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実施報告 落合川であそんで、学んで、思い出をアニメにしよう「落合川と井戸をしろう!」ーアニメーテッドラーニング アニメで考える、伝える、わたしたちのまちと未来 2024 

  • 平成の名水百選のひとつ、東京都東久留米市の落合川(おちあいがわ)とその周辺で小中学生10名が東久留米・黒目川流域 水の会とWater Literacy Open Forum(ウォーターリテラシーオープンフォーラム)のおとなたちと共におこなった井戸(防災指定井戸)、地下水と湧水(わき水)と川を探求した学習をメッセージアニメに置き換えて、発表したワークショップの実施報告です。
  1. 成果:メッセージアニメーションとチームワークのプロセス:メッセージアニメーション→「発表後のふりかえり 対話鑑賞」//「体験したコト、アニメにしたいコト」→「ビジュアルエクササイズ(落合川で見つけた宝もののアニメ)」「物語を考える:模造紙ブレスト」→「グループ話し合い記録」→「4画面物語(簡易的なストーリーボード)」→「ひらめき・インスピレーション」→「アイデアの泉」
  2. 学習者の感想(アンケート回答)
  3. 水の会会長の講評、水の会とWater Literacy Open Forumからお知らせ
  4. ワークショップの概要
    • 実施概要
    • 目的・参加者の達成目標
    • 参加者(学習者)
      • 募集活動
    • 川あそびと学びの先生、グループリーダー、事務局
  5. アニメーテッドラーニング
  6. ワーク2日間の内容、当日の進行
  7. スタッフのワークショップ評価
  • 実施報告書「アニメーテッドラーニング アニメで考える、伝える、わたしたちのまちと未来 2024―落合川であそんで、学んで、思い出をアニメにしよう」(PDF)>>

1.成果:メッセージアニメーションとチームワークのプロセス

グループ1 Water animations ウォーターアニメーションズ

    • メンバー:まゆきがくサメくんはないず/大学生講師:まっさん
    • 川あそびの先生: わっちーえり(1日目のみ参加)
    • タイトル:ドジョウのぼうけん

グループ2 SSOSY ソッシー

    • メンバー:サラシンイチロウユウジオトミモティー/大学生グループリーダー:かはね
    • 川あそびの先生:はせ
    • タイトル:じゅんかんぐるぐる

2.学習者の感想(アンケート回答)

  • 2日目修了後のアンケート 7名回答
  • Q1 ワークショップは
とても楽しかった 5楽しかった 2楽しくなかった 0どちらでもない 0
  • Q2 進むスピードは
ちょうど良かった 6ゆっくり過ぎた 1少し速かった 0はや過ぎて、ついていけなかった 0
  • Q3 ワークショップの長さは
短かった 1ちょうど良かった 6長かった 0
  • Q4 グループの話し合いや作業は
とても楽しかった 6楽しかった 1楽しくなかった 0どちらでもない 0
  • Q5 1日目の活動で、調査の説明・やり方は
よくわかった 5だいたいわかった 2わからないことが多かった 0ぜんぜんわからなかった 0
  • Q6 アニメのつくり方は
よくわかった 6だいたいわかった 1わからないことが多かった 0ぜんぜんわからなかった 0
  • Q7 アニメで「伝えたいコト」 は表現できましたか?
表現できた 6表現できなかった 0どちらでもない 1
  • Q8 あなたが住むまちの川や水に興味をもちましたか?
とても持った 4少しだけ持った 2持たなかった 0どちらでもない 1
  • Q9 ワークショップで、いやなことはありましたか?(自由回答)
  • 「なかった」 3名
  • Q10 同じようなワークショップにまた参加したいですか?
参加したい 7参加したくない 0どちらでもない 0
  • Q11 感想や質問など、自由に書いてください。(自由回答)
  • みんなで面白い作品が作れて嬉しかった。
  • 毎回参加したいです。黒目川も行きたいです。
  • とても楽しかったので、来年も参加したいです。

3.水の会会長表の講評、水の会とWater Literacy Open Forumからお知らせ

  • 東久留米・黒目川流域 水の会 会長 守田さん
  • わたしは板橋に住んでいるが、東久留米のわき水(湧水)に大変関心を持っている。落合川のわき水は東京で最も豊かできれい。落合川と南沢湧水群は環境省の「平成の名水百選」(2017年)に東京都で唯一選ばれた。東久留米の財産。水の会は東久留米の水と環境を学び、守る活動をしている。
  • 今回のワークショップは、みんなが本当に楽しそうだった。勉強を楽しくするのはなかなかできないが、楽しくやっている姿を見て良いなぁと思った。
  • 1日目は落合川に行き、現場でいろいろな経験をした。
  • 普段見慣れた川でも、なぜ水は流れているのか、水はどこから来るのか、実際に行って学び、理解できたことが大きい。
  • 井戸(震災対策井戸)を実際に汲んで体験した。災害で井戸が注目されている。使い方を知るだけでも大変な価値。
  • 落合川の水が健康なのか、水質検査をした。専門的に調べたことは非常に大きい。
  • 子ども向けの体験学習は他にもあるが、体験して終わり。水あそびだけなのもある。
  • このワークショップでは、体験したことを整理して人に伝える、アニメを使って発信する、自分が勉強したことをみんなに知ってもらう。その組み合わせに価値がある。
  • 共同作業でいろいろな意見が出て、同じ目的に向かっておこなうのも貴重な体験。
  • 作品も素晴らしく、今年2年目でアニメの内容も濃くなっている。昨年は声も入っていなかった。
  • 今年はかなり工夫されていた。来年はさらに素晴らしくなるだろう。
  • 発表でずらっと並んでいる姿を見て、大学の卒論プレゼンを思い出した。卒論もこのように、発表して先生方の質問を受ける。自分で調べたことを人にわかるようにプレゼンするのはひとつの技術。
  • 身近なことはなかなか気づかない。なぜ水が流れているか、どこから来るか、風は何故吹くのか、地震はなぜ起こるのか・・・、身近なことを学び、ひとに教えてあげようという姿勢。
  • 「水」から学んで、ますます成長してほしいと思う。
  • 水の会のお知らせ
  • Water Literacy Open Forum(ウォーターリテラシーオープンフォーラム)のお知らせのお知らせ
  • わっちー
  • グループ2のメッセージアニメでは洗剤を使って川に流すと生き物が死んでしまうということだった。
  • 洗剤を使わないとしたら、どうやって洗濯する?手を洗う?・・・という新たな疑問が出る。
  • 10月5日(土)、水道橋の全水道会館で、親子で「水」を学ぶイベントを開催する。
  • 洗剤や水循環、雨を飲むイベントもある。関心あればぜひ参加してください。

4.ワークショップの概要

実施概要

  • 活動日、活動時間、活動場所
活動日活動時間活動場所
2024年8月10日(土)午前9時30分~午後4時(16時)東久留米市 市民プラザ プラザホール
災害指定井戸、落合川、竹林公園
東久留米市立生涯学習センター B1創作室
2024年8月11日(日)午前9時30分~午後4時(16時)東久留米市立生涯学習センター B1創作室
  • 対象: 小学生(5年生以上)、中学生
  • 募集数: 20名(事前申込制)
  • 参加費: 400円(ボランティア保険加入費、熱中症対策費、バス料金)

目的・参加者の達成目標

  • 目的
落合川への関心を高める・落合川を「上から眺める川」から、接して「あそぶ川」「楽しむ川」へ。
・川あそびの危険など、「川」の接し方を子どもに伝える。」。
学びとまちづくり
子どもと大人の交流
・子どもと大人がいっしょにあそび、学び、話し合う(まちづくりの基礎として)。
・武蔵野美術大学の表現を学ぶ大学生、WLOFメンバー大学生と共に学ぶ。
伝えたいコトを物語にする
アニメの発表とふりかえり
・活動で見たこと、知ったこと、考えたことを物語にする(物語の伝達性、説得性)。
・学習者が自力で、物語をアニメにする。
・アニメの完成、発表とふりかえりにより、達成感と自己肯定感を高める。
・ふりかえり:対話鑑賞を用い、学習者のフィードバックから伝えたいコトがアニメ表現で伝えられたかを振り返る。
広報・地域でアニメーテッドラーニングの認知を広める。
共催団体「東久留米・黒目川流域 水の会」にとって・東久留米・黒目川流域 水の会の活動を市民に広める。市内の河川や湧水の保全に係わる仲間を増やす。
・湧水と井戸を通じて地下水のつながり、すなわち東久留米の水環境を落合川と防災対策指定井戸を通じて知り、井戸(地下水)の利用と保全の重要性を学ぶ場をつくる。
 ─保護者への防災対策指定井戸と洪水ハザードマップへの注意喚起
  (市の防災対策に協力)。
 ─井戸等の保全活動に親子参加を促す。
 ─10月開催の市民自主企画講座「地域の水の見守り」の告知。
  • 参加者の達成目標
  • 落合川に親しむ:川の水と環境、水の循環を知る、学ぶ。
  • 井戸で体験活動をして、井戸(地下水)の利用と保全の重要性を学ぶ。
  • 体験(情報、感情、感想)から「伝えたいコト」を整理して、アニメで表現し、伝える。

参加者(学習者)

  • 延べ人数 19名・登録者数 10名
    • 8月10日 9名/小学生 8名、中学生 1名(中学生1名欠席)
    • 8月11日 10名/小学生 8名、中学生 2名
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  • 募集活動
    • 期間:6月中旬開始。
    • チラシ配布:東久留米市の小学校(5年以上)と中学校、自由学園へ配布
      • 東久留米市 市民プラザ、生涯学習センター、地域センター3か所(東部、南部、西部)
      • 多摩六都科学館

川あそびと学びの先生、グループリーダー、事務局

落合川 川のあそびの先生(講師)東久留米・黒目川流域 水の会
もりた(守田優)
はせ(長谷川怜思)
いぬい(乾馨)
Water Literacy Open Forumわっちー(鈴木渉)
まっさん(中央大学生)
個人参加えり
グループリーダー
視覚言語表現の先輩
かはね 武蔵野美術大学
事務局(計画、運営事務)
ファシリテーター
なみさん(浪越徳子) アニメーテッドラーニングらぼの理事
ひとさん(伊藤裕美) アニメーテッドラーニングらぼの理事

5.アニメーテッドラーニング

体験・情報からメッセージアニメーションへの置き換えプロセス

  • 1日目午後以降は、体験・情報からメッセージアニメーション/メッセージアニメへの置き換えプロセスに沿ったワークをおこなった。
    • ステップ1 印象に残ったコトの整理、つくりたいアニメをイメージする
    • ステップ2 ビジュアルエクササイズ(コマ撮りの練習)
    • ステップ3 物語を考える:模造紙ブレスト
    • ステップ4 2日目のアイスブレイク「ひらめき・インスピレーション」
    • ステップ5 物語を考える(アニメの設計):4画面物語(簡易的なストーリーボード)
    • ステップ6、7 撮影の準備、コマ撮り撮影
    • ステップ8 発表、ふりかえり(対話鑑賞-アイデアの泉)
  • ≪アニメーテッドラーニングの文字情報(学習、体験)をメッセージアニメへ置き換えるプロセス≫
高校生WS_画像_ブレストから撮影までのプロセス
  • ワークショップでは、本体験学習とアニメ制作はグループで活動。
  • 学習者10名は、各5名の2つのグループに分かれた。
  • 大学生リーダーとして、まっさんがグループ1、かはねがグループ2を担当した。(まっさんは2日目のみ参加)。

ステップ1 印象に残ったコトの整理、つくりたいアニメをイメージするー1日目 川での体験直後

  • 《ワークの目的》
  • 井戸、落合川、竹林公園(湧水)での科学的調査の目的、測定結果(計測数値)が意味することを学習者が理解する。
  • 体験の言語化、視覚言語化により、体験を記憶に留める。
  • つくりたいメッセージアニメをイメージする。
東久留米WS2024_1日目_アイデアノート1_体験したコト、アニメにしたいコト_ALLjp_4C
  • ワークシート「体験したコト、アニメにしたいコト_アイデアノート1」に、学習者が個々に記入した。
  • 単語や短い文章(キーワード)、イラストなどの得意な表現で記入。
  • ワークシートの項目:
  • ‒体験でおもしろかったコト
  • ‒体験で見つけたモノ、コト
  • ‒もっと知りたいコト
  • ‒アニメにしたいコト
  • ‒アニメを見てもらいたいひと
  • ‒今日の感想(1日目のワーク修了後に記入)

  • 記入後の各人の発表はおこなわなかったが、川あそびの先生が2日目に学習者の「もっと知りたいコト」などに回答し、説明を加え、それぞれの興味を深めるよう促した。

ステップ2  ビジュアルエクササイズー1日目(これ以降はグループワーク)

  • 《ワークの目的》
  • カメラ(タブレット内蔵)の扱い方とアプリの操作に慣れる。
  • 撮影対象を肉眼で見る時とカメラを通して見る時の見え方の違い、フレームレート(1秒の映像に必要なコマ数)と撮影に必要な時間など、体験的に習得する。
  • 午前の活動で見つけた「宝もの」で、短いアニメを短時間(10分間)でコマ撮りした。
  • コマ撮り用アプリ「ストップモーションスタジオ」とタブレットを用いて撮影した。
  • アプリの操作は指導せず、学習者とグループリーダーが話し合いながら撮影した。
  • 撮影終了後、グループリーダーがストップモーションスタジオのデータを映像データ(MP4)に変換。
  • 全員で、アニメを鑑賞した。

ステップ3 物語を考える:模造紙ブレストー1日目

  • 《ワークの目的》
  • ステップ1で各自整理した「アニメにしたいコト」を、話し合いによりグループの物語へ発展させる。
  • 模造紙ブレスト
  • 模造紙に学習者が興味あるコト/モノやアニメにしたいコト、またグループでアニメにしたい物語や主人公を書き出した。
  • 文字記述だけでなく、絵でも表現された。
東久留米WS2024_1日目_アイデアノート2_グループ話し合い記録_ALLjp_1C
  • 講師や大学生リーダーが話し合いをサポートするも、学習者が主体的の話し合いをし、異なる意見を調整しながら伝えたいコトやアニメを構想した。
  • 結果をワークシート「グループ話し合い記録_アイデアノート2」に記録した。
  • ワークシートの項目:
  • ‒キーワードを考えよう
  • ‒キーワードをつなぐアイデア <5W1H>を決めよう
  • ‒物語のプロット(あらすじ) <はじまり→発展→終わり>か<起承転結>を考えよう
  • ‒伝えたいコト もっとも伝えたいコトを確認しよう
  • ‒伝えたい相手 だれに伝えたいかを確認しよう

  • 水講師が話し合いを聞きながら、補足説明などをして、学習者の探究を補助した。

ステップ4 アイスブレイク「ひらめき・インスピレーション」ー2日目 冒頭

  • 《ワークの目的》
  • 模造紙に描かれた絵「落合川の湧水のイメージ」に、学習者が絵やことばなどを描き加える(リメイクする)ことで、1日目の体験記憶を呼び戻し、イメージ(視覚言語)化を促す。
  • 武蔵野美術大学の学生、かはねが「水のイメージ」絵をテーブルに広げた模造紙に描いておいた。
  • 学習者がクレパス、色鉛筆、カラーマーカーなどで絵やことばなどを描き加えた。

ステップ5 物語を考える(アニメの設計):4画面物語(簡易的なストーリーボード)ー2日目

  • 《ワークの目的》
  • ステップ1とステップ3の文字中心の情報を絵、アニメに置き換える。
  • 物語、プロットをシーンに分けて、映像・アニメの時間の流れを設計する。
  • 制作を計画し、計画に沿って時間内に完成することを学習者に意識させる。
東久留米WS2024_1日目_4画面物語_ALLjp_1C
  • ワークシート「4画面物語(簡易的なストーリーボード)」でアニメを設計した。
  • ‒物語をシーンに分けて、アニメの展開を決める。
  • ‒制作の分担と担当を決める。
  • ‒キャラクター、背景、小道具などの材料や制作手順などを決める。
  • ‒セリフやナレーション、サウンドを設計(入れる/入れない)。
  • ‒タイトル、エンドクレジット、グループの名前を決める。

  • 4画面物語で細かな設計はしなかったものの、学習者同士、講師や大学生リーダーと話し合いながら、動きや展開を調整して撮影を進めた。
  • アニメ作成は計画的に、時間内に完了するという意識を持つ一助になった

ステップ6、7 撮影の準備、コマ撮り撮影ー2日目

  • 撮影の準備(キャラクター、背景、小道具の造作)は105分間、撮影は60分間と決めたが、キャラクター造作が進むと、テスト撮影から本撮影となった。前回参加者やアニメ制作経験者がおり、音入れもでき撮影は予定時間より早く完了した。
  • 完成したアニメはグループリーダーが映像データ(MP4)に変換した。

ステップ8 発表、ふりかえり(対話鑑賞-アイデアの泉)ー2日目

  • 《ワークの目的》
  • 体験学習から伝えたいコトを見極めてアニメで表現したワークを、大学生リーダーと学習者の対話や「アイデアの泉」に書かれたコメントを通じて、学習者がふりかえる。
  • 学習者各自が想定した通りにできたこと、できなかったこと(メッセージアニメの完成度)をふりかえり、学習者が次の目標(やってみたいこと)を考える契機とする
  • 対話鑑賞
  • 発表に不慣れな学習者でも、アニメに込めたメッセージや伝えるために工夫したことを発言しやすくするため、質問形式で「伝えたいコト」を深掘りする。
  • メッセージアニメかを言語化する。
  • アイデアの泉
  • アイスブレイク「ひらめき・インスピレーション」の模造紙に、学習者、参観者、講師、学生リーダーが感想や思ったこと、グループの仲間へのことばなどを書いた「ポストイット」を貼る。時間が限られたワークでは、全員がコメントを表明しやすい。
  • ポストイットのコメントを読むことで、学習者は「見るひと」がどのようにメッセージアニメを鑑賞したか、伝えたいコトは伝わったかなど、ふりかえ。

配布した資料

アニメ制作の機材、道具と材料

  • 事務局が機材、道具と材料をすべて準備したが、学習者の私物を持ち込んだり、身近にある文房具やモノ(紙コップ、ペットボトルと蓋、人形など)を使ってアニメは撮影できる。
  • 機材
  • タブレット(Android)のカメラ
  • タブレットホルダーと三脚
  • 画用紙などをカメラ下に敷き、撮影ステージとする
  • スマホでも撮影できる
  • 道具と材料
  • ハサミ、カッター、定規、ペンチなど
  • 色エンピツ、エンピツ、消しゴム、クレヨン/クレパス
  • 水性のカラーペン
  • 糊、ボンド
  • 養生テープ、マスキングテープ、ソフト粘着剤(ひっつきむし)など、何度でもつけ外しができると便利
  • 目玉クリップ、クリップ:機材の固定、切り絵を自立させるのに使える
  • 新聞紙
  • 色画用紙、色紙、色フェルト、色セロファン
  • 米の粘土、クラフトモール、手芸用針金
  • 白い紙
  • カラーモール
  • コマ撮りアプリ
  • コマ撮りアプリ「Stop Motion Studio(ストップモーションスタジオ)」の無料版
    • Android版(スマートフォン、タブレット)はGoogle Playよりダウンロード
    • iOS(iPhone、iPad)はApp Storeよりダウンロード
落合川WS‗のんきさん_練習ワーク1イラスト解説2
配布資料「はじめてのコマ撮り(アプリでコマ撮りをはじめる) >>」(あしたのんき編解説)
  • 「水」の表現 参考教材:「水」を絵とオノマトペで表す

6.ワーク2日間の内容、当日の進行

2024年8月10日 1日目の内容、当日の進行

  • 防災指定井戸、落合川、竹林公園で活動、川の体験の整理
時間内容
09:30 【ワークショップ開始】
名札シールに呼んでほしい名前(ニックネーム)を書く。
②自己紹介 名前、学校・学年
③オリエンテーション
2日間の予定、1日目の予定、活動の注意点。
屋外活動で「宝もの」を1つ以上持ち帰ること。
09:45防災指定井戸へ移動。
10:00防災指定井戸(本町1丁目)到着。
 ④井戸の手押しポンプで水を汲む、水の水質調査
川の調査方法とワークシート「落合川でみつけたモノ・コトを記録しよう!」の記録方法の説明:わっちー。
グループに分かれず、全員で調査した。
落合川、竹林公園へ移動。
④老松橋右岸で落合川に入り、水質調査
④竹林公園で湧水観察、水質調査

2つのグループに分かれて、2か所の湧水とこぶし沢の水質を調査した。
集合写真撮影。
11:20竹林公園出発、市役所へ移動。
11:40
12:00
市役所到着、休憩。
市役所出発。路線バスで生涯学習センターへ移動。 
12:30生涯学習センター到着、昼食。
13:15 ⑤午前の探求学習のふりかえり:発見したコト、考えたコト、感じたコトの整理
調査したことや結果の解説、補足:はせ、わっちー。
13:45⑥発見したコトの整理
ワークシート「アイデアノート①」で、各自が「発見したコト、考えたコト、感じたコト」を整理した。
講師、大学生リーダーがグループに入り、疑問質問に答えた。
14:00⑦ビジュアルエクササイコマ撮りあそび
「宝もの」を使い、コマ撮りアニメのアプリ(ストップモーションスタジオ)とタブレットを用いて、アニメ作成を練習した。
試行錯誤しながら、「動く」表現に挑戦した(アニメ制作や技法などの説明せず)。
14:30休憩
「宝もの」のアニメを見た。
14:50⑧物語を考える
模造紙ブレスト:各自の「考えたコト」、「伝えたいコト」からキーワードを出し、イラストなどの自由な表現でアイデアを描き出した。
ワークシート「アイデアノート②」、グループで伝えたいコトなど、物語の要素を整理した。
15:40⑦まとめ
2日目の予定。
2日目に持ってくる物。
15:50【ワークショップ終了】
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探求学習(現地調査)のふりかえり

  • はせ: 水はどのように流れるか?
  • 学習者: 高いところから低いところへ流れる。
  • はせ: 午前の体験で、土地の高いところから川の低いところへ下がっていくと、水がわいていた。
    • 雨が降ると、水は畑などの地面からしみ込んで地下水になる。地下水は高いところから低いところへ流れ、崖(がけ)の下などでわき出す。わき出した水(湧水、ゆう水)が集まって川になる。
    • 竹林公園の崖の下で水に入った。崖の上では水はわいていないが、下ではチョロチョロと水がわいている。その水が流れて、川になっていた。
    • 地下水と川の水の温度の差は?
  • 学習者: 川は地上を流れるから、(地下水より)夏は温かい。
  • はせ: (東久留米の標高差を示す模型を示しながら)今日は、川の始まりの低いところを歩いた。今日の調査のデータを確認しよう。
  • はせ: 水温、pH、電気伝導率、COD、アンモニウム態窒素、亜硝酸態窒素、硝酸態窒素、りん酸態りんを調査した。
    • 青、緑、黄、赤の色シールを貼った。
    • 水温は青が冷たい、赤が温かい。ほかの結果も値が低いものを青。高いものを赤にしてある。
    • (学習者と対話しながら、数値の傾向を黒板に貼った調査シートに書き出す)
    • 亜硝酸態窒素はわき水も川の水も値が同じ。
    • りん酸態りんはわき水の一部が高い。
    • 硝酸態窒素はわき水の一部が高い。
  • 学習者: pHは差がわかりやすい。中性が多いが、わき水は酸性に近い。北(土地が高い)の方が中性になる。
  • はせ: わき水は酸性。
  • 学習者: わき水は出たばかりでpHが低い。川の水は地上を流れているから、いろいろ混ざって高い。
  • はせ: わき水が一番低く、次に井戸の水、川の水は高い。
    • わき水と井戸の水はちょっと酸性。
    • アンモニウム態窒素はわき水の一部と川の水が高い。
    • CODはバラけている。
    • 電気伝導率は井戸の水が低い。
    • 水温はわき水が低い。
  • 学習者: 川は日光に当たるから高くなる。
  • はせ: 調査結果を見る前に話したのと同じだ。
    • 地下では年間一定の温度であるから、地上に出る川の始まりは夏は冷たい。川で流れると日光で熱くなり、水温が高くなる。
    • 井戸は川の始まりと異なる。
  • 学習者: 井戸の水は深さで異なる。
  • はせ :地下の水も流れやすい場所、流れの早い場所と緩やか(ゆっくりな)場所がある。
    • 調査結果は一般的に言われていることと同じになった。
  • 探求学習(現地調査)のふりかえり 参考資料
    • 「水」について考えよう ― 長谷川怜思 東久留米・黒目川流域 水の会
  • 【探求学習(現地調査)のふりかえり②】 
    • パックテストでわかること ― 鈴木渉 Water Literacy Open Forum
落合川WS2024_わっちー_パックテストで川の調査
  • わっちー: パックテストでわかることを話そう。パックテストでなにがわかるか?
  • 学習者: 水質。
  • わっちー: 100点満点の答え。パックテストでは、水が健康かどうか、水がどのような状態かを調べられる。8項目を調査した。
    • 落合川はきれいだが、汚い川もある。同じ水なのに、なぜこうなるのか?
  • 学習者: ひとが住んでいるから。
  • わっちー: 正解。生活すると水を使う。
    • 質問をしよう。朝から水を使ったと思う。生活のどのようなことが一番水を汚すか?手を挙げて。
    • トイレが1人、風呂が2人、台所が2人。
    • 正解は台所。なぜ、汚い水が出てくるのか?
  • 学習者: 洗剤。
  • 学習者: 油。
  • 学習者: 食べ残し。
    • わっちー: みんなが食べたもの、飲んだものの残りを流すから汚れる。それらが下水になり、川に流れる。下水をきれいにしても残ってしまう汚れがある。
    • 次の質問。ラーメンの汁を流すと、(さかながすめるくらいに)きれいにするのに水はどのくらい必要か?
    • バケツ10杯はゼロ、50杯はゼロ、100杯が多い。
    • 正解は100杯。さかながすめように戻すには、ものすごい量の水が必要。
    • 牛乳の飲み残しを捨てると、さかながすめるくらいまでにきれいにするには何杯の水が必要か?
    • 50杯はゼロ、300杯は4人、600杯は4人。
    • 牛乳は300杯。ラーメンより多く必要。
    • どのくらいきれいになればいいか?
    • CODで見ると、ゼロに近づくと水がきれい。
    • アメリカザリガニは汚い川にすめるが、CODは7以下。
    • 別の実験結果を見てほしい。さっき水道水にコーヒーを少しだけ加えた。CODテストをすると、とても汚い。
    • この水をきれいにするには、ものすごい量の水が必要になる。
    • 今日の検査も現時点だけではわからないことがある。昔はどうだったか?とか。
    • お金に例えると、豚田ブー太郎君は「今日8月10日、50,000円」を持っているとする。
    • 50,000円は今日の時点だが、「去年の8月10日は100,000円」持っていた、あるいは「10,000円」持っていたなら、今日の50,000円の意味が変わってくる。
    • 去年100,000円持っていたなら、ブー太郎君は何に使った?、何買った?となる。
    • 10,000円から50,000円に増えたら、お年玉をもらった?、貯金した?となる。
    • 今日の調査に戻ろう。
    • 今はすごくきれいな状態になっているが、昔はとてもきたなかった、あるいは昔はもっときれいだったとなる。
    • このような変化もテストでわかる。
    • みんなの生活のやり方で、落合川の水がどうなるか変わる。
    • これからどうするか、みんなで考えよう。
  • はせ: 調査結果から、地下水と川の水がつながっているのがわかった。「水の循環」を聞いたことあるひと?
    • みんな知っているね。
    • 降ってきた雨が地面から浸透(しんとう)すると地下水になる。地下水が川にわき出すと川が豊かになる。川の水は海に戻る。
    • どこか1か所でも汚したり、雨が降らなくなると、この循環が止まる。
    • 雨水が地下にしみ込む間、ひとがどのように水を使うか、水をどのようにしみ込ませるか・・・、みんなの子どもや孫の世代の地下水が豊かになるかどうかが決まる。
    • 調査した武蔵野台地はローム層という「ほこり」が堆積した土地だ。5m~8mの厚さがある。
    • 5m~8mの堆積層を水が通過するのは5年~8年掛かる。
    • 雨水がしみ込んでも、すぐに川になるのではなく、これまでの「貯金」なのだ。
    • しみ込んだ水が川に流れるには十数年かかる。
    • 今日しみ込んだ水が川に出てくるのは、みんなが20歳になる頃。
    • 今だけでなく、この先のことを考えて水を使ってほしい。
  • はせ: 水の循環はどこで知った?学校で教わった?
  • 学習者: 気づいたら知ってた。
  • ひとさん: 学校でも水の循環を勉強するんだ?
  • 学習者: もちろん。
  • ひとさん: パックテストで調査した項目が何なのかは説明書を参考にしてください。

2024年8月11日 2日目の内容、当日の進行

  • 川の探究学習をメッセージアニメへ
時間内容
09:35 【ワークショップ開始】
①オリエンテーション
2日目の予定、ゴール
集合写真撮影
09:45②アイスブレイク
ひらめき・インスピレーション:大学生リーダー、かはねが描いた「水のイメージ絵」に、学習者が1日目を思い出しながら、絵や文字を書き足した。
10:05物語を考える(アニメの設計)
アイデアノート1の「もっと知りたいコト」に、はせ、わっちー、まっさんが答えた。
絵本「Water Calling」を参考に、水の描き方の一例を紹介:ひとさん。
アイデアノート②、ワークシート「4画面物語(簡易ストーリーボード)」の作成
・模造紙ブレスト、アイデアノート②→ワークシート「4画面物語」(物語を絵に置き換える)。
・キャラクター、設定(場所、時間など)。
・セリフ、ナレーション、音入れ有無など。
11:00④撮影の準備
・キャラクター、背景などの作成。
・オープニング、エンディングの作成。
・セリフ、ナレーション、音入れ有無を決める。
12:00昼食
12:45④撮影の準備
13:30⑤撮影
・コマ撮りアプリで撮影。
・タイトルとエンドクレジットの撮影。
・音入れ:2つのグループともセリフなどを録音した。
・データ(MP4)の出力。
 
撮影が順調に進み、グループ1は終了時間より早く終了した。
14:30休憩 参観の家族などが入場。
14:45⑥アニメの発表
グループ毎にメッセージアニメを発表:グループ名、各人の名前、タイトルを述べてから上映。
⑦ふりかえり 対話鑑賞-アイデアの泉
対話鑑賞:まっさん(グループ1)、かはね(グループ2)が学習者に制作で工夫したこと、どのような思いを持ってアニメを作成したかなどを質問しながら、アニメを掘り下げた。
アイデアの泉:アイデアの泉:ポストイットに「アイデア」(感想や思ったことなど)を書いて、「ひらめき・インスピレーション」の模造紙に貼った。
ポストイットに書かれたアイデアを見て回った。
15:30まとめ
水の会の会長、もりたがメッセージアニメを講評し、学習者の真摯な取り組みを讃えた
事務局、全体のまとめ、連絡事項。
水の会 11/2フォーラム「地域の地下水の見守り人」案内
Water Literacy Open Forumからのお知らせ
・参加者(学習者)アンケート(Googleフォーム)への回答依頼。
15:45【ワークショップ終了】
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  • グループ1(Water animations ウォーターアニメーションズ)の「アイデアの泉」
  • グループ2(SSOSY ソッシー)の「アイデアの泉」

学習者に促した、調べ学習

  • ≪水循環≫
  • ≪落合川を調べる≫
  • AI図鑑アプリ「パシャっとわかるAI図鑑 ナニコレンズ – Gakken」と「リンネレンズ」のリンク先を紹介した。
  • ≪生活と落合川の水を考える≫
  • ≪落合川の水を調べる≫
  • ≪川あそびを安全におこなう情報≫

7.スタッフのワークショップ評価

  • 講師と事務局スタッフのアンケート回答(終了後実施)
    • 回答者 5名: 落合川の講師(水の会) 2名(専門職 水循環の研究者、地質技術者)
      • グループリーダー(武蔵野美術大学学生) 2名
      • 運営 1名
  • Q1 1日目の内容(学習者の様子から感じた評価)
参加者の学齢に適した内容と分量だった。3(講師1、GL1、運営1)
参加者には難し過ぎた。分量は適切だった。2(講師1、GL1)
参加者には難し過ぎた。分量も多かった。
参加者には難し過ぎた。分量は少なかった。
参加者には簡単過ぎた。分量は適切だった。
参加者には簡単過ぎた。分量は多かった。
参加者には簡単過ぎた。分量も少なかった。
その他
  • Q2 2日目の内容(学習者の様子から感じた評価)
参加者の学齢に適した内容と分量だった。5(講師2、GL2、運営1)
参加者には難し過ぎた。分量は適切だった。
参加者には難し過ぎた。分量も多かった。
参加者には難し過ぎた。分量は少なかった。
参加者には簡単過ぎた。分量は適切だった。
参加者には簡単過ぎた。分量は多かった。
参加者には簡単過ぎた。分量も少なかった。
その他
  • Q3 Q2の質問で「難しかった」「簡単だった」と回答された方へ どのようなところか記入。(自由回答)
  • 水の調査の流れについては大体理解してくれたが、結果の値をどう伝えるのか、水の会としてもっと吟味が必要であると感じた。今回の調査結果や10/14に再度実施する調査結果を踏まえて、再度結果から何を伝えるか熟考したいと思う。(講師)
  • pHや、アルカリ/酸をまだ小学校で習えていなかったので、説明する側も聞く側も少し大変そうに感じました。ただ、川を知るにはこういった実験がいる・良い状態の川とそうでない川が存在するんだ、という興味関心の種が生まれたことはとても良かったと思いました。(グループリーダー)
  • Q4 2⽇目のグループの話し合いはどうだったか?(複数回答)
全員が積極的に話し合いに参加していた。3(講師1、GL2)
話し合いをリードして、進⾏を助ける参加者がいた。4(講師2、GL1、運営1)
⾃分の意⾒ばかり⾔って、話し合いに非協⼒的な参加者がいた。
意⾒を⾔わず、話し合いに非協⼒的な参加者がいた。1(講師1)
開始前の説明が不十分で、何をするかを理解していない参加者がいた。
ワークシートやブレストの⽅法を改善した⽅がよい。
その他
  • Q5 アニメ制作はどうだったか?(複数回答)
全員が積極的に参加していた。4(講師1、GL2、運営1)
全員あるいはほとんどの参加者は楽しそうに活動していた。4(講師2、GL1、運営1)
グループの輪に入れず、⼿持ち無沙汰そうな参加者がいた。1(講師1)
絵や図⼯が得意でない参加者には難しかった。
ほとんどの参加者には難しかった。
アニメ制作の練習が⾜りなかった。
コマ撮りアプリの使い方の説明が足りなかった。
開始前の説明が不十分で、何をするか理解していない参加者がいた。
その他
  • Q6 2日目のアニメの発表のやり方はどうだったか?
良かった。4(講師2、GL2)
良くなかった。
その他:良かったと思うが、もう少しそれぞれの子供に話をさせても
良かったかもしれない。
1(運営1)
  • Q7 アニメ発表後のふりかえり(対話鑑賞)はどうだったか?
良かった。4(講師2、GL1、運営1)
良くなかった。
その他:相手グループ側の意図がどんなものだったか、想像させてみたり、
引き出す工夫が必要だったと反省。
1(GL1)
  • Q8 ふりかえりの「良かった点」、「悪かった点」はどこか?(自由回答)
  • 鑑賞しただけでは気づけなかった製作意図が、子供たちにあったことを知ることが出来た点が良かった。(講師)
  • 良かった点:1人1人の考え方を言語化する方法が勉強になった。コメント:もっとこうしてみたかった という振り返りがあっても良かったかも?(講師)
  • 私は初めて対話鑑賞をしたのですが、子供達の口からスッと思ったことが出てきて、周りの子たちの発言を踏まえて答えたり、違う視点から答えたりできる対話鑑賞の形はとても良いと思いました。(グループリーダー)
  • ここを真似してみたい!という子供たちの声が聞けたのは良かったなと思います。(グループリーダー)
  • ふりかえりも、もう少しそれぞれの子供の声を多く聞きたかったように思う。(運営)
  • Q9 ふりかえり後の「アイデアの泉」はどうだったか?
良かった。5(講師2、GL2、運営1)
良くなかった。
その他
  • Q10 アイデアの泉の「良かった点」、「悪かった点」はどこか?(自由回答)
  • 鑑賞した大人から「アニメがどう見たえか?」を伝えることで、子供たちに客観的な視点の存在を示せた部分は、子供の成長に良い影響を与えるかもしれないと思いました。(講師)
  • 良かった点:背面のイラストを含めて、各班の特色が良く出ていた。(講師)
  • 視覚的にも印象に残りやすいものだし、その場にいた人たちがどのように思ったのか、自分たちが作ったアニメが多くの人たちに届いていることを実感できる形だったと思います。(グループリーダー)
  • 川ってどんな存在だったっけ?と思い出せるきっかけの時間になり、良かったと思いました。(グループリーダー)
  • アイデアの泉をやってみてとても良かった。今後も取り入れていきたい。(運営)
  • Q11 あなたにとって、このワークショップはどうだったか?
とても楽しかった。5(講師2、GL2、運営1)
楽しかった。
とても退屈だった。
その他
  • Q12 あなたは、このワークショップで学んだことはあるか?
多く学べた。5(講師2、GL2、運営1)
少し学べた。
学ぶことはなかった。
  • Q13  あなたにとって、このワークショップの前と後でなにか変化はあったか?
あった。5(講師2、GL2、運営1)
なかった。
どちらとも言えない。
  • Q14 Q13の質問の回答の理由やどのような点を記述。(自由回答)
  • 子供の目線や考えに立って伝える工夫の重要性が学べた。(講師)
  • 研究者が、もっと色々なことを伝える努力をしないといけないと、猛省した。(講師)
  • 実際に子供たちと活動することで、子供達のエネルギーを感じました。やる時の集中力と、吸収力、そしてそれを自分たちの力でアウトプットする力がすごくあって、こちらも圧倒されました。(グループリーダー)
  • 自分自身、川の性質などを調べる術やわき水を知らなかったのでとても勉強になりました。また、子供たちの興味関心を、同じ景色を見ながら引き出していく時間がとても印象に残りました。(グループリーダー)
  • 子どもの可能性は我々が思うよりずっと、どの子にも大きく広がっており、それぞれに感じ、考えていて、外に表現したいんだな、と思った。(運営)
  • Q15 アニメーテッドラーニングのワークショップの指導や参加者として、これからも参加したいか?
ぜひ参加したい。4(講師1、GL2、運営1)
状況次第で参加したい。1(講師1)
参加したくない。
どちらとも⾔えない。
  • Q16 アニメの制作や発表は学校や社会での学び、あるいはコミュニケーションに利⽤できると思うか?
そう思う。4(講師1、GL2、運営1)
そうは思わない。1(講師1)
そう思うが、現実的には難しい点がある。
  • Q17 Q16の質問 の回答の理由(利⽤できる/できない、難しい点)を記述。(自由回答)
  • 有効な手段の一つだと思うものの、かかる手間と時間を考えると、社会に広く普及させていくには何がしかのアイディアが必要だと思う。(講師)
  • 利用できる:文字だと各自で語彙力や表現方法・モノコトの定義が異なり、かえって言葉が足かせになってしまうことがあるが、絵やアニメであれば、自己の内面や考えていることを具現化できるので、第三者にも伝わりやすい。(講師)
  • 子供たちは、最初アニメのストーリーを考えようといったときにどんどん話が壮大になっていってそれもすごいと思ったし、どれも川遊びからたくさん吸収していることがわかる内容でした。ただ、アニメを作るとなると、細かい場面設定が必要だったり、文字や口だけで壮大に話すのとは違って話を整理する役割があったりするなと思います。また、グループで作ることで、集中が続かない子も出てはきますが、個人作業でこれやってと言われるよりも、どんどん仕事、やることを振っていくことで、手を動かしてくれました。これは子供だけの話ではなく、アニメにすることで整理されたり、相手に伝わりやすくなり、コミュニケーションツールとして使えると思います。(グループリーダー)
  • 言葉、あるいは言葉以外の何かに置き換える時間を作る、ということが大事だと思います。その時間は学校や社会でも積極的に取り入れていけるのでは、と思いました。(グループリーダー)
  • アニメは子どもたちにとって身近であり、楽しいこと、やりたいこと。一方、学校や社会やコミュニケーションは、彼らにとって時に義務的であったり押し付けられるイメージもある。楽しいアニメを作りながら自然に仲間とコミュニケーションできたり、もっと学びたいことが出てきたり、自然環境や自分たちの暮らしに興味が湧いたりする様子が、今回のワークショップでも見て取れた。アニメは学びやコミュニケーションのツールとして有望だということが今回も更に実感できた。(運営)
  • Q18 運営や内容で気づかれたこと、改善すると良いと思われることがあれば記述。(自由回答)
  • 今回は参加させていただき、ありがとうございました。不慣れな部分もありましたが、二日間、全員が無事に終えることができ、よかったです。子供たちに負けないようたくさん学ばせていただきました。(講師)
  • 夏休みの開催となると熱中症も不安であるが・・・、もっとじっくりと現場を観察する時間があると良いと感じた。(グループリーダー)
  • 水の会の皆様と一緒に活動させていただいたおかげで、子どもたちの興味がより深くなり、自分たちが調査に貢献したという自信になったり、周りの環境に目を向け、身近なこととして考えることができたと思います。
    • そして自分が学び体験しただけでなく、それをアニメで表現することで、みんなに考えをシェアする、それを見てまたみんなで考えるということにつながったかと思い、今後とも皆様と協働させていただければ幸いです。
    • また、アヤセさんとメイさんの力は素晴らしく、子どもたちからうまく考えや表現を引き出してくれました。見守りリードするお二人のような能力・役割は必須だなと思いました。(運営)

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  • 本ワークショップは、アニメーテッドラーニングの日本における普及促進を目的とし、一般社団法人アニメーテッドラーニングらぼが企画運営しました
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