アニメーテッドラーニング―気候変動とわたしたちのまち
小学生と中学生を対象とする、3日間のワークショップ
飛行機型のジャングルジムがあるサクラの公園「ひこーき公園」。春のサクラ、夏の木陰、秋の紅葉、冬の暖かな日の光がわたしたちを包んでくれます。でも、サクラは年老いて、激しい台風で倒れてしまうかもしれません。
ひこーき公園をどのようにしたいか、みんなで考えよう!
みんなのアイデアを、アニメにして発信しよう!!
話し合いやアニメ制作はグループに分かれてチームワークでおこない、プロのアニメーターなどが指導するので、はじめてでも短いアニメがつくれます。
1)ひこーき公園の現状を知る。公園でサクラ・ソメイヨシノなどの植物や周辺環境を観察する。
2)ソメイヨシノの特性や寿命を学ぶ。持続可能な開発目標(SDGs)の関連目標も知る。
3)現状観察と学習を元に、ひこーき公園の未来図を考え、話し合う。
4)話し合ったアイデアを物語化して、コマ撮りアニメをつくる。
5)完成したアニメをみんなで見て、振り返る。
6)ひこーき公園の未来図のアイデアとアニメをインターネットで発表する(弊法人サイトで公開します)。
【アニメーションの指導】
いがき けいこ
羊毛フェルト作家、イラストレーター。
NHK-Eテレのプチプチ・アニメ「けいとのようせい ニットとウール」シリーズ(アニメーション:やたみほ)にキャラクター造形やデザインで参加。
こどもの城 国立総合児童センターの映像事業部で数々の児童向けの映像ワークショップの運営(2007年~2015年)。現在も川崎市アートセンターなど、各地でワー クショップの講師や参加者サポートの活動を行う。
ほそかわ りな
映像作家、イラストレーター。
専門大学や高等学校などでアニメーションや映像授業の非常勤講師を務め、こどもの城 国立総合児童センターの映像事業部(2009年〜2012年)や、川崎市アートセンター(2009年〜現在)他、各地で児童向けのアニメーションワークショップの運営や指導などに携わる。
【水の語り部】
藤井 由美子
あさか環境市民会議 会長
埼玉県南西部を流れる新河岸川水系の水循環や水質調査など、流域の水と環境の保全に長年携わり、黒目川の改善に力を尽くしてきた、”水”の市民活動家。
朝霞市は武蔵野台地の北東周辺部にあり、湧水(ゆうすい、地上に噴出する地下水)に恵まれ、市内を縦断する黒目川も湧水で潤ってきました。台風や大雨では急激に増水して氾濫する時もある川ですが、その水量は減少しています。
一方、ひこーき公園(南割公園)は武蔵野台地の高台にあってかつては水利が悪く、江戸時代に開削された野火止用水で畑作が開け、雑木林や屋敷林も散在しました。
1960年代後半、昭和の高度成長期以降、朝霞は人口が急増し、東武東上線の朝霞台駅とJR武蔵野線の北朝霞駅が近くに開業すると宅地化が進み、区画整備事業でひこーき公園が設置されました。現在は、畑や雑木林はすっかり消えてしまいました。
ひこーき公園には、大きく成長したソメイヨシノやケヤキだけでなく、ツバキ、イチョウ、クスノキ、ツツジも緑の潤いをもたらしてくれています。
しかし公園は舗装された道路に囲まれ、土は踏み固められ、保水力は低くなり、降雨で表土はたやすく流出します。雨の少ない年は木々の紅葉や落葉が早まり、乾燥は進んでいます。
水のエキスパートの藤井由美子さんが、朝霞やひこーき公園の水環境などをお話します。
【学びと話し合い】
伊藤 裕美
一般社団法人アニメーテッドラーニングらぼ 代表理事
●主催 一般社団法人アニメーテッドラーニングらぼ
●子どもゆめ基金助成活動 事業名「葉っぱになったつもりで、地域の自然や文化をアニメで表現しよう はじめよう!アニメーテッドラーニング」
●協力 朝霞市みどり公園課
●参加申し込みは締め切りました。
●本ワークショップに関するご質問等はメールでお問い合わせください>> info@alljp.org