実践報告と意見交換
≪教育や社会活動で、学びとアニメ表現をつなぐ、広める≫
第4回フォーラム 3/21(祝・火) オンライン開催・参加無料
- 日本流アニメーテッドラーニングのプロセスの開発が進んでいます。
- アニメーテッドラーニングらぼ(以下、ALLjp)は、膨大な文字情報を視覚言語のアニメーション(アニメ)への置き換えプロセスをアニメーテッドラーニングのプラス・スパイラルとして形づくり、共同研究者、市民活動家そして教育者とともに、その実効性を検証しています。
- 22年度は自主企画としてオンラインで「指導者向け講習会」(※)と「高校生と日本語学習者ワークショップ」、小中学生向け対面ワークショップ「黒目川で遊んで、学んで、思い出をアニメにしよう!」を開催しました。また、指導者向けオンラインガイダンスの開発も継続しています。
- 指導者向け講習会に参加した教育者のみなさんが、それぞれの教育でアニメ制作、視覚言語表現を取り入れ、その効果を実感されています。
- アニメ制作の側、教育(学び)の側、それぞれに期待することがあり、また難しいところもあると、実践が進むにつれ見えてきました。
- それぞれの考えと経験を相補いながら、学びや社会活動でもっと視覚言語表現を活用できたらプラス・スパイラルになるのではないか・・・。
- 本フォーラムでは、教育者とALLjpがそれぞれの実践を報告し、アニメーテッドラーニングの肯定的な評価だけでなく、課題などを出しながら、参加者同士の意見交換を計画しています。
- アニメーテッドラーニングをアクティブラーニング、一般教科の授業や種々の活動に採り入れたいみなさん、ぜひご参加ください!
開催概要 アニメ制作と発表で学ぶ アニメーテッドラーニング フォーラム 2022
- 開催日時:
- 2023年3月21日(祝・火)
- 17時~19時30分(日本時間)
- 主催:一般社団法人 アニメーテッドラーニングらぼ
- 協力:
- ●文化学園大学 文化・住環境学研究所
- ●アニメーテッドラーニングにわくわくしている日本語教師グループ(「AWN」)
- 参加費:無料
- 募集人数:30名/事前申込制、定員に達し次第締め切らせていただきます。
- 対象:
- ●アニメーテッドラーニング実践を希望する指導者。
- ●教育や社会活動にアニメーション(アニメ)制作を導入する/導入を検討する指導者。
- ●教育や社会活動での主体的なコミュニケーション力向上を図る実践者や研究者、など。
- ●アニメ作家、アニメのワークショップ指導者、など。
- ●学生のみなさんも奮ってご参加ください。
内容
- 本フォーラムはZoomウェビナーとなります。参加各自でZoomに接続できる環境をご準備ください。
- 実践報告
- ●日本語教育、特別支援教育などの指導者による、視覚言語表現やアニメ制作を取り入れた授業等の報告
- Aya Kamura Mirto氏(あやぽんさん):英国のバイリンガルグループ「おひさまあはは」などで、日本語教育に視覚言語表現を取り入れている。
- 遠藤真理氏(えんまりさん):仏アルザスの日本語補習校で、日本語教育に視覚言語表現を取り入れ、新しい試みも検討している。大学(第2外国語)の学生が高校生と日本語学習者のワークショップに参加。
- ブランド那由多氏(なゆたさん):スイスとドイツ(オンライン)の社会人向け講座などで、言語教育に視覚言語表現を試行している。
- よっしーさん:日本の特別支援学校で高校生の国語、総合的な学習、クラス活動などでアニメ制作を取り入れ、生徒の表現力や達成感に良い影響が出ている。
- ●ALLjpによる「高校生と日本語学習者ワークショップ」、小中学生向けワークショップ「黒目川で遊んで、学んで、思い出をアニメにしよう!」の実施報告
- アニメ制作で学びを深めるために
- 昼間行雄氏(ひるさん)、荒井知恵氏(のんきさん):アニメ制作を教育、社会活動等に取り入れる目的と手段を考える
- アニメーテッドラーニングのワーク時間配分と進行の精査検証ー学びとアニメ表現の二兎追うと、時間が足りない?
- アニメーターにも戸惑いがある-
- ーアニメのクオリティ、どのくらいのクオリティを目指すのか?
- ーもっと教えてあげたいのに。。。
- 昼間行雄氏(ひるさん)、荒井知恵氏(のんきさん):アニメ制作を教育、社会活動等に取り入れる目的と手段を考える
- 意見交換
- 参加者のみなさんと意見交換をしながら、アニメーテッドラーニングのプラス・スパイラルを考えたいと思います。
- ALLjp ひとさん(伊藤裕美)のモヤモヤ
- アニメーテッドラーニングの「高校生と日本語学習者のワークショップ」を進めながら、井上ひさしさんのことば「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく、おもしろいことをまじめに、まじめなことをゆかいに、そしてゆかいなことはあくまでゆかいに」を噛みしめました。
- ワークショップでは「やさしい日本語」をルールにしたところ、日本語話者には「やさしい日本語」は難しかったです。専門用語や漢字ことばなら一言で済むことを、伝わるように書き換える、言い換える。しかし、相手の「伝わる」「わかる」塩梅がわからず、どこまで「やさしく」すればいいと、たびたび手が止まりました。
- ALLjpは「文字情報からメッセージアニメーションへの置き換えプロセス」をカタチにしようと取り組んでいます。アニメは子どもでもわかる、言語なしで何でも通じると思われる向きもありますが、アニメ・映像の表現技法を身に着けなければ思うように伝わらないものです。「もっと上手くできるのに」とか、「技術を教えてあげたい」と思ってしまう。
- ところが、学びを支えるひとたちは、主体的な「学び」、単元目標の到達、仲間づくりなどと目的はさまざま。。。
- わたしはモヤモヤ。
- 実践するひとたち、実践したいひとたち、そしてアニメーション/映像のひとたちがそれぞれ目指すところを話し合い、実践報告と意見交換ができるといいんじゃない?とアドバイスをいただきました。このフォーラムをスタートラインにしたいと考えています。
- むずかしいことをやさしく・・・まじめなことをゆかいに、そしてゆかいなことはあくまでゆかいに!
実践報告者の紹介
- おひさまあはは Aya Kamura Mirto氏(あやぽんさん)
- 日本語教師、関西人。大阪で9年事務職を経て渡英。
- おもしろいこと、楽しいことを大切にする、がモットー。
- 現在、イギリス・ブライトンでカレッジ、小学校、個人授業の他、バイリンガルグループ「おひさまあはは」で日本語教師をしている。
- おひさまあはは HP>>
- https://ohisamasite.wordpress.com/about/
- おひさまあはは Facebook page 小学生 group>>
- https://www.facebook.com/OhisamaAhahaHove.Friday
- あやぽんさんの「イギリス継承語教育アニメーテッドラーニング実践報告」もご確認ください>>
- 視覚言語表現を取り入れ、学習者をやる気にさせる工夫が紹介されています。
- ブランド那由多氏(なゆたさん)
- スイスとドイツ(オンライン)で、主に社会人の小さいクラス(3‐10名)で、日本語やドイツ語の授業を受け持つ。週一回、2時間の授業のことが多い。
- あやぽん、えんまりさん、その他数名の欧州の日本語教師仲間とともに、「国際小噺合同発表会(KKGH)」の運営に関わっている。
- 国際小噺合同発表会(KKGH)は、様々な背景を持つ日本語学習や教師が対等に国や所属、立場を越えて参加し、日本の伝統芸能の小噺を自ら披露できる、優劣を重視しない発表の場。
- https://sites.google.com/view/kobanashifestival/
- よっしー先生
- 東京都内の特別支援学校、教員。
- 高等部の国語、総合的な学習の時間、クラス活動などでアニメ制作を取り入れ始めた。
- よっしー先生は、受け持ち授業等で独自にアニメ制作を取り入れ、アニメーテッドラーニングのフォーラムに初登壇していただきます。
- 右は生徒さんが描いた似顔絵だそうです。
共同研究者の紹介
- 文化学園大学造形学部 教授 昼間行雄氏(ひるさん)
- 1985年から公益財団法人児童育成協会こどもの城で映像の教育普及活動を始め、子どもを対象としたアニメや映像のワークショップ、映画の上映活動、メディア研究、指導者向けの講習会、教育テレビ番組の監修などを行う。映像の教育普及に関する著書として「みるとるあそぶ 保育士・指導者の映像メディア入門」(ソフトマジック)、「映画は楽しい表現ツール」(偕成社)などがある。厚生労働省社会保障審議会専門委員。日本アニメーション学会会員。文化学園大学 造形学部主任教授。
- アニメーテッドラーニング共同研究者。
- 21年度講師を務めた活動:
- 文化学園大学造形学部 准教授 荒井知恵氏(のんきさん)
- 手描きアニメーター、イラストレーター。アニメーションプロダクションに勤務後、2002年よりフリーランス。仕事の傍ら、フリップブック(ぱらぱらマンガ)、絵本、映像等を気ままに製作、発表を続ける。フリップブックへの愛がグループ展の企画に発展。2006年より現在まで、主に東京都内にて不定期に開催。日本アニメーション協会(JAA)会員。文化学園大学勤務。
- http://a-nonki.net/
- アニメーテッドラーニング共同研究者。
- 21年度講師を務めた活動:
撮影、写真・映像等の使用について
- 一般社団法人アニメーテッドラーニングらぼ(以下、当団体)では広報等に使用する目的で、活動中にスタッフが写真撮影をおこなうとともに、ウェブ会議サービスアプリで録画をおこないます。上記の写真や映像、および参加者が活動中に制作した著作物と参加者氏名(イニシャル表記)を、報告書や刊行物、インターネット(ソーシャルメディアサービスを含む)等に掲載することがあります。
- 当団体と共同研究者(上記講師)は共同研究の目的で、(1)の写真や映像、および参加者が活動中に制作した著作物と参加者氏名(イニシャル表記)を、学会や著作物、インターネット(ソーシャルメディアサービスを含む)等で発表することがあります。
お問い合わせとお申し込み
- 参加ご希望の方は下記フォームからお申し込みください。
- お問い合わせはメールでお願いいたします。担当:伊藤。
- メールの表題(タイトル)は「フォーラム2022」としてください。
- info@alljp.org
- 本講習の内容は予告なく変更することがあります。予めご了承ください。
本ワークショップは、アニメーテッドラーニングの日本における普及促進を目的とし、一般社団法人アニメーテッドラーニングらぼが文化学園大学 文化・住環境学研究所との共同研究による成果を基に企画運営いたします。
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