- 日本と中国に住む19名の高校生とグループリーダーの武蔵野美術大学生・大学院生が協力し合い、「水」という社会的にも科学的にも、ローカルにもグローバルにも考察できるテーマについて、3ヶ月間オンラインミーティングやコミュニケーションツールでアイデアを出し合い、話し合いを重ねた上で、デジタルツールを駆使しながらメッセージアニメを作成、発表しました。
- 成果:メッセージアニメーションとグループワークのプロセス
- 参加者の感想、アンケート回答
- 6日目最終発表会での講師講評
- 発表会参観者のコメント
- ワークショップの概要
- 文字情報からメッセージアニメーションへの置き換えプロセス
- ワークショップの全体計画
- アニメーテッドラーニングのプロセスチャート
- ステップ1 事前ワーク ワンページャー(アイデアを1ページにまとめる)
- <レクチャー、ミニワーク、参考映像視聴>
- ステップ2 レクチャー テーマ探求 「水」を知ろう!
- ステップ2 レクチャー テーマ探求 「水」を考える、知る、発展させる
- ステップ2 レクチャー アフリカのマンガ家がえがくアフリカ
- ステップ3 レクチャーとミニワーク 表現の練習 アニメーションをつくろう!
- ステップ3 レクチャーと参考映像 表現の学び いろいろな表現技術のアニメ-ション
- ステップ3 レクチャーと参考映像 表現の学び いろいろな映像表現・構成
- ステップ3 レクチャーと参考映像 表現の学び アニメで伝える
- <リモートワークの練習>
- ステップ3 テーマ探求、表現とグループワークの練習:「ワンページャーの映像」の制作と発表
- <アニメの設計:文字情報からメッセージアニメーションへの置き換えプロセス>
- ステップ4 アニメの設計:文字情報から伝えたいコトを選ぶ、決める
- ステップ4 アニメの設計:水の関心事キーワード出し 共通点、相違点の整理(アイデアノート)
- ステップ4 アニメの設計:講師のアドバイス、プロットの講評 → ワーク:プロットの改善
- ステップ5 アニメの設計:文字情報を視覚言語へ置き換える
- ステップ5 アニメの設計:シーンの設計
- ステップ5 アニメの設計:ストーリーボード
- <アニメーション、仕上げ>
- ステップ6 アニメーションの作成・撮影、ポストプロダクション(編集、仕上げ)
- ワーク6日間の進行、内容
- 講師、グループリーダー、事務局スタッフのアンケート回答
- 実施報告書「アニメで考える、アニメで伝える、わたしたちのまちと未来 高校生と日本語学習者のアニメーテッドラーニング」(PDF)>>
1.成果:メッセージアニメーションとチームワークのプロセス
グループ1 区別研究部
- メンバー:ケンケン(中国在住)、ろえいしん(中国在住)、キャラメル(日本在住)、せな(日本在住)
- グループリーダー:senya(武蔵野美術大学 大学院)
グループ2 海洋クリーン・アンバサダーズ
- メンバー:Yuki(中国在住)、こころ(中国在住)、にこ(日本在住)、なな(日本在住)、キノ(日本在住)
- グループリーダー:ニン(武蔵野美術大学 大学院)、シトウ(武蔵野美術大学 大学院)
グループ3 水の歴史
- メンバー:はやし(中国在住)、秦さん(中国在住)、ひっきー(日本在住)、まこと(日本在住)、キイロ(日本在住)
- グループリーダー:たか(武蔵野美術大学)
グループ4 しずくの大冒険(しずくのだいぼうけん)
- メンバー:チョウチョウ(中国在住)、どうう(中国在住)、シンちゃん(中国在住)、はっぱ(日本在住)、にっしー(日本在住)
- グループリーダー:メイ(武蔵野美術大学)
- タイトル:雫の大冒険(しずくのだいぼうけん)
2.参加者の感想、アンケート回答
参加者、グループリーダーのひとことコメント、感想など
- 最終発表会終了後のふりかえりより
- 国を超えての交流ができたのが楽しかった。グループで協力できた。
- このイベントに参加し、日本の高校生と交流してうれしかった。
- アニメを初めてつくり、いろいろとできないことがあったが、リーダーとメンバーが助けてくれた。ありがとうございました。
- グループのみんなと参加でき、ありがとうございました。おもしろかった。
- みんなが作った動画は本当におもしろかった。「水」についてより理解することができた。
- 参加できない日が多かったが、編集を担当した。みんなが描いたイラストのクオリティが高くて良いものにしたいと思った。完成は直前になったが、楽しかった。
- 中国のメンバーが慣れない日本語で話してくれて、私たちが普通は使わない単語などがふとした時出てきて「きれいだな」と思った。
- ふとした時に気づきがあるワークショップだった。ありがとうございました。
- 参加できる回数は少なかったが、国を超えて、いろんなひとと協力しながらひとつのものをつくる体験は初めてで、おもしろく、学びもいろいろあった。
- 中国からの留学生リーダーと触れ合う、慣れていない所でも日本語でたくさんしゃべりかけてくれたり、そういう勇気を自分も持てたらいいと思った。
- 見習いたい部分がたくさんあった。この経験を活かしていきたい。
- この活動で日本のひとと一緒に「水」に関係するアニメをつくり、いろいろ勉強した。
- わからないことがあっても、講師が教えてくれて、チームワークの重要性もわかった。
- 良い作品がつくれてうれしかった。
- この活動を通して「水」についていろいろな知識が身につき、勉強になった。
- グループのメンバーと一緒にアニメをつくれて楽しかった。みんないい人だと思う。
- これから日本語の勉強をがんばります。
- 本当に勉強になった。仲間の力を感じた。
- みんなで協力しないとできないことがたくさんある。みんなで一つの目標に向かって頑張るのは新鮮ですばらしい体験だった。
- スタッフや講師のみなさん、ありがとうございました。
- 短い時間の中でみんなが協力して、ひとつの作品をつくることができたのが、すばらしい経験だった。
- 中国の流行語に「DDL戦士」というのがある。わたしたちのグループは全員がDDL戦士という感じだった。
- (はるちゃんが、中国ではギリギリ直前まで頑張るひとを「DDL戦士」と呼ぶと解説)
- 最初のグループワークでは通訳してくれるひとがいなくて、中国のメンバーと話すのは緊張したが、回を重ねるごとに作品ができあがるのが楽しかった。ありがとうございました。
- いろいろ学びました。ありがとうございました。
- 短い時間だが、グループのみんなで協力してひとつの作品をつくり上げたのが良い経験になった。
- 頑張って応募して良かった。楽しかった。
- グループリーダー:
- このワークショップに参加してとても楽しかった。
- わたしのグループは、みんな絵が上手くて、ストーリーのアイデアもどんどん出してくれた。
- 作業スケジュールも守ってくれて、編集も時間的に余裕を持ってできた。
- クオリティが良いものができた。メンバーみんなのお蔭。ありがとうございます。
- グループリーダー:
- わたしのグループは4人しかいなかったが、みんなが一生懸命良いアニメをつくってくれた。ありがとうございました。
- 発表前にも一生懸命に作業して、本当にお疲れさまでした。
- 発表を見て、みんながコメントしてくれてありがとうございました。
- グループリーダー:
- みんなの動画を見て「発想力がある」と思った。
- 具体的な問題を解決する動画もあり、「水」の長い歴史にフォーカスする動画もあり、素晴らしいと思った。
- グループリーダー:
- 離れたところに暮らすみんなと一緒に、一つのアニメを作るという機会は少ないので、貴重な機会だった。
- 楽しくアニメをつくることができてよかった。
- グループリーダー:
- みんなと協力しながら参加できてよかった。
- みんなの独創性と質が高い。頑張って作業をしてくれて、助かった。
- このワークを通じて、みんなや個人で作品づくりをする遣り甲斐、難しさや楽しさを感じてもらえればと思う。
- 貴重な経験をありがとうございました。
参加者のアンケート回答
- 6日目最終発表会終了後の参加者アンケートより、一部編集、回答者17名
- Q 発表会はどうでしたか?
- Q 発表会の進むスピードはどうでしたか?
- Q 自分のグループのプレゼンテーションはどうでしたか?
- Q ほかのグループのプレゼンテーションはどうでしたか?
- Q 発表会で、翻訳アプリなどを使いましたか?
- Q ワークショップ(1日目~5日目)は期待した内容でしたか?
- Q ワークショップを通じて、講師のレクチャーや講評、アドバイスはどうでしたか?
- Q グループワークはどうでしたか?(複数回答可)
- 13名 とても楽しかった。
- 4名 楽しかった。
- 0名 楽しくなかった。
- 1名 やることわからなかった。ときどき、やることがわからなかった。。
- 10名 やることが多かった。
- 4名 時間が足りなかった。
- 1名 時間が長すぎた。全体ワークをもっとやりたかった。
- Q 課題「水」を考えたり、グループで話し合うのはどうでしたか?
- Q Slackはどうでしたか?(複数回答可)
- 9名 対面よりも話しやすい。
- 4名 対面の方が話しやすい。テキストだけだと、相手の考えや思いがわかりにくい。
- 6名 対面とSlack、どちらも話しやすい。
- 1名 使いづらい。操作がやりにくい。
- 10名 イラストや動画もアップできて便利。
- 1名 メッセージを見るのが遅い人も多く、相手が既読済みなのか、本当に伝わっているのか分かりづらい。通知をオンにはしていたが、全体連絡などの通知が多くてうるさいことが多かった。
- 1名 まだ日本語を流暢に話せない私のような日本語学習者にとっては、タイピングの方が考える余地があり、より正確に表現できる!
- Q メッセージアニメは、自分の期待通りのクオリティでできましたか?
- Q アニメで、伝えたいコト(メッセージ、アイデア)を伝えられたと思いますか?
- Q スケジュール通りにアニメ制作(自分の担当したところ)はできましたか?
- Q ワークショップ参加前と終了後で、考えなどがかわりましたか?(複数回答可)
- 10名 「水」に関する考えが変わった/深まった。
- 10名 「水」のことをもっと勉強したい。
- 8名 「水」の問題を解決するために行動したい。
- 8名 「水」以外の問題、「水」から派生する問題に興味を持った。
- 4名 アニメが以前よりもうまくつくれるようになった。
- 9名 アニメをはじめてつくれた。
- 10名 アニメでメッセージやアイデアを伝えられると思えた。
- 9名 アニメ制作をもっとうまくつくりたい。
- 6名 日本語の会話と読み書きがうまくなった。
- 12名 母語話者でないひとたち、いろいろな文化のひとたちとの交流へのハードルが下がった。
- 12名 仲間と社会的課題を考えたり、解決に取り組むのが楽しくなった。
- 4名 母語話者でないひととの交流は難しいと思った。
- Q グループのリーダーに伝えたいことがあれば、書いてください。イラストなどでもいいです(文字以外なら、Slackにアップしてください)。中国語で書いていいです。
- 本当にお世話になりました!シトウさんが居なければアニメーションどころかアイデアすらまとまっていなかっただろうと思います(T_T)
- 完成へと導いてくれてありがとうございます!!
- 期限を守れないことがあり、何度もハラハラさせてしまったと思います。
- 私達はグループワークのとき、積極的に話すということがなくて、たかさんがお話ししてくださり、とてもありがたかったです。今回は私達の作品のお手伝いをしていただき、とても頼もしかったです。
- 機会がありましたら、たかさんの作品も拝見できたらいいなと思います。今回は本当にありがとうございました。
- シトウさんが話し合いのときに一人一人に意見を聞いてくれたため、話しやすかったです!ありがとうございました!
- シトウさんは世界で一番いいリーダーだと思います。きれいだし、優しいし、親切だし、とってもいいリーダーです。
- 感谢美丽温柔善良的组长o(╥﹏╥)o谢谢您帮助我翻译了一下我想表达的内容,还帮我剪辑。
- 每次我的发言都感觉乱七八糟的,但是您很好地帮助我总结了我的观点,捕捉到了我想表达的核心,每次您的总结都直截了当地表达出了我的心声,真的特别感谢您!
- 希望您在新的一年里学业进步,心想事成!
- メイさん、この間お世話になりました。あなたは、とてもとても忍耐強く、優しく、とても優しくて組織的な素晴らしいグループリーダーです!
- 私自身なかなか参加できない日が多く、人数が少ない活動日もあった中でグループをまとめるグループリーダーの存在はとても大きかったように感じます。たかさん、ありがとうございました。
- 您真的帮忙做了好多事情,非常感谢
- 让您不得不承担了那么多任务真是不好意思
- 最后的编辑实在是做的太棒了!令人敬佩
- (Google翻訳)本当にありがとう。
- たくさんのことを引き受けてくれて申し訳なかった。
- 最終編集は本当に素晴らしかった! 立派だよ。
- senyaさん、私たちを導いてくれてありがとうございました!
- お疲れ様でした!また会ったらよろしくお願いします!
- 先生たちに感謝したい。どのように作るか、先生と相談して、そして一緒にアニメーションにしたんだ。
- ワークショップの初めて、グループのメンバーはちょっと恥ずかしかったで、その時はリーダーのニンさんが相談を始まったからこそ、みんなが仲良くなってきました。シトウさんもお疲れ様でした!
- 非常开心能参加此次活动
- (Google翻訳)このイベントに参加できてとても嬉しい。
- 很开心可以参加此次活动!
- (Google翻訳)このイベントに参加できてよかった!
- たかさんの引率の下、グループの活動は秩序で進んていた、たかさんに本当に感謝しています!
- Q 講師に伝えたいことがあれば、書いてください。イラストなどでもいいです(文字以外なら、Slackにアップしてください)。中国語で書いていいです。
- とってもお世話になりました!それぞれの専門について丁寧に分かりやすく説明してくださり、アニメーション以外のこともとても興味が湧きました。
- アニメのアドバイスも、色々な視点から考えることができるきっかけとなって良かったです。
- 講師の皆さんと活動ができて嬉しかったです!ありがとうございました!
- アドバイスなどありがとうございました。私は初めてイラストやアニメという分野に関わりましたが、みなさんのお話を聞いてたくさんの工夫があることを知って、とても幸せでした。
- イラストやアニメは言葉の壁を超えてメッセージを伝えてくれますが、まずはそのメッセージをわかりやすく表現すること、その心遣いをすること、そして伝えたいという真摯な気持ちがないと伝える、伝わるの段階にはいかないのだなと強く感じることができました。
- たくさんの学びができました。本当にありがとうございました。
- この間、講師も頑張ってくれましたし、ご指導ありがとうございました! 皆さんの建設的なコメントには、私もグループ4もとても助けられました!
- アドバイスがわかりやすく、参考になりました!
- 講師たちはよくたくさんの知識を教えてくれます。水についての現状とか、アフリカの事情とか、自分の経験とか、私は今度の活動にいい勉強になりました!
- 感谢每一位讲师,我从中学到了很多的东西。每次您们的讲解都让我大开眼界,开阔视野。同时我也学到了,思考事情要全面细致,做事情要认真负责。
- 祝各位讲师新的一年龙腾虎跃,工作顺利,身体健康,万事大吉!
- 講師たちはとても上手で、私たちのグループにたくさんの有益なアドバイスをしてくれました。
- 私は地球上の水についてより深く理解し、水資源についてより深い興味を持つことがでて、本当に楽しかったです!
- またこういうイベントがあったら、私はもう一度参加したいです!
- ありがとうございました、お疲れ様でした。
- 今回はこのようなプログラムに参加させていただきありがとうございました。初めて知ることが多く、とても勉強になりました。
- 您们所提的意见真的很有用,很能成为参考
- 以及您们的态度真的很亲和,感觉不到距离感.一开始的紧张也慢慢被您们的友善消除了,感谢
- (Google翻訳)先生たちのコメントは本当に有益で参考になった!
- そして、先生たちの態度は本当にフレンドリーで、距離を感じません。 最初は緊張していたのですが、皆さんのフレンドリーさで徐々に緊張が解けていきました、ありがとうございました!
- この活動で教師が話していることには複雑さがある。
- 固有名詞の数を減らしたい。
- 水やアニメの制作についていろいろ勉強になりました。面白くて、中国人にとっても分かりやすい授業を準備してお疲れ様でした。どうもありがとうございました。
- 感谢老师提供的帮助
- (Google翻訳)先生には大変お世話になりました。
- 非常感谢老师在这次活动中所提供的帮助!
- (Google翻訳)このイベントに協力してくれた先生方に感謝する!
- 講師の皆さんが心を込めて私たちを指導してくださったり、心を込めて作品を評価してくださったり、アドバイスをしてくださったりと、新しい知識を得ることができました。深く感謝しています!ありがとうございました!お疲れさまでした!
- Q 【自由意見】 なんでも自由に書いてください。イラストなどでもいいです(文字以外なら、Slackにアップしてください)。中国語でかいてもいいです。
- 県外の人や海外の人と交流することも、みんなで1つのアニメーションを制作することも、水のことに関してたくさん考えることも、全てが新鮮で数回の活動ではありましたがどれもとっても良い思い出となりました。
- みなさんと一緒に活動できて良かったです。
- ただ、他のグループの人ともお話したかったです(T_T)
- Slackでもっと交流すればよかったと思いました。
- アニメ制作は4グループありましたが、どれもテーマが少しづつ違っていてそれぞれ思ったことを様々な方法で制作しているのが面白く、伝え方はたくさんあるんだと改めて気づきました。
- このワークショップを通して新たな発見がたくさんありました。参加して本当に良かったです!
- 短い間でしたが、ありがとうございました!
- 希望这样的活动能够越办越好,将保护环境的理念传播到世界各地!让环保之花绽放于每个人的心中!
- (Google翻訳)このような活動がさらに良くなり、環境保護の概念が世界中に広まることを願っています。みんなの心に環境保護の花を咲かせましょう!
- オフラインでのコミュニケーションにしたほうが、アニメーション製作の効率が上がる気がします!
- またこんなイベントがあれば、先生方とオフラインでお会いしたいです!
- アニメーテッドラーニングを終えて、考えたことを正直に書きたいと思います。
- 改善していただけると嬉しい点になるので、マイナスな表現が多い内容になってしまいますが、ご容赦ください。
- 参加する前は、いわゆる「アニメ」が作れるものと思っていました。ですが、参加してみて期待とは全く異なる「動画」を作ることを知りました。「アニメーテッドラーニング」というタイトルからは「イラストのアニメ」などを作るようなイメージを受けてしまうと思います。
- また、毎回のグループワーク前の全体説明が長すぎると感じました。事前にslackで資料を配布してある意味をあまり感じません。ただでさえ制作時間が短く、対面で話すことのできる貴重な時間を削ってまでする内容ではないように思いました。
- 今回の「アニメーテッドラーニング」では、何を主な目的としているのでしょうか?動画の作成、異文化交流、とりあえずやってみる…、「アニメ」を掲げている割には、主催者側の方からアニメについて知ること・教わることが少ないと感じました。制作する動画のクオリティに少なからず期待して参加したメンバーもいます。時間、教わる内容、参加者の期待する内容とと主催者側の思い描くものがつり合っていないように思います。
- 長々と書き綴ってしまいましたが、今回のプログラムで得られた経験は私にとってとても大きいものでした。アニメーテッドラーニングに参加できたことを嬉しく思っております。本当にありがとうございました。
- 感觉已经很好了≥﹏≤
- (Google翻訳)気分はもう最高≧﹏≦。
- このソフト(Google Forms)はどこかおかしい。
- アプリの登録に使われたメールアドレスが中国では不便です。
- 登録する人が周りにいないと、次のステップに進めない。
- 日本人、そして日本語の先生とクラスメート以外の日本語学習者との日本語会話や授業は初めてです。私たちは違う国からの人ですが、友好交流にの決心、水資源についての考え、地球にの愛は同じだと思っています。
- 面白くて、非常に意味深なワークショップでした。
- この活動は私に日本の皆さんと交流する机会を与えてくれました。日本の皆さんとこの活動に参加できて、一緒に討論できて、一緒に働画を作って、一緒に発表できて、本当にたのしかったです。
- 水のことを知るきっかけになったことも感謝していますし、今後も水のニュースに関心を持つようになりました。
- このイベントに参加できてうれしかったです。
3.6日目最終発表会での講師講評
- さとー(佐藤)
- みんなが、それぞれプロセスを踏まえて形にしたのが良かった。
- グループ4の発表を講評したが、その他のグループでも、中間発表などで指摘したところがすべて検討、修正、工夫されたのが良かった。
- グループ1
- キャラクターが描き込まれて非常に特徴的。中国から日本に来たことをわからせるのに写真を用いて、実写の背景で省略した方法がうまくいった。とても上手に課題をクリアした。
- 今日の作品がステップとしてとても良い成果だった。
- グループ2
- 亀をX線で調べるところでは亀の胃の中を強調したら良いと講評したが、そこがシンプルにメッセージとして整理された。
- グループ3
- 歴史を巡る、水と人間の関わりを示す壮大な部分を短い制作時間でどのように映像化するのかと思っていたが、巻物のようにフィルムをスクロールして見せてクリアされた。訴求力ある作品になった。
- はせ(長谷川)
- みんなは「水」をしっかりと自分で考え、自分の言葉で表現し、誰かと思いを共有するという体験をおそらく初めてしたと思う。
- グループごとに「水」の表現があった。
- おもしろかったのは、ひとと「水」との関わり、時代と共に「水」の使い方が変遷する中で科学的に「水」を見てはいるが、、どんなに科学が進んでも、ひとが「水」を上手く使いながら、ひととしてどう生きるかは、永遠に考えていかねばならない。
- これを機に、自分で考え、これからも発信するスキルを伸ばしてほしい。
- スー(ユー)
- 参加できないことが多く、11月のワーク以降の課程を見ずに結果だけを見た。
- 同じ「水」というテーマでも、すべてのグループが違うアプローチをしていたのが興味深かった。
- 特に面白かったのは、日本の参加者だからできる視点、中国の参加者だからできる視点で意識的に考えて創られたのが良かった。
- マンガに近い表現、例えばグループ2は吹き出しや漫符(マンガの記号)が積極的に使われたのも興味深かった。
- 他のグループも、ただ絵で見せるだけでなく、文字を使って説明したりしてわかりやすかった。
- えり(松尾)
- 幅広く「水」に関わる課題や「水」そのものに興味を持って取り組んでくれて、「水」に関わる職業に携わる者としてうれしい。
- 今後、「水」に関わるニュースがよく目につくだろう。
- 世界、日本、中国の「水」問題を解決するには先ず多くのひとに知ってもらい、問題だと認識されることが重要だと思う。アニメという形で多くの人に見てもらうのは良い。
- また、いろいろな形で周りのひとにこういうニュースがあると共有してもらえれば、解決に一歩近づく。既に一歩近づいていると思う。
- アニメを通して、参加したみんなに知ってもらう場にいられたことがうれしい。
- のんき(荒井)
- 前半のアニメーション講義が役に立ったかわからないが、参加者それぞれが持っている絵の力、ポテンシャルが発揮されてそれぞれの作品ができたと思う。Slackでの進展をワクワクしながら見ていた。
- 映像はそれぞれのグループができる範囲で、コマ撮りしたり、絵を描いたり、デジタルや紙で描いたりと、さまざまな手法にチャレンジしたのが印象的だった。
- 映像で表現しづらいことは、文字、声、BGMや効果音をうまく使っていた。
- なによりステキだと思ったのは、限られた時間でも、対話、話し合いをしながら作品づくりをしていたことが、みんなにとって良い収穫になったろう。
- これからも、アニメーションづくりにチャレンジしてもらいたい。
- はるちゃん(長江)
- 日本語を勉強している参加者が、勇気をもって日本語でコミュニケーションをとり、日本のリーダーや参加者が積極的に翻訳アプリを使って中国語でコミュニケーションをとることにチャレンジした姿勢にすごく感動した。
- 言葉を完璧に話さないとコミュニケーションできないとか、文法を間違えたらどうしようとかは二の次で重要なことではない。
- 伝えたい、一緒にやりたいという気持ちが素晴らしい作品につながった。
- 言葉はゆっくり身に付ければ良い。大事なことは「一緒に何かしよう!」ということ。その気持ちをこれからも大事にしてほしい。
- 事務局 なみ(浪越)
- 参加者とグループリーダー全員ががんばった。
- 集合ワーク以外の時間、プライベートの時間も使いSlackで発表ギリギリまでやりとりをしながらがんばってくれた。
- このワークショップで学べることは次のふたつ:
- 1.自分が伝えたいメッセージを考えて、ひとにどのように伝えるかを考えよう・学ぼう、ということと、
- 2.言語も文化も異なるひとたちが、(リモートでも)どのように共同作業するか、ということ。
- 参加者にとって良い機会になったらうれしい。
- 参観者にも届くものがあったらうれしい。
- アニメーテッドラーニングらぼは、このような活動をこれからもしていきたい。
4.発表会参観者のコメント
- ≪メッセージアニメの感想、参加者へコメントや激励≫
- オンライン掲示板「Padlet」投稿より
- UT 日本語指導者、大学教員
- 4作品も見ごたえアリでした!
- 共通のテーマでありながら、4作品ともオリジナリティが高くとても見入ってしまい、言語のギャップを全く感じませんでした。
- そして上映後の制作者の裏話?的な振返りやコメントが、より一層作品の深さを感じた次第です。
- 私も海外の日本語学習者と日本の高校生とオンライン協働学習を行っているのですが、最後は「アニメ上映」と「グループ講評」というスタイルは、色々勉強になりました。
- また、各専門の講師の先生も含め、みんなで作り上げるスタイルや、「はるちゃん」さんの同時通訳のフォローアップといったきめ細かい運営方法も、大変参考になりました。
- グループへのコメント:
- 【グループ1】
- リアルな写真の背景にアニメというのは、コントラストがあってよかったです。
- また、日本と中国との比較もされていて、課題についてとても分かりやすかったです。
- 【グループ2】
- 食物連鎖と環境問題が、現代の昔話のタッチで描かれていて、分かりやすかったです。
- 【グループ3】
- 瞬きのワンカットなど含めて、繊細なカットが多く、文字で意外でのメッセージを視聴者が想像できるところが高度な作品だと思いました!
- コンテストだけでなく、各国の記念日に広報するアイデアは、このコンテンツを使って更に製作者のみなさんのネットワークやアイデアが広まると思いました。
- 【グループ4】
- 切り絵のアナログ感と、デジタルが融合したアニメーションがとてもかわいく、話も分かりやすかったです。
- データのグラフがちょっと早かったですけど、それがなくても内容が分かりました!
- BN スイス在住 日本語指導者
- グループで沢山話し合いながら、一つの大切なテーマについて作品を創りあげていった様子が垣間見れて、感動しました。
- ワークショップの構成が、「伝える」ということをとても大事にしていて、結果的にどの作品からも大変力強く伝わってくるものがありました。
- 講師の方達・ALLの方達で参加者を多方面から温かくサポートされていたのも印象的でした。
- それぞれの発表から私が感じたものはこれです:
- 【グループ1】
- 区別研究部の皆さんが「色々な国の人が集まっていることを活かせるストーリー」を作ろうと決めた所にとても感動しました。
- 身近な所から、それぞれの国での水との関係性を深く考えられる作品になっていたと思いました。
- アニメでは、最初は普通の雨粒だと思っていたので、コンビニでお茶を買いに行くところでびっくりして笑ってしまいました。
- そのような意外性も素敵でしたし、制服の描き分けや、写真の使い方なども、いいアイデアだと思いました。
- この二人が、友達になって、他にもどのような発見や冒険をしていくのか、ストーリーの続きも気になります!
- 【グループ2】
- メッセージも絵も、とても分かりやすかったです。
- 水が汚染されてしまったら、カメも人間も困るということがはっきり伝わってきました。
- 最後に人とカメが仲直りしていたのでほっとしました。
- 最後の、メンバーからの一言で、学校で習う前は環境の事をあまり気にしていなかったけど、これからは色々な人に伝えて、環境を意識していかなくてはいけないという意見も心に残りました。
- 【グループ3】
- 絵や、画面構成が美しく、ビジュアルからグッとたくさんのことが伝わってきました。
- 時間を巻き戻したり、フィルムのように表現するアイデアも面白く、誰が見ても、人間と水の関係についてもっと考えたくなるアニメだと思いました。
- また、ものすごく内容が濃いので、学校などで対話鑑賞のようにして、視聴者それぞれの解釈を言葉にして話し合うのにとても適している作品だと思いました。
- 【グループ4】
- はじめから、かわいいキャラクターのファンになりました。
- 先輩が、落ちながら、余裕でカクテル?を飲んでいるような、細かい工夫も楽しかったです。
- 色々な素材を使ったり、紙を何枚も繋げて縦に落ちる所を表現したり、短い中に色々な冒険が詰まっていて、「子どもにも分かりやすく」というコンセプトが達成されていたとおもいました。
- 確かに文字やグラフを読む時間が短かい部分もあったので、色々な冒険に分けて、ちょっとゆっくりにしてシリーズにしたら、幼稚園や小学校の子供たちが喜ぶだろうと思いました。
- SM 日本語指導者、日本語教育研究者
- アニメーションを作成された皆さん、本当に素晴らしい作品をありがとうございました。
- それぞれのグループがそれぞれのメッセージをもって作成されたアニメーションはどれも素敵でした。
- このような協働作業が多文化共生の実現ですし、アニメーションという媒体を通しての皆さんのメッセージが、社会を変えていくんだなぁと思いました。
- 見学させていただきありがとうございました!
- TT アニメーション指導者、大学教員、アニメーション作家
- 武蔵野美術大学からも数名の学生が参加し、それぞれリーダーとしてとても頑張ってくれ、嬉しかったです。
- どの企画も上手くまとめているのが印象的でした。
- 出身が異なる生徒さんたちが、1つのものを作ることはとても難しいことだと思いますが、最終的な作品から、制作のプロセスの中でしっかりとコンセンサスが取れていた様子が伺えました。
- また改めてアニメーションの可能性を感じました。
- わかりやすいキャラクターを出して伝えていくというところ、絵が動いているところに注目させるなど、アニメーションだからこその訴求力を感じました。みなさんお疲れさまでした!!
- HT 日本語指導者、日本語教育研究者
- 皆さん、意欲的な作品で感動しました。以下にそれぞれの作品から感じたことを記します。
- 【グループ1】
- 社会的に深い問題意識にまで踏み込んだ、健全な批判精神が見受けられ、非常に知的な作品だと思いました。
- 日常的な実写場面と可愛いキャラクターとの融合も良く考えられたものだと思います。
- 【グループ2】
- 重大な環境問題を非常に分かり易く表現しましたね。
- 作画全体に、見る人に対して優しい姿勢で、行動の押し付けではない教育的な配慮が感じられ、作品全体が大変温かく感じられました。
- 【グループ3】
- 映像の構成及び作画に独特な美意識が一貫していたと思います。
- 作品のメッセージが大きいので、受け取る人がどう受け取りどう考えるかが問題となる、示唆的な作品だと思いました。
- 【グループ4】
- 絵本を制作しても名作が出来そうな凝ったキャラクターデザインですね。
- キャラクターを確立したことで、想像力に富んだ物語を含め、作品の方向が統一され、メッセージも明確に伝えることができたと思います。
- FY 海外在住 日本語教育アドバイザー
- AWN(A:アニメーテッドラーニングに、W:ワクワクしている、N:にほんご教師のネットワーク)のメンバーです。
- 高校生の参加者のみなさんへ:
- 人類にとってたいへん重要なテーマが、愛らしいキャラクターや、心をつかむストーリー、立ち止まって考えさせる深い問いかけのなかに、個性豊かに表現されていました。
- 機会をみつけて友達や家族を招いた鑑賞会を企画されてはどうでしょう。
- 作品はそれぞれに魅力があって、共感を呼びおこすメッセージがありました。
- みなさんの作品がきっかけで、環境の問題が気になり始めたり、誰かと話すきっかけをもらえたりする人が出てくるでしょう。
- わたしも、皆さんのアニメをみて、水の問題をもっと知りたいなと思いました。
- アニメ表現のパワーをじわじわ感じています。今日はありがとうございました!
- ≪参観者アンケートの回答≫
- 終了後に回答していただいたアンケートより抜粋
- Q アニメで、 メッセージは伝わったか?
- Q 上記の評価の理由。
- どのグループも表現方法にオリジナリティがありとても刺激的でした。そのためか、言語のギャップもほとんど感じることがなかったです。上映後の裏話や振返りの時間というのも、とても面白い時間でした。
- アニメで「伝える」ことを大事にしているワークショップなので、参加者も「伝える」ことを意識してアニメを工夫したのだと思います。結果的にそれぞれのメッセージが明確なアニメだというように感じました。
- 発表会は、参加者、関係者の多くの方々の声が聴けるように進行されていましたし、チャット欄での中国語のサポートもあって、参加者の言語文化へのリスペクトを感じました。インクルーシブな空間づくりの工夫が多くあったと思います。
- Q アニメ以外のプレゼンテーションについて。(複数回答・自由回答可)
- 3名 よく準備されて、発表のやり方も良かった。
- 0名 準備されていたが、発表のやり方が良くなかった。
- 0名 準備不足だが、発表のやり方は良かった。
- 0名 準備不足で、発表のやり方も良くなかった。
- 3名 アニメを補足して伝えたいコトの理解に役立った。
- 0名 アニメの補足には役立たなかった。
- 0名 日本語学習者の日本語がわかりやすかった。
- 0名 日本語ネイティブの発言が聞きにくかった。
- 0名 日本語学習者の発言が聞きにくかった。
- 1名 制作過程や一人ずつの経験の一言がとても印象的だった。
- 1名 これがあることが、アニメーテッドラーニングらぼのワークショップの大きな特徴で、参加者の学びを促しているものだと思います。
- 一つ思ったのは、アニメとセットになっていてわかりやすいのですが、その反面、観客は「アニメだけを味わう」時間が少なくなってしまうように感じました。でも、今日は参加者を中心に置いた発表会だったので、それでもいいと思います。
- 1名 G2のメンバーのコメントについて。あまり環境問題を気にしない人だったけれど、このプロジェクトを通じて自分が変わったし、まわりの人にも気づいてもらいたいと思うようになったと語ってくれましたね。すごく感動しながら聴いていました。
5.ワークショップの概要
目的
- 本事業は参加者に次の活動の場をオンラインで提供する:
- アニメ制作のグループワークで世界的課題の理解を深め、アニメでアイデアを表現、発信する。
- 「水」の現状(課題と原因)把握、解決提案:「水」の現状を学びながら、自分ができることを考え、話し合いで「伝えたいコト」を精錬する。
- 「伝えたいコト」を物語にして、工夫しながらアニメとオノマトペで表現、発信する。
- アニメなどの多様な視覚言語表現と、AI翻訳やチームコミュニケーションのオンラインツールを駆使しながら、多文化交流をする。
- 目で見える話し合い(目で見える、多文化交流&探求)で全体とグループでワークをおこなう。
目標
- 主催者(アニメーテッドラーニングらぼ)は次の目標を持ってワークショップをおこなう:
- アニメで表現・発信することと多文化交流で、本ワークショップ参加前と参加後で、参加者本人が自分の意識がどのように変わったかを自覚できるようにする。
- 上記目標を達成するために、主催者は講師、グループリーダーと共に、参加者がアニメ制作・発信で「自分の意識」を探り、「学び」を意識できるプログラムを実施する:
- 参加者同士の情報共有で「学び」を深める。
- ミニワーク、ゲーム
- 参加者同士の情報共有と話し合い
- レクチャーは極力なくす
- オンラインの有意な活動
- 中間発表、最終発表、ふりかえり(対話鑑賞)に重きを置く。
- 話し合いや発表を増やす。ワーク間の時間で各参加者がアニメ制作をおこなう。
- AI翻訳、チームコミュニケーションなどのオンラインツールの積極的な利用を促す。
- 話し合いの言語は日本語に制限せず、英語と翻訳ツール(チャット)も活用する。
- 旅ムサ(旅するムサビプロジェクト)xアニメーテッドラーニング:武蔵野美術大学の学生をグループリーダーに招く。
- 「水」(治水、利水、環境)の学び:
- 専門の情報提供者&講師を招く。
- 高校、大学で「水」を学習・研究する学生の参加を促し、話し合いで情報、成果を共有してもらう。
- 高校生が水の観点から持続可能な社会の実現に取り組む「ユース水フォーラム」の過去参加者への呼び掛け。
- 事務局は、参加者がアニメーテッドラーニングの工程(文字情報を視覚言語へ置き換えるプロセス)を理解し、実行できるようにワーク内容や指示を明確に示す:
- プロセスと工程(今日すべきこと)の説明、ワークシートなどを改善する。
- 旅ムサ(旅するムサビプロジェクト)のリーダーとふりかえりの対話鑑賞の方法を確立する。
提出物(成果)
- 参加者は活動の成果として次のものを提出し、事務局は実施報告書でそれらを公開する。
- (1)~(3)の合体表現する、メッセージアニメ:
- (1) アニメで、「伝えたいコト」(アイデア、メッセージ)を表現する。
- ✓グループ制作。
- ✓アニメの長さは2分以内を目安とする。
- (2) アニメで用いる言語は日本語とする。
- ✓オノマトペ、漫符、ピクトグラムなど、日本の豊かな表現も用いる。
- ✓他の言語を取り入れる時は日本語の字幕などをつける。
- (3) テーマ:水(治水、利水、環境、その他の社会的課題、など)。
- ✓参加者に身近な「水」、世界的な「水」の課題。
- ✓「水」から派生する諸課題、可能ならば解決策の提案。
- メッセージアニメのクオリティ(到達レベル):
- 学習者の大半はアニメ制作初心者であるが、アニメ表現技術は細部まで教授しない。
- 各自のテーマ探求と伝えたいコト(メッセージ、アイデア)に関するグループ話し合い/対話に重きを置く。
- アニメでメッセージ、アイデアの主要部分を表現する → メッセージが伝わるように表現する。
- 表現の講師の指導ポイント:
- ✓多様な表現がある/できることを示す。
- ✓創意工夫を促す。
- ✓学習者とグループリーダーとのコラボ。
- ✓グループリーダーも大いにアドバイスするよう促す。
- ✓使いやすい制作アプリ、グループワークのツールなどを選んで使う。
- ✓ストーリーアニメ/5W1H/起承転結を重視し過ぎない。
- ✓抽象的な表現あり。
- ✓メッセージが伝わる表現、構成。
- ✓構成を重視:メッセージ、アイデアが決まった時点で、講師が構成などをアドバイスする。
実施概要
日時 | 2023年11月~2024年1月 1日目 11月25日(土) 【なかまになる】 2日目 11月26日(日) 【なかまを知る】 3日目 12月27日(水) 【伝えたいコトを話し合う】 4日目 12月28日(木) 【アニメを設計する】 5日目 1月7日(日) 【中間発表、改善】 6日目 1月21日(日) 【最終発表、ふりかえり】 時間:日本 午後5時(17時)、中国 午前4時(16時) 1回 3時間 +30分の調整余地 |
会場 | オンライン開催 |
主催 | アニメーテッドラーニングらぼ(ALLjp) |
協力 | アニメーテッドラーニングにわくわくしている日本語教師グループ(「AWN」) 特定非営利活動法人ウォーターエイドジャパン 旅するムサビプロジェクト(武蔵野美術大学) 八千代エンジニヤリング株式会社 |
助成 | 令和5年度子どもゆめ基金 子ども体験活動(独立行政法人国立青少年教育振興機構) |
対象 | ●日本在住の高校生または15歳~18歳のひと(国籍、ルーツを問わず)。 ●在外の日本語学習者(中学生から大学生くらいまで)。 |
募集 | 20名。応募多数の場合は書類とインタビューでの選考とした。 ▷グループ参加可、1グループ5名程度。 ▷個人参加は混成グループとなる。 ▷原則6日間参加。 募集は主にネットでおこなった。 ▷告知サイト http://alljp.org/ws4youth2023 9月中旬公開(2言語対応:日本語、英語) ▷申込フォーム 日本の高校生(日本語ネイティブ)、日本語学習者、英訳付き 2022年9月23日~10月末(国外の日本語学習者の募集〆切)、11月に国内参加者決定。 |
日本語能力 | ワークショップは日本語(やさしい日本語)で進行する。必要に応じて英語会話を可とした。 募集要項は日本語(やさしい日本語)で記述し、応募者は日本語または英語で記入する。 応募条件は、日本語でやりとりができること(日常会話程度)。 ▷日本語能力試験JLPT N4以上(N3くらい会話力が望ましいとする)。 ▷募集時に、居住地(国)、日本語と得意な言語のスキル、日本語学習歴を聴取した。 先生の推薦:日本語学習者の参加は先生推薦も可とした。 推薦した先生に、参加決定後のコミュニケーションのサポートをお願いした。 |
参加の条件 | ●参加無料。 ●学習者が各自準備するもの・こと: ▷スマホ/タブレット/カメラ付きパソコンのいずれか1台以上(可能なら2台) ▷インターネット接続 ▷アニメ制作に必要な道具、材料、アプリ ▷教材のダウンロードとプリントアウト ▷Zoom、Slack、Stop Motion Studio(無料版)のインストール |
活動記録映像 | 活動を記録する映像を作成し、広報に利用する。 ▷1分バージョン:PR映像>>https://youtu.be/70aEfri8KUk ▷10分バージョン:メイキング映像、対面でのみ上映。 学習者が作成することを検討したが、映像素材流出を予防するため、講師の佐藤氏に制作を依頼。 |
参加者
- 19名(応募22名)
- 日本 高校生10名(熊本、長崎、広島、埼玉)
- 中国 高校生9名 (武漢、北京)
- ワーク日の出欠人数
- 1日目 出席 17名、欠席 8名(中国 0名/日本 8名)
- 2日目 出席 10名、欠席 10名(中国 0名/日本 8名-1名辞退のため以降 19名)
- 3日目 出席 17名、欠席 2名(中国 0名/日本 2名)
- 4日目 出席 10名、欠席 9名(中国 4名/日本 5名)
- 5日目 出席 13名、欠席 6名(中国 2名/日本 4名)
- 6日目 出席 16名、欠席 3名(中国 0名/日本 3名)
グループ編成
- グループの構成は学習者4名/5名+グループリーダー1名とした。
- グループリーダー1名は遊軍リーダーとしてアニメ制作と中国語のサポートを担った。
- グループワークは2日目(11月26日)から開始した。
- グループ1 参加者4名
- メンバー:ケンケン、ろえいしん、キャラメル、せな
- グループリーダー:senya
- グループ2 参加者5名
- メンバー:にこ、yuki、こころ、なな、キノ
- グループリーダー:ニン → シトウ
- グループ3 参加者5名
- メンバー:ひっきー、はやし、秦さん、まこと、キイロ
- グループリーダー:たか
- グループ4 参加者5名
- メンバー:はっぱ、チョウチョウ、シンちゃん、どうう、にっしー
- グループリーダー:メイ
運営体制
- 講師、ファシリテーター、事務局スタッフ
アニメーション制作 物語づくりの専門家 | 荒井 知恵(のんき) 文化学園大学造形学部 准教授、手描きアニメーター、イラストレーター アニメーテッドラーニング共同研究者 アニメ制作、映像制作の指導、中間・最終講評 |
映像教育 映像専門家 | 佐藤 博昭(さとー) 日本大学芸術学部映画学科ほか、非常勤講師 映像制作の指導、中間・最終講評 |
マンガ研究者 | ユー スギョン(スー) 京都精華大学マンガ学部 特任講師 多文化交流の指導、アフリカのマンガの講習、最終講評 |
「水」と「石」にまつわる専門家 | 長谷川 怜思(はせ) 八千代エンジニヤリング株式会社 水循環と水に関するの講習、中間・最終講評 |
世界の水・衛生問題の専門家 | 松尾 枝梨乃(えり) 特定非営利活動法人ウォーターエイドジャパン 水循環と世界の水・衛生問題の講習、中間・最終講評 |
全体アドバイザー | 長江 春子(はるちゃん) 公益財団法人国際文化フォーラム(多言語・多文化交流:高校生のパフォーマンス合宿担当) プログラム計画、中国語サポート |
総合ファシリテーター | 浪越 徳子(なみ) アニメーテッドラーニングらぼ 理事 企画、事務局運営 |
プロデューサー 総監 | 伊藤 裕美(ひとさん) アニメーテッドラーニングらぼ 理事 企画、事務局運営 |
- グループリーダー
- 武蔵野美術大学 三澤一実教授の協力を得て、「旅するムサビプロジェクト(旅ムサ)」として同大学の学生に本ワークショップのグループリーダー参加を募っていただいた。
- グループリーダーはグループに入り、ファシリテーターとして話し合いや制作のサポートをおこない、円滑な運営と目標達成に大いに貢献した。
- senya(武蔵野美術大学大学院)
- グループ1担当、中国語サポート
- ニン(武蔵野美術大学大学院)
- グループ2担当 → 遊軍リーダー(映像制作サポート、中国語サポート)
- シトウ(武蔵野美術大学大学院)
- 遊軍リーダー(映像制作サポート) → グループ2担当、、中国語サポート
- たか(武蔵野美術大学)
- グループ3担当
- メイ(武蔵野美術大学)
- グループ4担当
多言語サポート
- 通訳専任者を置かず、講師、グループリーダー、事務局がサポートした。
- やさしい日本語のルール(下記)を決め、日本語を中心とする活動に丁寧に取り組んだ。
はっきり、さいごまで、みじかくいう ゆっくりと話す 繰り返しとオウム返し | ●Zoomの字幕(日本語)を常に表示する(各人デスクトップでの設定必要)。 ●中国語:はるちゃん(参加日)がSlack(全体、以下同じ)に、発言者の日本語→中国語に翻訳、ポスト。 |
まず、結論 それから、理由や説明 | ●結論=一番伝えたいコト、大事なコトを最初に言う。 |
伝えたいコト(だいじなコト)は書く 絵/写真/動画で示す | ●講師はスライドを事前に準備。ワーク1日前までにSlackにアップする。 ●事務局:当日の進行(1ページの一覧)、ワークシート等。 ●レクチャー資料(当日変更OK→確定版はSlack再アップ)。 ●フィードバックも書く、絵/写真/動画で示す。 ●講師はライブ実演でも、だいじな事項をスライドで準備、Slackにアップする。 ●発言者は、キーワードをZoomチャットにできるだけ書き出す。 |
わからなければ、聞く(質問する)! | ●Zoomのリアクションボタン利用、わからないことがあればその場で聞くように促す。 ●日本語がわからない。 ●内容がわからない。もっと聞きたいことがある。 ●MC、グループリーダーは、その場で回答 or Slack対応。 ●「わからないボタン」のリアクションマーク。 |
辞書、翻訳ツールも使おう! | ●基本言語は日本語→学習者はZoom字幕/チャットの文章をアプリで翻訳。 ●全員、「大事なコト」は口頭だけでなく、文字、視覚的な表現で伝える。 ●「おにぎり顔」を使う。 ●漫符、オノマトペを使う。 ●英語も、時々ならOK。 |
6.文字情報からメッセージアニメーションへの置き換えプロセス
ワークショップの全体計画
- 凡例 D1は1日目を指します。
事前ワーク (個人) | 「ワンページャー」の作成 2つの質問に関する答えなどを1ページにまとめる: 質問1 わたしが飲んでいる「水」 質問2 気になった「水」のニュース |
水、多様性の学び | 表現の学び、メッセージアニメの作成 | |
D1 11月25日 プレワーク | ワンページャー発表 レクチャー:水循環、世界の水と衛生 | レクチャー:コマ撮りアプリの使い方 ミニワーク:コマ撮り「小さいモノを動かす」 |
D2 11月26日 プレワーク | レクチャー: さまざまな水の課題 アフリカのマンガ家が描くアフリカ | レクチャー: いろいろな映像表現 1分間の映像で伝えられるコト ワーク:「ワンページャーの映像」の制作準備 |
課外ワーク (個人・グループ) | ワーク:「ワンページャーの映像」の制作 | |
D3 12月27日 | ワンページャーの映像発表 | ワーク:メッセージを決める(アイデアノート) |
D4 12月28日 | プロットの講評 ワーク:アニメを設計する(ストーリーボード) | |
D5 1月7日 | 中間発表(ストーリーボード)と講評 ワーク:メッセージアニメの設計と制作 | |
課外ワーク (個人・グループ) | ワーク:メッセージアニメの制作 | |
D6 1月21日 | 最終発表 ふりかえり(対話鑑賞)、講評 |
アニメーテッドラーニングのプロセスチャート
ステップ1 事前ワーク ワンページャー(アイデアを1ページにまとめる)
- 事前の調べ学習(宿題)として、各自「水」に関する2つの質問の答えを1ページ(1枚)にまとめた。
- 質問1 わたしが飲んでいる「水」
- 質問2 気になった「水」のニュース(新聞、ネット、書籍、伝聞など)
- ワーク1日目に、各自がワンページャーを発表した。
- ワンぺージャーは自己紹介を兼ね、身近な「水」、「水」自分ゴトとして見直すツールとして導入した。
- ワークショップ終了後のアンケートで講師、グループリーダー全員がワンページャーを「課題、「水」の理解を助けた。関心を喚起した」と評価した。
- ➨各自のワンページャーの発展として、ワーク2日目から「ワンページャーの映像」をグループで作成した。
- <参考資料> 調べ学習のヒント 「水」キーワード・チャート
- 参考ビデオ視聴や「水」に関することを調べる時に出てくる”難しいことば”を各自が調べるヒントとして下記チャートを提供した。
レクチャー、ミニワーク、参考映像視聴
- ワーク1日目と2日目は、講師はテーマ「水」の探求と映像表現の基礎のレクチャーをおこなった。
ステップ2 レクチャー テーマ探求 「水」を知ろう!
- 講師:はせ 1日目(11月25日)
- <キーワード>
- 水循環(みずのじゅんかん)
- 川の水(地上を流れる水)
- 地下の水(地下水)
- わき水
- 流域(りゅういき)
- 地域によって水の環境、たとえば水の流れ方や状態が違う(異なる)
ステップ2 レクチャー テーマ探求 「水」を知ろう
- 講師:えり 1日目(11月25日)
- マダガスカル、バングラデシュの子どもの日常生活における「水」を開発途上国の水の状況の一例として紹介した。
- 「水」への視点を広げる目的で、日本、アジア、ヨーロッパ、アフリカの女性4人が「水」について語る映像『Think water』を視聴した。ひとが生きる場所や社会的立場で「水」との関わり方は、災害、清潔さと安全性、ビジネス、水不足と多様であることを考えた。
- <キーワード>
- 開発途上国(かいはつとじょうこく)の水の状況
- 子どもが水を汲み、学校へ行けない
- 水と衛生(えいせい)、医療(いりょう)
- 水と異常気象
- 水と女性、差別を受けるひとびと、貧しいひとびと
ステップ2 レクチャー テーマ探求 「水」を考える、知る、発展させる
- 講師:はせ 2日目(11月26日)
- <キーワード>
- 水循環、水の循環(じゅんかん)
- むかしといまの違い:気温変化と海面変動の関係
- むかしといまの違い:人口増加と水の使用増加の関係
- 地盤沈下(じばんちんか)
- 都市化の問題:洪水(こうずい)
- 見栄えのための浪費(みばえのためのろうひ)
- 水の問題は自分のコト
ステップ2 レクチャー テーマ探求 「水」を考える、知る、発展させる
- 講師:えり 2日目(11月26日)
- <キーワード>
- アフリカの国「マラウイ」の水、井戸(いど)
- 女性と水汲み(みずくみ)
- 1日あたり1人の水の消費量
- バーチャルウォーター(仮想水)
- フードロスと水
ステップ2 レクチャー アフリカのマンガ家がえがくアフリカ
- 講師:スー 2日目(11月26日)
- 「水」の講師が「水」課題の視点からからアフリカを紹介した後、アフリカでもマンガ文化の普及とマンガの指導をする講師がアフリカの多様性、多文化性を紹介した。
- 京都国際マンガミュージアムで開催された「アフリカマンガ展」のマンガと作家たちも紹介した。
- <キーワード>
- アフリカのイメージ
- いろいろなアフリカ
- セネガルでの体験
- 京都の「アフリカマンガ展」:会場づくり、フランス語圏アフリカ、出品されたマンガとアフリカの作家たち
ステップ3 レクチャーとミニワーク 表現の練習 アニメーションをつくろう!
- 講師:のんき 1日目(11月25日)
- 参加者が自分のタブレット/スマホで、コマ撮りアニメーションアプリ「ストップモーションスタジオ(Stop Motion Studio)」の操作練習をおこなった。
- ミニワークのテーマは、家にある”小さいモノ”(オブジェクト)を”動かす。
- みんながつくったアニメ
ステップ3 レクチャーと参考映像 表現の学び いろいろな表現技術のアニメ-ション
- 講師:のんき 2日目(11月26日)
- 画面サイズ(画質)を同じにする
- 砂のアニメーション(サンドアート・アニメーション)
- 切り絵アニメーション
- お菓子を使うアニメーション
- アルミホイルを使うアニメーション
ステップ3 レクチャーと参考映像 表現の学び いろいろな映像表現・構成
- 講師:さとー 2日目(11月26日)
- 「1分間」で伝えることを実写映像から探り、「ワンページャーの映像」の制作計画に利用できる「丸いストーリーボード」(時計のように1周すると、映像のはじめからおわりまでの計画全体を一目で確認できるストーリーボード)を説明した。
- <キーワード>
- オランダの1分間映像の映画祭「The One Minutes」、若者が応募できる「The One Minutes Jr.」
- 1分間の映像には可能性がある、1分間でもいろいろなことを伝えられる
- 丸いストーリーボードで、つくりたい映像の全体を見通しながら計画する
- <丸いストーリーボード>
- 丸いストーリーボードは、時計のように1周すると、はじめからおわりまで。映像制作の計画全体を一目で確認できる(1まいで、けいかくのすべてをかくにんできる)。
- 1周=1分(60秒)が基本だが、完成させる映像/アニメの長さにあわせて使う。
ステップ3 レクチャーと参考映像 表現の学び アニメで伝える
- 講師:ひとさん 2日目(11月26日)
- デンマークの美術系大学の学生が課題で作成した短いにアニメーションを見て、セリフがなくても、1分間でもメッセージが伝わることを確認した。
リモートワークの練習
ステップ3 テーマ探求、表現とグループワークの練習
- 2日目(11月26日)~3日目(12月27日) ワーク:「ワンページャーの映像」の制作と発表
- 各自の「水」のワンページャーをを発展させる短い映像をつくりながら、表現とグループワークの練習をした。
- 内容と段取りを計画する(丸いストーリーボード、イメージボードなどで記録する)
- 「水」を深掘りする質問を考える
- メンバーそれぞれがビデオ撮影する
- グループで1本にまとめ編集する(編集者を決める)
- 3日目(12月27日)に発表する
- 発表後、講師が講評する
- グループ1 ワンページャーの映像
- グループ2 ワンページャーの映像
- グループ3 ワンページャーの映像
- グループ4 ワンページャーの映像
アニメの設計:文字情報からメッセージアニメーションへの置き換えプロセス
- アニメーテッドラーニングのプロセスチャート
- グループワークでは、アニメ撮影をはじめる前に、アニメーテッドラーニングの文字情報からメッセージアニメーションへの置き換えプロセス(プロセスチャート④~⑪)で、ワークシートを用いながらアニメを設計した(下図)。
ステップ4 アニメの設計:文字情報から伝えたいコトを選ぶ、決める
- メッセージアニメをつくるプロセス
- 講師:ひとさん、3日目(12月27日) レクチャー
- 全日本中学生水の作文コンクール入賞作品を例に、【はしまり・問題提起】→【展開・探求】→【おわり・提案や決意】へ、ストーリー展開の分析を示した。
- 発表は話しだけでなく、動画(アニメ)や多角的で多様な視覚言語を使うと、観客の注目度が高まると解説した。
ステップ4 アニメの設計:文字情報から伝えたいコトを選ぶ、決める
- 3日目(12月27日) ワーク:水の関心事キーワード出し 共通点、相違点の整理(アイデアノート)
- キーワード出し ― ワンページャー、「水」のレクチャー、自分でべたこと、話し合いで出たワード出し
- 共通のワード
- ひとりが選んだワード
- そのほか(話し合いででたワード、など
- 3つの質問と答え・・・メンバーがテーマにしたいワード(s)について
- 伝えたいコト(メッセージ)はなに?
- メッセージアニメをだれに見せたい?だれに見てもらいたい?
- 物語(ストーリー)の<5W1H>を決めよう(ただし、ストーリーに必要なことが決まれば、5W1Hのすべてを決めなくても良いとした)
- 物語のプロット(あらすじ) <はじまり→質問・探求→おわり>を考えよう
- 話し合いのワークシート「アイデアノート」
ステップ4 アニメの設計:文字情報から伝えたいコトを選ぶ、決める
- 4日目(12月28日) 講師のアドバイス、プロットの講評 → ワーク:プロットの改善
- 「伝えたいコト(メッセージ)」が伝わるアニメになるよう、講師がアドバイスや深掘りアイデアを伝えた。
- グループで、プロットを改善する話し合いをした。
ステップ5 アニメの設計:文字情報を視覚言語へ置き換える
- 4日目(12月28日) ワーク:役割・担当、スケジュールを決める
- 役割・分担:撮影とポストプロダクション(編集、仕上げ)はリモートワーク分業。
- スケジュール:時間内に終わらせる計画。
ステップ5 アニメの設計:シーンの設計
- 4日目(12月28日) ワーク:アイデアノートで整理したことをシーンに分ける、絵に置き換える(作画)
- プロット(あらすじ)をシーンに分ける。
- 時間配分を考える:メッセージの重要度。
- 時間配分を考える:技能と制作時間内にできること。
- キャラクター、背景(バックグラウンド)を決める。
- デザインを決める。
- 素材を決める。
- 技法、撮影法を決める。映像のフォーマットを決める。
- 制作に必要なものを決める。
- 材料、アプリなどを調達する。
- セリフ、ナレーション、テロップなどを考える。
- セリフ等の台本をつくる。
- 声の分担を決める。
- 録音する、テキスト表示だけにするかを決める。
- ポストプロダクションを設計する。
- サウンドを選ぶ。
- 編集:分業シーンのつなぎ合わせ、タイトルとエンドクレジット。
- 他者と自身の知的所有権等の保護への注意喚起。
- フリーの素材(イラストやサウンド)サイトでも、利用規定に「改変してはいけない」とあれば、従う。改変するなら、制作者(著作者)の許可を取得する。使用料を払わねばならないこともある。
- フリー素材サイト以外から得た著作物をアニメに入れてYouTube等や発表会で発表するには、制作者(著作者)の許可を取得する。使用料を払わねばならないこともある。
- ワークショップでつくったオリジナル素材は考案者の著作物となり、考案者が許可すれば、アニメに入れて公表できる。
- シーン展開のワークシート「シーン計画シート」
ステップ5 アニメの設計:ストーリーボード
- 4日目(12月28日)~5日目(1月7日) ワーク:アニメ制作に必要な情報を整理し、グループ内で共有する
- ワークショートや、アイデアボードなどのグループ独自のフォームを用いてストーリーボードを完成させた。
- ワークシートをダウンロードできます
ステップ6 アニメーションの作成・撮影、ポストプロダクション(編集、仕上げ)
- 5日目(1月7日)~6日目(1月21日)の最終発表、グループ内で分業してメッセージアニメを完成させた。
- Slackでは相談や途中経過の確認が行き交い、リモートワークが活性化した。
- コマ撮りアプリ「Stop Motion Studio(ストップモーションスタジオ)だけでなく、学習者が使いやすいアプリを見つけて制作を完遂した。
7.ワーク6日間の進行、内容
2023年11月25日 1日目の進行、内容
- なかまになる
時間 | 内容 | |
17:08 | 開始 | |
40分間 | オリエン <全体> | 全体の予定、1日目の予定【伊藤】 ワークショップの大ゴール ●「水」を知って、考える:住む地域や社会的立場で異なって見える「水」 ●アニメで、伝えたいコト(メッセージ)を伝える:最終日のメッセージアニメ ●楽しんで、なかまになる:なんでも使って、話そう! グランドルール(交流のススメ) ●やさしい日本語ルール ●Zoomの機能説明 ●Slack利用のススメ:チーム交流、講師へ質問 提出物 ●メッセージアニメ: テーマは「水」 長さ2分くらい 日本語の豊かな表現を使う ●ワンページャー、ワンページャーの映像 ●アイデアノート(グループの話し合いの記録) ●アニメの設計(ストーリーボード、デザイン画など) ●最終発表のプレゼンテーションスライド |
30分間 | 自己紹介 <全体> | ワンページャーの発表 ●参加者、グループリーダ、講師が、宿題のワンページャーを発表 ●MC浪越の感想、質問と回答 |
休憩 | ||
25分間 | 水の学習① <全体> | ワンページャーに出た「大事なコト」や質問の整理 【長谷川、松尾】 ●長谷川:生態的な「水」、「水循環」アニメ見る ●松尾:社会的な「水」 参考映像『Think water』を見る ●2日目に映像内容を解説する ●学習者はなにを受け止めたか?を考えておくこと |
20分間 | アニメの練習 <全体> | ストップモーションスタジオの解説 【荒井】 ●操作の基礎:基本機能のみ ●MP4出力のやり方、ファイル名の付け方 アニメをつくる ●課題:家にある、小さなモノを動かす 「なにもない所→小さいモノ登場して動く→なにもない所」 ●各自が作成 ●講師とGLも、準備していれば作成 ●MP4データをSlackにアップする ●時間内に終了しなければ、終了後Slackにデータアップ ※操作の詳細は指導せず、質問があれば講師が答えるようにした ※絵が下手でも作成できるよう、モノを使うコマ撮り アニメを見る |
10分間 | まとめ | ●2日目の予定、準備するもの ●学習者の所感を聞く(グーチョキパー、3問) 内容はわかったか? 進み方は? D2も参加するか? ●Slack交流のススメ:チーム交流と講師へ質問の奨励 |
20:10 | 終了 |
2023年11月26日 2日目の進行、内容
- なかまを知る
時間 | 内容 | |
17:03 | 開始 | |
25分間 | オリエン <全体> | 2日目の予定 やさしい日本語 翻訳ツールも使おう ワークを楽しくするには 話そう(アイデアを言ってみよう) 伝えよう(得意な表現で伝えよう) 聞こう(メンバーはなにを言いたいかのか) わたしは知っているよ(メンバーを助けよう) グループ編成とメンバーの発表 |
アイスブレイク <全体> | 1日目のミニワーク、コマ撮りアニメ 「家にある、小さなモノを動かす」を見る 【荒井】 (講師が各人のビデオデータを1本につなぎ編集した) | |
45分間 | 水の学習② <全体> | 「水」を考える、知る、発展させる 【長谷川、松尾】 ●長谷川:生態的な「水」、水循環 ●松尾:社会的な「水」 参考映像『Think water』の再視聴と講師の深掘り解説 ●さまざまな「水」とその課題を「自分ゴト」と捉えられる |
20分間 | マンガとアフリカ <全体> | アフリカのマンガ家が描くアフリカ 【ユー】 ●アフリカでのマンガ指導について ●京都国際マンガミュージアムのアフリカマンガ展 ※多様性の理解:「可哀想なアフリカ」だけでないアフリカ |
休憩 | ||
10分間 | 表現の学び: コマ撮りの注意 <全体> | ストップモーションスタジオの解説おさらい 【荒井】 ●カメラ固定 ●操作の基礎:基本機能のみ ●ムービーファイル出力のやり方 |
20分間 | 表現の学び <全体> | いろいろな映像表現 【荒井】 ●「伝えるアニメ」のコツ ●参考アニメを見る |
5分間 | 表現の学び <全体> | 参考アニメ 【伊藤】 ●60秒のメッセージアニメ(デンマークの大学生実習作)を見る |
30分間 | 表現の学び <全体> | 伝えたいことが伝わる実写映像 【佐藤】 ●「1分間」でどれだけのことが伝わるのかを考える ●The one minutes Jr.(オランダ)の出品映像を見る ●1分間映像ワークショップ(日本)で制作された映像を見る 映像制作をしてみよう 【佐藤】 ●丸いストーリーボード(円コンテ)の使い方の説明 ●ワンページャーを映像にする計画:制作前にグループで決めること |
休憩 | ||
30分間 | グループのメンバー を知る <グループワーク> | メンバーの自己紹介 ワンページャー ふりかえり わたしが飲んでいる水/共通すること/異なること/驚いたこと、などな 実写で、ワンページャーの「〇〇」をビデオ撮影する 長さ1分~2分 3日目 12月27日に発表 ●メンバーがもっと知りたいコトを質問、その答えを各自がビデオ撮影する ●構成を決める 丸いストーリーボード(その他のフォーム可)に記録する ースマホカメラはヨコ向き or タテ向きか?、画角は? ーオープニング、エンディングを入れるか? ー映像つなぎの順番は? ーサウンドは? ーグループ独自にやりたいこと? ●分担を決める ーオープニング、エンディング ーサウンド(選曲、演奏、セリフ・ナレーション録音) ー編集者(つなぎ合わせ) ●制作スケジュールを決める |
5分間 | まとめ | ●3日目の予定、準備するもの ●Slack交流のススメ:チーム交流と講師へ質問の奨励 ●参加者アンケート(終了後、Googleフォーム) |
20:20 | 終了 |
2023年12月27日 3日目の進行、内容
- 伝えたいコトを話し合う
時間 | 内容 | |
17:05 | 開始 | |
40分間 | オリエン <全体> | 3日目の予定 やさしい日本語 翻訳ツールも使おう ワークを楽しくするには 話そう(アイデアを言ってみよう) 伝えよう(得意な表現で伝えよう) 聞こう(メンバーはなにを言いたいかのか) わたしは知っているよ(メンバーを助けよう) アニメ制作プロセス(プロセスチャート)の説明 ●3日目以降になにを、いつまでに、どのようにおこなうか ●グループSlackの利用:リーダー、メンバーと相談しよう ●わからなければ、聞こう ●レクチャーノートおまとめページ ●メッセージアニメをつくるプロセス: 全日本中学生水の作文コンクール入選作文の分析 (はしまり・問題提起→展開・探求→おわり・提案や決意) 1か月前を思い出す ミニワークで作成した「小さなモノを動かす」アニメを見る |
45分間 | 発表(練習) <全体> | 「ワンページャーの映像」、グループの発表 ●リーダーがメンバーに質問: ①リーダーが良いと思ったところへのメンバーの考え、 ②メンバーが注目してほしいところ、など ●1人一言以上発言するように配慮 ●講師が、映像や着目点で良いところを評価 |
休憩 | ||
85分間 | グループワーク | アイスブレイク:自己紹介など (1日目、2日目欠席のメンバーがいたため) 3日目のグループ話し合いのゴール: ●グループの記録者を決める ●アイデアノートの事項を話し合う ●プロットを決める(途中まででもOK) ●グループ名を決める ※講師は巡回して、専門的なアドバイスし、参加者の探求を促した |
10分間 | まとめ | ●4日目の予定、準備するもの ●Slack交流のススメ:チーム交流と講師へ質問の奨励 |
20:20 | 終了 |
2023年12月28日 4日目の進行、内容
- アニメを設計する
時間 | 内容 | |
17:05 | 開始 | |
30分間 | オリエン <全体> | 4日目の予定 ●プロットの講師講評 ●シーンを計画する ●スケジュールと担当を決める ●ストーリーボードをつくる やさしい日本語 ●翻訳ツールをどんどん使おう ●このワークショップでよくないこと: 言いたいことがあっても ことばがわからなくて言わない そのままにしてしまう アニメ制作プロセス(プロセスチャート)の説明 ●4日目、5日目になにを、いつまでに、どのようにおこなうか ●グループSlackの利用:リーダー、メンバーと相談しよう ●わからなければ、聞こう ●グループのメンバー、リーダーと助け合う |
80分間 | プロットの講評 <グループワーク> | 構成、演出のアドバイス 【荒井、長谷川】 講師がグループに入り、 ●プロットを整理 「伝えたいコト」にフォーカスしたアニメになるようなアドバイス ●アニメの表現法、技法、道具、材料のアドバイスをする ※順番待ちのグループは、プロットを仕上げる。あるいは次のプロセスへ進む |
休憩 | (全体休憩なし、グループごとに休憩を入れる) | |
55分間 | グループワーク | 4日目のグループ話し合いのゴール: ①「シーン計画シート」をつくる ✓プロットを改善する ✓プロットをシーン分け、絵に置き換える:デザイン、レイアウトの検討 ✓アニメ技法、制作アプリを決める(Slackで継続協議OK) ✓スケジュール、担当を決める ②詳細設計 「ストーリーボード」をつくる ✓デザイン、素材を決める ✓カット割り ✓セリフ、ナレーション、テロップなどの原稿 ✓サウンドの計画 ※指定ワークシートでなく、グループ独自のフォームでも良い。 ●詳細設計ができなければ ✓5日目までにをできるだけ作成する(未完成での中間発表もOKとする) ●詳細設計ができたら ✓5日目の中間発表の準備: ◆発表者を決める、順番を決めて全員発表もOK ◆説明補足のスライドをつくるか? だれがつくるか?、どのような内容化?を決める ◆5日目の対話鑑賞で、伝えたいコトや制作予定を紹介: リーダーが質問、メンバーが回答する。 ✓デザイン、造作など、制作のできることをはじめる ※講師は巡回して、専門的なアドバイスし、参加者の探求を促した。 |
10分間 | まとめ | ●5日目の予定、準備するもの ●質疑応答 ●参加者アンケート(終了後、Googleフォーム) |
20:00 | 終了 |
2024年1月7日 5日目の進行、内容
- 中間発表、改善
時間 | 内容 | |
17:05 | 開始 | |
20分間 | オリエン <全体> | 5日目の予定 ●中間発表 ●スケジュールと担当を決める ●ストーリーボードをつくる やさしい日本語 ●翻訳ツールをどんどん使おう ●このワークショップでよくないこと: 言いたいことがあっても ことばがわからなくて言わない そのままにしてしまう アニメ制作プロセス(プロセスチャート)の説明 ●5日目、6日目になにを、いつまでに、どのようにおこなうか ●グループSlackの利用:リーダー、メンバーと相談しよう ●わからなければ、聞こう ●グループのメンバー、リーダーと助け合う |
5分間 | グループワーク | 中間発表の確認 ●内容、プレゼン資料 ●発表者 |
35分間 | 中間発表 <全体> | ストーリーボードのグループ発表 ●ストーリーボード/シーン表/イメージボード、 キャラクター図などを画面共有しながら発表 ●リーダーがメンバーに、深掘り質問(簡単な質問) ✓見せ場 ✓工夫するところ ✓困っていること、アドバイスしてほしいところ ✓デザイン(キャラクター、背景など) ✓アニメの表現法 ✓編集:どのようにまとめたいか ✓担当、など |
110分間 | グループワーク | 講師がグループに入り、アドバイスする ※講師待ち中や、アドバイス終わったら、グループの話し合い。 5日目のグループ話し合いのゴール: ①ストーリーボードの改善、決定 ②制作の準備をする ✓スケジュールと担当を決める ✓材料、道具、アプリを決める ③6日目までに完了すること・・・Slackで継続協議 ✓メッセージアニメの完成 ✓発表者、スライドや補足資料の作成者を決める ✓メッセージのプレゼン: ◆メッセージアニメの上映(最終データの提出) ◆プレゼンテーションスライド: ▪グループ名、メンバー、分担の紹介 ▪伝えたいコト(メッセージ)、その理由・根拠 ▪プロット ▪アニメ制作で工夫したこと ▪グループワークで工夫したこと ④時間があれば、制作を始める ※使い慣れたツール、アプリを自由に使う。 ※グループで休憩をとる。 |
10分間 | まとめ | ●6日目の予定、準備するもの ●質疑応答 |
20:00 | 終了 |
2024年1月21日 6日目の進行、内容
- 最終発表、ふりかえり
- 参観者 12名(日本語指導者・教育者、海外日本語教育支援者、高校・大学教員(参加者の関係者)、団体職員)
時間 | 内容 | |
17:00 | 開始 | |
10分間 | オリエン <全体> | 6日目の予定とゴール ●発表の最終確認 ●発表、講師のフィードバック ●ふりかえり やさしい日本語 ●翻訳ツールをどんどん使おう ●このワークショップでよくないこと: 言いたいことがあっても ことばがわからなくて言わない そのままにしてしまう Padlet:メンバー、講師、リーダー、参観者が感想などを投稿できる アンケート全員回答(終了後、、Googleフォーム) |
40分間 | リハーサル (グループワーク) | グループで発表の最終確認 メンバーが揃ったグループからリハーサルをおこなう 事務局・講師がグループを巡回 グループ発表の段取り確認 ●発表者の登壇順 ●アニメ再生/共有(担当者) ●スライド等の共有(担当者) |
待機 | 参観者がZoomに入る | |
18:00 | 最終発表会開始 | |
15分間 | 主催者挨拶 【伊藤】 ●ワークショップの概要 ●Padlet利用 ●アンケート(参観者)全員回答 ●「録画中」の了解、名前表示、ビデオオンお願い | |
50分間 | 最終発表 (全体) | グループの発表(順番:G2→G3→G4→G1) ●グループ名、メンバーのニックネームと担当の紹介、 伝えたいコト、プロット、メッセージを伝えたい相手 ●メッセージアニメの上映(Zoom画面共有) ●対話鑑賞 リーダーがメンバーに深掘り質問し、メンバーが答える ✓アニメ制作とグループワークでがんばったこと、工夫したこと ✓アニメで表現できなかったこと、できなかったと思うこと ✓伝えたいコト(メッセージ)の根拠、裏付け ✓メッセージアニメをひろめる方法案 ✓観客に知ってほしいこと ✓その他 講師アドバイス:各グループの発表後 ●水の学習、映像について、講師各1名ずつ交代でアドバイスする ※グループの発表スタイルで発表する。 ※日本語学習者を考慮して、深掘り質問は事前に 学習者に伝えて発表の準備を促した。 ※参観者、参加者、GL、講師の感想などはPadletに投稿する。 ※参観者アンケート(修了後、全員回答依頼)。 |
15分間 | 講師講評 (全体) | 講師全員、全体に対する講、感想 |
参観者への伝達 【伊藤】 ●Padlet投稿、参観アンケート回答依頼 発表会終了の挨拶 【浪越】 | ||
19:20 | 最終発表会終了 | 参観者 退出 参加者、GL、講師 休憩 |
休憩 | ||
25分間 | ふりかえり (グループワーク) | みんなで健闘を讃え合う ●メンバーに伝えたいコト(感謝など) ●発表時の対話鑑賞で言い足りなかったコト |
10分間 | ふりかえり (全体) | 熊本在住の参加者、にこさんが「水俣・水俣病」について話す 講師のコメント ●歴史に学び、「水」に関連するコトを広く、 深く考え続けてほしいということを伝える 全員ひとこと感想(ワークショップについて) |
15分間 | まとめ | 参加アンケート全員回答(終了後、Googleフォーム) Slackの期限 |
20:00 | 終了 |
6日目発表会後、にこさんの水俣、水俣病に関する話
- 6日目最終発表会が終了して参観者が退出後の全体ワークにて。
- <経緯の説明> 【伊藤】
- これまでに「水俣(みなまた)」、「水俣病(みなまたびょう)」について、さとーさん、はせさんが何回か話してくれた。
- アルファベットで書かれた「MINAMATA」を知っている外国のひともいる。
- 熊本県の水俣では汚染物質が「水」に溶けて海に流れ込み、神経系の病気でとても多くのひとたちが苦しみ、今でも苦しんでいるひとがいる。戦後、日本で公害が広く知られるきっかけとなった公害、公害病である。
- 熊本の子どもたちは小学校から勉強をしている。自分で勉強するひとたちもいる。
- 熊本の高校に通う、にこさんが、どのような勉強をしてきたか、どのようなことを考えているかなど、にこさんがみんなに伝えたいことを話してくれるよう、わたしが依頼した。
- 難しい日本語も出てくるから、はるちゃんが大事なところを中国語にしてチャットに書いてくれる。中国のメンバーはチャットを見ながら聴いてほしい。
- <にこさんの話>
- 水俣病は、1956年から熊本県水俣市で発生した病気。
- 発病すると、脳に異常が起きて歩けなくなったり、しゃべれなくなったり、見えなくなったり、普通の生活ができなくなる。
- 水俣病の原因は、工場が捨てた有害物質「メチル水銀」。
- 工場が海に捨てメチル水銀を微生物が食べ、その微生物を小さな魚が食べ、大きな魚が食べ・・・最後に人間が魚を食べて発病するという「食物連鎖」。
- 微生物から人間に届く間に「生物濃縮」が起こり、メチル水銀の濃度が高くなり、人間に届くまでに毒の量が増えていく。
- 水俣病でたくさんのひとが苦しみ、たくさんのひとが亡くなった。
- さらに恐ろしいのは、水俣以外に住むひとたちくまが偏見を持ち、差別するようになったこと。
- 水俣病患者の話を聴くと、メチル水銀も恐ろしいが、それ以上に人間による差別が怖いと思う。
- 当初は感染病と思われて、入院できず、苦しみながら家で亡くなる患者もいた。
- 水俣の海はきれいになったが、今も水俣病に苦しんだり、偏見に悩まされているひとがいる。
- メチル水銀を流した工場が悪いのだが、水俣のひとを差別したひとも悪い。
- しかし、差別したひとは正しい事実を知らず、正しい事実を知る方法がなかったから差別したのかな、とも思う。
- そう考えると、誰が悪いと決めつけられない、一概には言えないと思う。
- 熊本のひとたちは怖ろしい事実を忘れないように、小さい頃から水俣病について勉強している。
- 今の水俣市はとてもきれいな所で、海はとてもきれいだ。
- ゴミの分別が厳しくて23種類に分けるなど、自然を大切にするようになった。
- ゴミによって自然を失うということを、水俣病を通してわかった。
- わたしたちが生きるためには、きれいな「水」が必要であるということもわかった。
- そのためにゴミはきちんと捨てて、美しい海を保つことが大切と思う。
- 水俣病をひとごとと思わず、少しでもいいから調べてほしい。
- <にこさんの話後のコメント>
- ひとさん(伊藤)
- 「水」が汚れただけでなく、差別が起こった。
- わたしも詳しく知らないが、「知らない」ということが理由にならないことが、にこさんの話からよくわかった。
- にこさんのグループ2は食物連鎖をテーマにしたアニメを作った。アニメを制作する中でいろいろなことを考え、勉強した。このような表現でいいのかなどもそれぞれに考え、アニメという形したと思う。
- にこさん、自分が知っていることをしっかりと話してくれてありがとう。
- さとー(佐藤)
- にこさんの水俣病の話にリアクションしたい。
- 熊本で水俣病を勉強されているのはすばらしいこと。ぜひ続けてほしい。
- 水俣だけの問題ではない。水俣の問題は「日本の縮図」と言われている。
- 水俣病がちゃんと世界に伝わっていたら、カナダやブラジルの水俣病は防げたかも知れない。アジアやほかの国々の「水」の汚染も防げたかも知れない。
- これは日本全体の責任であると思う。
- 熊本には「水俣学」と言う学問がある。
- 自分は記録映画の専門家として「水俣」のことは毎年学生たちに記録映画を通じて伝えるようにしている。
- 環境全般を考える上で、日本の原点、公害の原点、水汚染の原点として、にこさんも勉強し続けてほしいと思った。
8.講師、グループリーダー、事務局スタッフのアンケート回答
- ワークショップ終了後のアンケート、回答者:11名。
- Q ワークショップは全般的にどうか?
- 7名 とても楽しかった。
- 4名 楽しかった。
- 0名 楽しくなかった。
- 0名 普通。
- Q 日目の最終発表の雰囲気はどうか?
- Q 6日目の最終発表の進行などはどうか?(複数選択可)
- 9名 プレゼンの時間(長さ)は良かった。
- 1名 プレゼンの時間が短かった。
- 1名 プレゼンの時間が長かった。
- 4名 プレゼンのやり方(アニメ上映+補足説明+対話鑑賞)は良かった。
- 0名 プレゼンのやり方が良くなかった。
- 8名 講師講評の時間は適切だった。
- 0名 講師講評の時間が短かった。
- 0名 講師講評の時間が長かった。
- 6名 講師講評の内容は役に立った。
- 0名 講師講評の内容は役になたなかった。
- 0名 講師講評の内容が役立ったか判断できない。
- 3名 参観者に感想などを求めた方が良かった。Patletと併用した方が良い。
- 4名 参観者の感想などはPadlet投稿で良かった。
- 0名 進行役が拙かった。
- 1名 時間がタイトなのは重々わかるので参観者に感想を求めるかは微妙なのですが、お二人くらい一言ずつもらっても良かったかな、という感じはします。
- Q 発表会終了後の「ふりかえり」はどうか?
- 8名 時間と方法ともに適切だった。
- 1名 時間が長かった。方法は適切だった。
- 0名 時間は適切だが、方法が良くなかった。
- 2名 時間が短かった。方法は適切だった。
- 0名 時間と方法ともに不十分だった。
- Q ワークショップに参加して、ご自身に気づきや変化があったか?
- Q 上の質問に関し「あった」回答は、どのようなことか記入。「なかった」「よくわからい」回答は、コメントがあれば記入。
- 何かを伝える、という時に私の中には「アニメ」という選択肢がなかったので、新たな選択肢が増えました。
- 水についての理解が深まったし、色々なところに住むみんなの意見を聞くのは楽しかったです。優しい日本語についても学ぶことができました。
- 話し合いの時間で、中国から参加の方がはるちゃんに助けられたくさん意見を述べられていた場面を見て、あらためて「話せないからといって考えが拙いわけではない」ということを再確認しました。
- 幾つかのW.Sを経験しましたが、ひとつの方法としてとても参考になりました。
- 高校生や大学生たちの多性ぶり
- 水に対する知識や捉え方、グループ制作のやりがいや難しさ
- これまで接触したことがない方とコミュニケーションを取りました
- 今の高校生世代に限らないが、環境問題に対してマスメディア等が発信している表面的な内容が刷り込まれていて、本質的なこと(例えば自分の住んでいる土地の説明など)をきちんと自分から発信できる人がかなり少ないことに気づけたこと。
- 今回、特に参加者同士がコミュニケーションをよりよくとるために頑張っている印象で、こちらもその方法などが参考になりました。
- リーダーが試行錯誤しながらも軽やかに問題解決しながら参加者をリードしていくのを見て、私も身に付けたい力だと思いました。
- Q 講師、リーダーとして工夫されたこと、苦労されたことなどがあれば記入。
- 何を伝えるべきかが分からず、ギリギリまで悩みました。
- 遠く離れた場所に住むみんなと一つのアニメーションを作るのは大変なことだし、このような機会がないとすることできないですが、貴重な機会となって、とてもいい経験となりました。それぞれの予定があって、ギリギリになって不安ではありましたが、無事いいものができてよかったと思います。
- グループセッションの際講師は適当に各部屋を巡回していましたが、講師が入ることでグループが話しづらい雰囲気になりはしないかといちいち心配になりながら回っていました。
- 毎回のW.Sが長時間だったため、自分の持ち時間が延長しないように気にしていました。
- 言語サポイートのタイミングや程度についていろいろ考えた
- 名指し、話しかけることで、参加者をもっと発言することになりました
- 欧米ではきちんと履修する水文科学や地質学について、日本・アジアは災害大国であるというのに、カリキュラムの都合や、教える側の知識・理解不足で科学離れが進んでいる背景から、水の課題がひとごとととらえられないように、ワンページャーから皆の共通課題を掘り下げるのに苦慮しました。
- Q グループリーダーについて。(複数回答可)
- 8名 ムサビ生が参加してくれて良かった。
- 8名 リーダーは大学生がよい。
- 2名 高校生メンバーの中からリーダーを選ぶ。
- 2名 講師がリーダーを兼ねる。
- 4名 卒業生をリーダーに向かえるとよい。
- 2名 ファシリテーターの教育を受けたファシリテーターが加わるとよい。
- 1名 毎回参加できる講師がいらっしゃれば、もっとグループ活動に関わっていただいたほうがよい。
- Q 参加者の総数、チーム編成について。
- 9名 適切。
- 0名 多すぎる。
- 1名 少なすぎる。
- 1名 たくさん欠席することが前提のメンバーの参加は再考していただきたい。
- Q 参加者の日本語力、コミュニケーション力について。(複数回答可)
- 9名 日本語力の低い参加者もいたが、ワークショップは成立した。
- 1名 日本語力が低く、グループワークの話し合いや制作に支障があった。
- 1名 日本の高校生のコミュニケーション力(あるいは非日本語話者との交流体験)と交流意欲ともにが高かった。
- 3名 日本の高校生の交流意欲は高かったが、非日本語話者との交流体験が少ないと感じた。
- 0名 日本の高校生のコミュニケーション力が劣り、交流意欲も低かった。
- 1名 グループ毎に少しずつ違いはありましたがサポートのおかげで成立したと思います。
- 1名 各グループ内での進行では苦労も多かったと思います。
- 1名 日本の高校生のなかには、コミュニケーション力が劣り、交流意欲も低かった参加者も散見された。
- Q 日本語学習者の日本語レベルにつて。
- 2名 参加条件の日本語レベルを上げるか、参加者選考を厳しくすべきだ。
- 7名 現行のままでよい。日本語以外の能力も考慮するとよい。
- 1名 どちらとも言い切れませんが現レベルであれば言語サポートがやはり必要かと思います。
- 1名 中国からの参加者は、日本語での対応は苦労が多かったように思われます。
- Q 日本語学習者を対象にする場合の言語対応について。
- 6名 現行ままでよい。参加者同士、講師やリーダーが言語サポートする。
- 2名 通訳者(専任者)がいるのが望ましい。
- 1名 自動翻訳などのツールを導入すべき、検討すべき。
- 1名 私のグループは、結構みんな日本語が上手で、日本語が上手な中国からの参加者がいたので、中国の参加者も話しやすかったと思います。チャットやスラックに文面に起こすことで話せることが多かったので、グループによるかなと思います。
- 1名 通訳とまでは言わないが、各グループに言語サポートは要るかな、と感じました。
- Q 開催の日数、1日当たりの時間について。
- 2名 日数と1日当たりの時間ともに適切。
- 0名 日数と時間ともに短すぎる。
- 0名 日数と時間ともに長すぎる。
- 3名 日数が足りない。
- 1名 時間が短い。
- 1名 日数が多すぎる。
- 2名 時間が長すぎる。
- 1名 オンラインで拘束する時間としては長すぎるかなと思いました。
- 1名 日によって時間配分がまばら。WS参加者には、WSの内容・時間配分を前もって知らせて中抜けされないような工夫も必要かも。
- Q 課題「水」について。
- 10名 多くの参加者が関心を持っていた。
- 1名 参加者の関心は低かったが、徐々に関心が高まった。
- 0名 参加者の関心が低く、関心が広がらなかった。
- Q ワンページャーについて。
- Q ワンページャーの映像について(全ワークを終えた評価)。(複数回答可)
- 7名 課題「水」の理解を助けた。
- 2名 課題「水」の理解や関心喚起に役立たなかった。
- 8名 グループワークに役立った(協力の雰囲気づくりなど)。
- 0名 グループワークに役立たなかった。
- 3名 高校生メンバーの映像制作技量を判断できた。
- 3名 高校生メンバーの映像リテラシーを判断できた。
- 1名 参加者の負担になった。
- 5名 高校生メンバーの性格(協力的など)が推量できた。
- 1名 欠席して見ていないため判断できない。
- Q ワークシートついて。(複数回答可)
- 9名 「アイデアノート」(キーワードからプロットをつくる工程)は適切。
- 0名 「アイデアノート」(キーワードからプロットをつくる工程)は改善が必要だ。
- 7名 「4画面物語」、「カット表」、「ストリーボード」は適切。
- 0名 「4画面物語」、「カット表」、「ストリーボード」は改善が必要だ。
- 1名 幾つかのシートが提示されて、どれが使いやすいかを使用者が判断できれば問題ないと思います。
- 1名 欠席したため判断できない。
- Q ストーリーや構成の作成(技能)について。
- 1名 基礎技術を教えた方が良い。
- 8名 今回の運用でよい。
- 1名 基本的な考え方はレクチャーしてもいいと思いますが、その項目で時間を使うこともバランスが悪くなるかもしれませんね。
- 1名 欠席したため判断できない。
- Q アニメ制作と編集の技術について。(複数回答可)
- 1名 コマ撮りや編集の基礎技術をもっと教えた方が良い。
- 2名 制作の技量を高めてから、ワークショップをした方が良い。(制作技術の講習が別途必要)。
- 3名 学習者が自習したり、困った時に調べられる、手引き書やウェブサイトがあると良い。
- 2名 グループリーダーが映像制作の支援できると良い。
- 8名 今回の運用で問題ない。
- 1名 集まった参加者の技量を事前に聞き、それに基づいてプログラムを調整すればいいと思います。
- Q Slackについて。(複数回答可)
- 0名 グループワークに役立った。
- 0名 グループワークには役立たなかった。
- 2名 アニメ制作前、グループ内交流が少なかった。
- 4名 事務局との連絡に役立った。
- 0名 事務局との連絡には役立たなかった。
- 2名 投稿(すべての投稿者から)が多く、煩雑だった。
- 3名 高校生メンバーの投稿が少なかった。
- 2名 参加者間のダイレクトメッセージ禁止は適切だった。
- 1名 参加者間のダイレクトメッセージを許した方が良い。
- 4名 参加者と講師・リーダーとのダイレクトメッセージ禁止は適切だった。
- 0名 参加者と講師・リーダーとのダイレクトメッセージを許した方が良い。
- 1名 Slackのやり取りは便利だと思いますが、やや情報過多のようにも思いました。
- Q 全体、個別問わず、意見や提案など、自由記入。
- 講師として何を伝える必要があるか最後まで悩みましたので、「講師が何を話せるか」と「運営が何を話してほしいのか」のすり合わせをする、または運営が指定する、でも良いかなと思いました。私も理解不足なところが多くて、ご迷惑おかけして申し訳ありませんでした。
- 私には絶対思いつかないであろう、アニメを通した素晴らしいワークショップに参加できて光栄です。また機会がありましたら何かお手伝いできればうれしいです。
- 充実した内容で一定の成果はあったと思います!参加者がオンラインで互いを知ることができる日数や時間数を持てたのではないかと。
- ただ個人的にはやはり参加者へのミッションが多く負担が大きすぎるのではないかな〜と感じてしまいます。それがこのWSの特徴であるならそれでも良いのかも知れませんが。
- 参加できない回がありましたが、全体を通して、グループリーダーの皆さんの取りまとめの努力が素晴らしかったと思います。
- 本当にお疲れ様でした。よいプログラムとなりました。
- 敢えていうのなら、錚々たるメンバーが講師になってくださっているので、もっと活躍していただいてもいい気がしました。
- ワークショップ以外のSlackのやりとりが膨大でした。
- Slackで決めなければいけないことや、周知しなければいけないこと等、連絡を多く取らなければいけなかったため、負担を軽減できる方法を取るなどの対策をしていただきたいと思いました。いろいろなことを踏まえて事前に業務内容の詳しい説明があると良いと思います。
- また参加者の欠席が多かったことや、言語が通じず、話し合うことが通訳なしでは困難であったため、時間もかかり苦労しました。
- 制作期間もワークショップ外でしたので、負担だったと思います。
- それらを踏まえても、今回のワークショップでは貴重な経験ができたので感謝しています。
- 日々皆さんからの提案を受けて、年々WSの内容はスパイラルアップされていると思います。
- もう少し本質的な課題に迫れると、なお良いのですが・・・。
- 専門的な内容を理解し、マスメディアの表面的な内容ではなく、自身やグループの深堀りにつながる取り組みを目指したいです。
- 今回も学ぶことの多いワークショップでした。
- ムサビの方々にリーダーをお願いできたのは本当に正解で、それぞれの参加者の得意分野や個性を理解しつつ、よく引っ張って行ってくれたと思います。
- 参加者の欠席が多かったのが悩みですね。6日間は多いのかも、と思いました。
- 講師の皆さんのアドバイスやコメントもうなずけるものばかりで勉強になりました。参加者ひとりひとりにきちんと届いていれば、と思います。
- 今回情報サイトで知って参加してくれた学生がいたので、広がりに期待したのですが、リタイアした参加者もいたのが残念だ。誠意ある参加者を得るにはこれまで通り先生方のご紹介が適切なのかなと思いつつ、広げる方法についてももう少し探れればと思います。
- 参加者の皆さんやリーダーの頑張りと、講師、参観者の皆様の温かな見守りに感謝いたします。
- 本ワークショップは、アニメーテッドラーニングの日本における普及促進を目的とし、一般社団法人アニメーテッドラーニングらぼが企画運営しました。
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