- 「高校生と日本語学習者のアニメーテッドラーニング―アイデアをアニメで伝える 高校生と日本語学習者のワークショップ2023」で作成したメッセージアニメーションです。
- チーム:しずくの大冒険
- メンバー:チョウチョウ(中国在住)、どうう(中国在住)、シンちゃん(中国在住)、はっぱ(日本在住)、にっしー(日本在住)
- グループリーダー:メイ(武蔵野美術大学)
- 担当:
- キャラクター考案:先輩さん:にっしー / 後輩ちゃん:シンちゃん
- 脚本:シンちゃん
- キャラクターデザイン:はやし
- コマ撮りアニメ撮影
- ①~③:チョウチョウ
- ①~⑤:シンちゃん
- ②~⑧:にっしー
- ⑨~⑩:はっぱ
- エンドクレジット:メイ
- 挿入グラフ作成:どうう
- 編集:メイ
- タイトル:雫の大冒険(しずくのだいぼうけん)
- 伝えたいコト
- プロット(あらすじ)
- 伝えたいコト
- メッセージを伝えたい相手
- メッセージアニメの探求プロセス
- プレゼンテーション-6日目(1/21)
- がんばったこと、工夫したこと
- メッセージアニメの広め方
- アニメで表現できなかったこと
- プレゼンテーションのスライド
- 講師講評-6日目(1/21) メッセージアニメについて
- ワークショップ終了後アンケートより、グループのメンバーに伝えたいこと
- ※本記録はプライバシーの保護などのために事務局が編集しています。
伝えたいコト
プロット(あらすじ)
- 先輩さんと後輩ちゃんは水循環を通して地球上を大冒険する。
- 後輩ちゃんにとって初めての水循環はドキドキだが、先輩さんに教えてもらいながら巡る。
- コンクリートに降り立つ後輩ちゃんは土に浸み込めなくてたいへんなことに!?ふたりは無事に循環できるだろうか?
- プレゼンテーション-6日目(1/21)より (シンちゃん)
伝えたいコト
- 雨や水循環など、水の大切さを伝えたい。
- 災害があって雨によりたいへんな思いをしても、雨の重要性を忘れてはいけない。
- プレゼンテーション-6日目(1/21)より (シンちゃん)
メッセージを伝えたい相手
- 子どもたちにもわかりやすいアニメーションにした。
- プレゼンテーション-6日目(1/21)より (シンちゃん)
メッセージアニメの探求プロセス
ワンページャー
- 1日目(11/25)に、宿題のワンページャーを発表した。
- ワンページャーは、2つの質問の答えをイラスト、写真、オノマトペ、記号、記事切り抜き、テキストなど、可能な限りの表現を用いて1ページ(A4程度1枚)にまとめる。エビデンス(出典など)を表示することとした。
- 質問1 わたしが飲んでいる「水」
- 質問2 気になった「水」のニュース(新聞、ネット、書籍、伝聞など)
- シンちゃん
- どうう
- にっしー
- チョウチョウ
- はっぱ
- メイ
「ワンページャーの映像」作成
- 各自が作成したワンページャーに描かれた「水」をベースにしてグループでビデオ(1分程度、スマホ撮影)を作成した。
- 11/26、グループで撮影するテーマを話し合い、分担を決めた。
- 12/27までに撮影し、1本のビデオに編集した。
- 11/26の話し合い後、グループリーダーのメイがSlackでワンページャーの映像作成に関する案内を送信。
- <Slackでのリモート制作と調整>
- メイ:これからこのメンバーでアニメーションを作っていきます。
- 今日は参加出来なかった方も、よろしくお願いします。
- 今日は、みんなのワンページャーを見て、興味を持ったところ、気になるなって思ったところを話しました。
- そこで、水の飲み方が国によっても、人によっても違うよね、という話になりました。
- それぞれ10秒ずつ、水を飲むまでの様子をビデオに撮って、比べることにしました。
- 例えば、ペットボトルを飲む人は、ペットボトルからコップに注ぐビデオを撮ればいいよね。
- 水道水からそのまま飲む人は、そのままコップに注げばいいよね。
- お湯を沸かしてから、冷まして、飲む人は、ポットでお湯を沸かすところと、それをコップに入れるところを撮ればいいよね。
- それを12月3日までにここにあげてください!
- チョウチョウさんへ 12月3日にみんなが出してくれた動画を、くっ付けて、12月26日までにここにあげてね。可能なら、12月23日くらいまでにあげて欲しいな!
- それと、日本語ネイティブのみんなは優しい日本語を使おう!
- 日本語ネイティブでないみんなは、翻訳アプリを使ったり、分からない時は質問してOK!中国語で書いてくれてもいいよ!
- 私が翻訳アプリを使うか、ここに居る仲間達が、助けてくれるよ!
- メンバーそれぞれが撮影した映像を12/24までにSlackにアップした。
- 学校の試験期間であったり、平日はパソコンを使えないメンバーもいたため、メイがまとめ編集をおこなった。
グループ3 ワンページャーの映像
アイデアノート
- 3日目~4日目 ひとりひとりの関心事からグループのメッセージへ
- メンバーが関心を持つキーワード、5W1H、あらすじ、伝えたいコトを整理した。
- 中国メンバー1名はネットワーク不調のためZoomに入れなかったが、メイのSlackチャットを介して話し合いに加わった。
- 話し合いの記録 12/28(記録 メイ)
グループ名の検討
- 1/6、チョウチョウがSlackでグループ名の案を提案した。
- チョウチョウ:これは、私が考えたものとChatGPTで生成したいくつかのグループ名です。
- みんな選んでみてください。何かほかのいい考え方があったら、教えてください。
- 水の絆
- 雫の冒険
- 水の秘密
- みんな選んでみてください。何かほかのいい考え方があったら、教えてください。
- メイ:おお!いいですね。
- シンちゃん:雫の冒険がいいと思います。
- もし[雫の冒険]というタイトルをつけたら,チーム名はしずく冒険隊をつけた方がいいと思います。
- みんなさんはどう思う。
ストーリーボード
- 4日目~5日目 アニメの設計
- 1/7、ワークショップ開始前にシンちゃんが、アイデアノートで整理したコトをストーリーボードにして提案した。
- シンちゃん:雪の形成過程を調べてみたところ,雨粒が空中で凍って氷になったわけではなかったので、二つ目のシーンを勝手に変更しました、こめん。
- メイ:とってもいいと思います!雪のシーンもいいと思います!︎
講師アドバイス-5日目(1/7)ーストーリーボード、構成などについて
- 講師アドバイスは講師が質問し、グループメンバーを代表してメイが返答したり、講師間の対話で進んだ。
- さとー(佐藤)
- (質問) キャラクターは水滴で、先輩と後輩。水滴は水蒸気、氷に変わりながら、水の循環を学ぶストーリーか?
- (返答) シンちゃんが調べて、キャラクターはそのまま変えずに、雪の結晶と会うというようにすることにした。
- (質問) 水循環を学ぶというが、どこを描こうとしているのか?
- (返答) 全体で、水の循環。先輩と後輩が冒険の道々で循環を表す。
- のんき(荒井)
- ●エンディングで初めに戻るというのはシンプルで、実現可能なアイデアと思う。
- ●イントロで、2つのキャラクターをいきなり出すより、雨が降っていることが分かる、雨の水滴であることが分かるシーンを入れると良い。
- ●キャラクターの先輩と後輩の設定がおもしろい。2キャラクターの会話劇にしても良いかも。たとえば、後輩「ここはどこ?」、先輩「きみ、初めて来たのかい?」みたいな。
- はせ(長谷川)
- (質問) 一番伝えたいことは、なに?
- (返答) 子どもがわかりやすいアニメにしたい。おとぎ話のようにしたいと話し合った。
- ●水循環の説明は分かりやすい。
- 子どもが見て、循環を応援したい、循環を邪魔するとか、ストーリーに変化があるとおもしろい。
- 循環できなくなるシチュエーションが入るとおもしろいと思う。
- ●先輩がサングラスを掛けていると「悪い水」に見える。先輩は「循環〇回目」とか書いてみたら?
- のんき(荒井)
- 後輩がアスファルトの道路に落ちて、上手くしみ込まずに小さくなる、とかはどう?
- はせ(長谷川)
- しみ込まないと、後輩だけ雲に戻ってしまう。
- のんき(荒井)
- そうすると、どこかで再会するとか。ここで、なにか展開があると良いかも。
- さとー(佐藤)
- 先輩、後輩の設定なら、先輩がなにか知恵を授けるのも良いのでは?
制作スケジュールと分担
- 1/7、グループワーク後にメイがSlackにスケジュール、アニメ制作の注意点などをアップした。
- メイ:今日参加できなかった人も、次が最後(アニメーションの発表)なので、頑張ってアニメを完成させよう!︎:
- わからないことがあったらここでたくさん聞こう。
- ★:今日決まったこと
- ・ナレーションは入れずに字幕!
- ・stop motion studioを使って撮影
- 画面は 横長 規定サイズ
- 速度は5(fps)
- ・著作権に注意して作ろうね!(フリー素材を使ったり、自分で作ったり)
- ・ にっしーさんが作るシーンで、後輩ちゃんを先輩さんがアスファルトから土の方に連れてきて一緒に染み込んでお花を元気にする
- グループ名は、しずく冒険隊、作品名は雫の冒険に決まりました。
- ★一番最初にやることは、アニメーションをとること!
- しずくの原画(シンちゃん作成)を A4 で印刷して、新人ちゃんの片方の眉毛と目、口、先輩さんの口、そして手足を書き足して使おう!
- タブレットで書き足してもOK。
- 背景は各自やりやすいのを使ってね!
- 粘土を使ったり、画用紙を使ったり、折り紙、色鉛筆やペンで描いた背景の上を、雫のふたりに動いてもらってもいいよね。
- どううさんは、にっしーさんが作るアニメに、どううさんのグラフが登場するから、なるべく早めにグラフを上げてね。
- このグラフになった!(例えば、土の浸透率の違いなのか、それ以外なのか)って決まったら、まず教えて欲しいな。
- 次回の発表者はシンちゃん!今回はネットワークが悪かったので、リベンジしよう!
- 発表の時のスライド(例えば物語のあらすじとか、キャラ説明とか)は、シンちゃんかメイに余力があったらやる!
- 大体の日程はこんな感じ:↓:時間があまりないけど、、頑張ろう!:
- 17日までにアニメーションを投稿しよう!
- どううさんは、13日くらいまでにグラフを投稿してね!(にっしーさんがアニメーションを作るため)
- できない!終わらない!わからない!って思ったらいつでもここで教えてね:くつろぎ:みんなで助けるよ!(アニメーションの配分を変えることもできるよね!!)
デザイン
- キャラクターのデザイン
- 12/28、シンちゃんとにっしーが主人公の「しずく」のデザイン案を出した。
- 新人ちゃんの設定(シンちゃん作成)
- しずく、ほかのデザイン(にっしー作成)
- 1/7、しずくデザイン決定(シンちゃん作成)。
- 原画をダウンロードして、必要なパーツなどを書き足して使うことにした。
アニメーション
- 1/14以降、担当シーンのアニメーションカットがSlackにアップされた。
- 「しずく」のデザインを各メンバーが手描きキャラクター、切り絵の粘土の立体キャラクターにしてコマ撮りした。
- 1/18~1/19、動画の画質とファイル転送に関するメンバー、グループリーダー、講師(のんき)との交信:
- チョウチョウ:オリジナルの映像を送るにはどうすればよいですか? 動画が圧縮されて不鮮明なのですが…。
- のんき:チョウチョウさん、「ギガファイル便」を使うことはできますか? https://gigafile.nu/
- オリジナルサイズをアップすると,しばらくの間ファイルをあずかってくれます。ダウンロードリンクが作られるので、そのリンクをここに貼り付けられると良いかと思います。
- ダメだったら別の方法をかんがえますね。
- メイ:のんきさんの端末では画質落ちてますか?
- 私の端末では綺麗に映っていると思うので、そのままでお願いしようとしていたのですが。。。
- のんき:スマホで確認する限り問題ない気がしますが、帰宅してPCで確認してみますね!
- チョウチョウ:わかりました!ありがとう、のんきさん。
- のんき:チョウチョウさんがSlackに送ってくれたアニメーションをダウンロードしたけど、メイさんの言うとおり画質悪くないようです。
- 1280×720ピクセルなので、1920×1080ピクセルのムービーにするには少し拡大する必要がありますが、見た目はそれほど変わらないでしょう。なので送り直さなくても大丈夫だと思います!
- 1/20、どううがアニメに挿入するグラフをSlackにアップした。
- 1/20、シンちゃんがセリフの参考データをSlackにアップした。
- シンちゃんは、講師アドバイスを受けて、いくつかのシーンの順番の変更を提案した。
プレゼンテーション-6日目(1/21)
グループワークの説明
- グループでメンバーがそれぞれが分担した作業をして、それぞれのシーンを撮影した。
- グループリーダーが編集をおこなった。
- ひとりひとりが力を尽くしてくれた。
- グループリーダーのメイさんに感謝している。
- (シンちゃん)
対話鑑賞
- グループリーダーがメンバーに質問しながら、伝えたいコトや制作で工夫したことなどを発表した。
- メイ:工夫したことは?
- メンバー:キャラクターの素材をつくることに力を入れた。紙に書いて切り抜き、動かしながら撮影した。
- これまで一度もやったことがなく、とても新鮮で難しかった。
- 自分でやってみると、制作するプロのすごさを感じた。
- メイ:たいへんだったことは?
- メンバー:アニメをつくる過程で日本語で表現したいことが表現できなかったり、洗練されたアニメをつくりたかったができなかったり、たいへんだったことはいろいろある。
- 忙しい学校生活とワークショップが重なり、全体的にたいへんだった。
- 講師とグループのみんなのおかげでほとんどの問題を解決できた。
- メイさんは、わたしが日本語を理解ができないときにチャットに日本語を打ち込んでくれた。
- ネットのアクセスが悪くてグループディスカッションに参加できないときはメイさんがSlackで内容を教えて、わたしの提案をグループメンバーが真剣に議論してくれて、わたししも議論に参加できた。
- グループのみんながいれば困難も解決できると感じた。
- つくってみて初めて、アニメ制作の難しさを感じた。
- 最初は、携帯電話で撮影すると手振れして出来栄えがとても悪かった。2回目は携帯電話を固定するしようと、本をたくさん使ったらよくなった。
- 撮影では、しずく先輩を動かすことに集中して、後輩ちゃんを動かすのを忘れて2度撮影した。
- キャラクターを粘土で作ったので、やわらかくて大変だった。
- メイ:伝えたいコトを言ってください。
- メンバー:伝えたいことは、子どもに水に興味をもってもらいたい。
- 生活に利用する水について、空から降った水がどうやって川に流れ、家々に巡ってくるのかといった循環、液体や気体の水を段階にわけて紹介した。
- メイのコメント:
- 今日はいなかったメンバーもアニメを制作した。
- 日本と中国と遠く離れた場所にいてネットワークが悪かったり、学校行事等の時期も異なりたいへんだったが、みんながちゃんとついてきてくれて、最後にアニメになりよかったと思う。
プレゼンテーションのスライド
- スライド作成:メイ
講師講評-6日目(1/21) メッセージアニメについて
- はせ(長谷川)
- コミカルな水の循環を描き、先輩と後輩を応援したくなるアニメだった。
- 透水性のグラフを見せる時間が少なかった。コンクリートの数値が入っていると、コンクリートは浸み込めないことがわかり良かったと思う。
- 今後も工夫できる点がいくつかありそうだ。
- 終了後、はせはSlackでアドバイスの補足をおこなった。
- 水の浸み込みやすさを具体的な数値で表現されていた点は非常におもしろかったですね。
- 単位があると、より判りやすかったかもですね。
- ちなみに、粒の違いにより水の通りやすさが異なり、これによって地下を流れる水の速度も変わります。
- 今後のご参考までに、エクセルシートを共有しますので、見てみてくださいね。
- さとー(佐藤)
- 水の循環を描いているが、見えないものを可視化しようとするアイデアが良い。
- しずくの先輩、後輩というシンプルでユニークなキャラクターに道案内させるのがよい。
- 雨になったしずくが落ちるスピード感、「落ちていくんだ~」という感じが描かれていた。
- 花の養分になるアイデアもおもしろい。
- キャラクターが立体になったり、切り絵なり、分担したことが良くわかる。
- 訴求力のある作品になった。
ワークショップ終了後アンケートより、グループのメンバーに伝えたいこと
- メンバー:機会があればオフラインで一緒に仕事をしたいと思います!
- メンバー:麻烦了各位很多真是不好意思
- 尝试主动担当了很多任务,但是不是很熟练给大家添了很多麻烦,尤其是给メイさん,真的感谢您的帮助
- 活动真的学到了很多,感谢大家
- (Google翻訳)いろいろとご迷惑をおかけしました。
- 自分から進んでいろいろな仕事を引き受けようとしたのですが、あまり得意ではなく、特にメイさんにはたくさん迷惑をかけてしまったので、本当に感謝しています。
- 本当に勉強になりました。
- ビデオ編集を手伝ってくれたグループに感謝する。
- メンバー:ビデオ編集を手伝ってくれたグループに感謝しています。
- ワークショップの内容構成(メッセージアニメの探求プロセス)、6日目最終発表会の参観者コメント、参加者/講師・グループリーダーのアンケート回答は本ワークショップの報告をご参照ください。
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