、さまざま。人間の基準、さかなの基準、川の基準など。
- 水の循環(じゅんかん)について
- トモキ:(雨として降った)水はほとんど地下水になってから湧き上がってくる。川は地下の水が補給されている。
- しかし、家が建ったりして、地下に水がしみ込みにくくなると、循環(じゅんかん)ができない。
- それで、今日のように(短時間に多くの雨が降ると)、黒目川はあんなに急に水位が上がった。
- <ゴミに関して>
- 事務局: ペットボトルはゴミ?
- 学習者: 飲んだらゴミになる。
- 事務局: タブレットはゴミ?
- 学習者: ちがう。使えるから。
- 事務局: 身近なところで考えてみよう。これはゴミか?ゴミじゃないか?
- だいじに作られて売られても、ぽいっと捨てたらゴミになる。
- トモキ: すべては法律が基準。人間が価値を見出せるものはゴミではない。
- 事務局: みんなで考えよう。ゴミはどこから来るか。
2023年8月23日 2日目の内容、当日の進行
- 川の活動を物語へ
時間 | 内容 |
10:10 | 【ワークショップ開始】 |
①オリエンテーション 2日目の予定、ゴール 集合写真撮影 | |
10:20 | ②黒目川ふりかえり・黒目川の散歩(1日目に雷雨のため川での活動を縮小したため) |
●悪天候時の危険行為への注意喚起:1日目にトミタが「雷雨中に川に入って怖かった」、「おとなでも腰まで水に浸かると流される」と話して学習者の注意喚起をした。 ●浜崎黒目橋~東林橋間の土手を全員で歩き、トモキ、ウチダ、トミタが説明しながら見学した。 | |
11:10 | ③アイスブレイク |
ひらめき・インスピレーション:黒目川をイメージした絵に、絵やことばなどを描き足した。 ウチダとトミタが元の絵を事前に描いておいた。 | |
11:30 | ④物語の完成 |
物語とワークシート「4画面物語(アニメの設計図)」を完成させた。 タイトル、エンドクレジット、グループの名前を決めた。 グループの話し合いは、中学生や積極的な参加者がリードして進行した。 | |
11:50 | ⑤撮影の準備 |
役割分担して、キャラクター、小道具、背景などを作成した。 撮影ステージ設営:タブレット+三脚 5組、タブレット+ワイヤーフレーム 1組。 撮影前に撮影可能域、撮影に適したキャラクターの大きさなどを確認するよう指導。 | |
12:40 | 昼食 |
13:00 | ⑥撮影 |
コマ撮りアプリで撮影を続行した。音入れをしたグループなし。 タイトルとエンドクレジットを撮影した。 MP4へデータ出力。 | |
14:10 | 休憩 参観の家族などが入場。 |
14:30 | ⑦アニメの発表 |
グループ毎にメッセージアニメを発表:グループ名、各人の名前、タイトルを述べてから上映。 | |
⑧ふりかえり 対話鑑賞-アイデアの泉 対話鑑賞:事務局が、メッセージアニメを発表したグループのメンバーに、アニメで伝えたいコトに関する質問を複数出しながら、アニメを掘り下げた。 他のグループに感想などを求めなかった。 | |
アイデアの泉:全員がポストイットに、「アイデア」(感想や思ったこと、グループの仲間へのことばなど)を書いて、「ひらめき・インスピレーションの模造紙」に貼り付けた。 学習者はポストイットに書かれたコメントを読み、見るひとがどのような感想等を持ったかを確認した。 | |
15:30 | まとめ |
親しむ会のトモキ、ウチダ、トミタが感想などを述べた。 メッセージアニメを完成させた褒美にお菓子の小袋を学習者全員に贈った。 事務局、全体のまとめ、連絡事項。 黒目川 川まつり(8月26日開催)のお知らせ 参加者’学習者)アンケート(Googleフォーム)への回答依頼。 | |
16:00 | 【ワークショップ終了】 |
7.スタッフのワークショップ評価
- 講師と事務局スタッフのアンケート回答(終了後実施)
- 回答者 5名: 黒目川の講師(環境市民会議) 1名(生態系保護指導員)
- 黒目川の川あそびの先輩(親しむ会) 3名(大学生1名、高校生2名)
- 運営 1名
- 回答者 5名: 黒目川の講師(環境市民会議) 1名(生態系保護指導員)
- Q1 1日目の内容(学習者の様子から感じた評価)
参加者の学齢に適した内容と分量だった。 | 4(講師1、先輩2、運営1) |
参加者には難し過ぎた。分量は適切だった。 | 0 |
参加者には難し過ぎた。分量も多かった。 | 0 |
参加者には難し過ぎた。分量は少なかった。 | 1(先輩1) |
参加者には簡単過ぎた。分量は適切だった。 | 0 |
参加者には簡単過ぎた。分量は多かった。 | 0 |
参加者には簡単過ぎた。分量も少なかった。 | 0 |
その他 | 0 |
- Q2 2日目の内容(学習者の様子から感じた評価)
参加者の学齢に適した内容と分量だった。 | 3(先輩2、運営1) |
参加者には難し過ぎた。分量は適切だった。 | 0 |
参加者には難し過ぎた。分量も多かった。 | 0 |
参加者には難し過ぎた。分量は少なかった。 | 0 |
参加者には簡単過ぎた。分量は適切だった。 | 1(先輩1) |
参加者には簡単過ぎた。分量は多かった。 | 0 |
参加者には簡単過ぎた。分量も少なかった。 | 0 |
欠席した。 | 1(講師1) |
- Q3 Q2の質問で「難しかった」「簡単だった」と回答された方へ どのようなところか記入。(自由回答)
- 個人差だと思うが、忙しくしている子と暇している子がいたため。(先輩)
- Q4 2⽇目のグループの話し合いはどうだったか?(複数回答)
全員が積極的に話し合いに参加していた。 | 2(先輩1、運営1) |
話し合いをリードして、進⾏を助ける参加者がいた。 | 3(先輩2、運営1) |
⾃分の意⾒ばかり⾔って、話し合いに非協⼒的な参加者がいた。 | 0 |
意⾒を⾔わず、話し合いに非協⼒的な参加者がいた。 | 1(先輩1) |
開始前の説明が不十分で、何をするかを理解していない参加者がいた。 | 0 |
ワークシートやブレストの⽅法を改善した⽅がよい。 | 0 |
欠席した。 1日目、川への移動ではスタッフの声かけにしっかり応え、周りが見えている印象です。 | 1(講師1) |
- Q5 1日目の練習を含め、アニメ制作はどうだったか?(複数回答)
全員が積極的に参加していた。 | 2(先輩1、運営1) |
全員あるいはほとんどの参加者は楽しそうに活動していた。 | 3(先輩2、運営1) |
グループの輪に入れず、⼿持ち無沙汰そうな参加者がいた。 | 1(先輩1) |
絵や図⼯が得意でない参加者には難しかった。 | 0 |
ほとんどの参加者には難しかった。 | 0 |
アニメ制作の練習が⾜りなかった。 | 1(先輩1) |
コマ撮りアプリの使い方の説明が足りなかった。 | 0 |
開始前の説明が不十分で、何をするか理解していない参加者がいた。 | 1(先輩1) |
欠席した。 | 1(講師1) |
- Q6 2日目のアニメの発表のやり方はどうだったか?
良かった。 | 4(先輩3、運営1) |
良くなかった。 | 0 |
欠席した。 | 1(講師1) |
- Q7 アニメ発表後のふりかえり(対話鑑賞)はどうだったか?
良かった。 | 4(先輩3、運営1) |
良くなかった。 | 0 |
欠席した。 | 1(講師1) |
- Q8 ふりかえりの「良かった点」、「悪かった点」はどこか?(自由回答)
- アニメの説明をすることで、より分かりやすくなっていて良かった。(先輩)
- 良かった点は楽しそうだった。(先輩)
- 子ども達のポストイットを見る時間が無かったため、具体的には挙げられないが雰囲気が良かった。(先輩)
- 自分のグループ以外のアニメに対して意見や感想を言い合う時間が十分持てると良かった。グループ数が多かったので時間的に難しいですが。(運営)
- Q9 ふりかえり後の「アイデアの泉」はどうだったか?
良かった。 | 4(先輩3、運営1) |
良くなかった。 | 0 |
欠席した。 | 1(講師1) |
- Q10 アイデアの泉の「良かった点」、「悪かった点」はどこか?(自由回答)
- より考えを深めることが出来ていて良かった。(先輩)
- 良かった点はうまかった。悪かった点はどうしてそこまでかくのかわからない。(先輩)
- ウチダ、トミタの(黒目川をイメージした)絵が良いきっかけになっていた。(先輩)
- ポストイットで感想を貼っていくのはとても良いアイデアだと思う。それを発表したりフィードバックする時間があると良かった。(運営)
- Q11 あなたにとって、このワークショップはどうだったか?
とても楽しかった。 | 3(先輩2、運営1) |
とても楽しかった。 関心のあることは積極的に耳を傾け、雨で川に入れなかった事への感想を述べたり、 とても素直な反応が新鮮でした。 | 1(講師1) |
楽しかった。 | 1(先輩1) |
とても退屈だった。 | 0 |
- Q12 あなたは、このワークショップで学んだことはあるか?
多く学べた。 | 3(講師1、先輩1、運営1) |
少し学べた。 | 2(先輩2) |
学ぶことはなかった。 | 0 |
- Q13 あなたにとって、このワークショップの前と後でなにか変化はあったか?
あった。 | 2(講師1、運営1) |
なかった。 | 2(先輩2) |
どちらとも言えない。 | 1(先輩1) |
- Q14 Q13の質問の回答の理由やどのような点を記述。(自由回答)
- 子ども達の素直な反応に改めて感心しました。目がキラキラ輝いていて希望を貰った。(講師)
- 黒目川についてよく知ってるから。(先輩)
- たいして活躍出来ていない為(先輩)
- 子どもたちの可能性は無限で、天候が悪かろうが、コマ撮りアニメが初めてだろうが、何からでも学べる。そういう柔軟な環境や雰囲気、Plan Bの準備等も必要であることがあらためてわかった。(運営)
- Q15 アニメーテッドラーニングのワークショップの指導や参加者として、これからも参加したいか?
ぜひ参加したい。 | 2(先輩1、運営1) |
状況次第で参加したい。 | 3(講師1、先輩2) |
参加したくない。 | 0 |
どちらとも⾔えない。 | 0 |
- Q16 アニメの制作や発表は学校や社会での学び、あるいはコミュニケーションに利⽤できると思うか?
そう思う。 | 3(講師1、先輩1、運営1) |
そうは思わない。 | 0 |
そう思うが、現実的には難しい点がある。 | 1(講師1) |
- Q17 Q16の質問 の回答の理由(利⽤できる/できない、難しい点)を記述。(自由回答)
- 一人で作るのではなくグループで作ることに意味を感じる。(1日目午前しか参加できず)個々人が用意した宝物をグループの他のメンバーがどのような反応したかを見たかった。組織の中では、個人が大切にしている物は会社の意向・組織の目標が優先され、なかなか表にでない。このような企画は人の意見に耳を傾けるきっかけになる。と思います。(講師)
- 学校などでの感想文をアニメにすることはありだと思う。(先輩)
- アニメを作ることがほとんど無いから。(先輩)
- 私達の世代は学校にクーラーもなかった世代なので、学校でタブレットを使ってどの様な教育を行っているのか想像も出来ない。ましてや学校教育でアニメをどのようにテーマづくりしていくか考えられない。(先輩)
- アニメのストーリー作り、実際の制作をグループで行っている子どもたちを見ていて、コミュニケーションの手段やトレーニングに使えると実感した。大人も同様だと思う。(運営)
- Q18 アニメーテッドラーニングらぼの運営について (複数回答)
スタッフが足りない。 | 2(先輩1、運営1) |
スタッフの運営経験が乏しい。 | 0 |
予定変更時の対応が拙い。 | 2(先輩1) |
関係者への連絡内容が不十分だ。 | 0 |
関係者との連絡手段が適切でない。 | 0 |
準備資料などがわかりにくい。 | 0 |
該当することはない。 | 2(講師1、先輩1) |
- Q19 運営や内容で気づかれたこと、改善すると良いと思われることがあれば記述。(自由回答)
- マンマンパワーにつきると思う。目標をスタッフ全員が理解していればゴールへ到達できる。今回はミーティングと連絡が都度あったので全体の動きが見えた。Lineは良かった、メールは全員返信で無いと誤解が生じるかもと思いました。(講師)
- 市民活動家とは皆、自分のやりたい事を勝手にやっているだけの人なので「自身の思い」に同調してくれなかったとしても、やる気が無いなどと判断するのは失礼。市民活動家ではない仲間を増やす方が楽だと思います。(先輩)
- 今回、魚や自然の先生たちがいて子どもたちの興味に応え、引き出してくれたことはとても良かったと思う。アニメの設計図作り、制作については、実際には朝霞五中の生徒が自然にリーダー的役割を担ってくれたおかげでまとまったが、準スタッフ的動きをしてくれる人員がいてくれると助かると思った。
- 今回33名というこれまでにない多数の参加を得て、運営は大変でもあるが活気があってアニメの作り方も多様で、数の力というのもあるな、と感じた。
- アニメのステージを作っていた時、はみ出さないようにステージをしっかり決めないと、と助言めいたことを言ったら、はみ出す絵を作りたい、とのことで、子どもたちの考えは柔軟で無限、枠にはめようとしてはいけないな、と思いました。(運営)
- 本ワークショップは、アニメーテッドラーニングの日本における普及促進を目的とし、一般社団法人アニメーテッドラーニングらぼが企画運営しました。
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