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Bai lan「ゴミ循環」- 高校生と日本語学習者WS2022

  • タイトル:ゴミ循環
  • チーム:Bai lanバイラン、和訳 なにもしたくない
  • メンバー:クリスティーナ(リーダー)、カエキしんいちエンかくかのか
  • ファシリテーター:のんきさん、なみさん
  • 担当:
    • シーン2のコマ撮り、発表スライド作成:クリスティーナ
    • シーン3のコマ撮り、オープニングとエンドクレジット作成:カエキしんいち
    • 4画面物語/ストーリーボード、シーン4、5のコマ撮り、編集:かく
    • キャラクターデザイン、シーン1のコマ撮り:かのか
    • シーン4のコマ撮り、編集:エン
高校生_Team34

メンバーが伝えたいコト、チームの発表

  • テーマ 
    • 必ず自分に返ってくる。
  • 伝えたいコト
    • 海や湖、川にゴミを捨てた場合、必ず自分に返ってくると言うコト。
    • ゴミは必ず、責任をもって、持ち帰るコト。
  • がんばったこと
    • クリスティーナ:粘土を使った。とても難しかった。思い通りに行かず困惑したが、意外と上手くできた。この経験はわたしの未来に役立つと思う。
    • カエキしんいち:みんなと楽しい時間を過ごした。水に関する知識、アニメのつくり方の勉強になった。アニメをつくるのは大変。アニメ、映画を作っている人は本当に偉いと思う。
    • かのか: コマ撮りで動画作ったことがなく、どうやってキャラクターを動かすか分からなかったが、最終的には楽しくて、めちゃめちゃいい経験ができたと思う。
    • エン:絵を描くのが全然できず、アニメをつくるのは難しかった。みんなが助けてくれてありがとう。水のことを知った。とても楽しかった。
    • かく:参加してうれしかった。チームのメンバーがアニメ制作を助けてくれた。絵(作画)が得意で、5場面を作った。能力を認めてもらうのは楽しかった。

ワンページャー 

  • 1日目チームの話し合いで、宿題としてひとりひとりが身近な「水」、その状況や問題を1ページのプレゼンにまとめたワンページャーを発表した。
  • クリスティーナ
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  • カエキしんいち
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  • かく
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  • かのか
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アイデアノート①、プロットのイメージボード

  • 2日目~3日目 ひとりひとりの関心事からチームのメッセージへ。
  • ワンページャーからキーワードを拾い出す、5W1H、あらすじ、伝えたいコトを整理する。
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  • 2日目 ブレスト話し合いを記録しよう ― 物語のプロット(あらすじ)
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プロットのイメージボード(かく)

4画面物語/ストーリーボード

  • 3日目~4日目 アニメの設計。
  • アイデアノートで整理したコトを視覚言語に置き換える。
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高校生WS_t34kaku_4framestory_Page2

3日目 チームでプロット、4画面物語/ストーリーボードを話し合った後に途中経過発表

  • クリスティーナ:かくさんが描いた5画面物語。
    • まず、スワンボートにのった人間が川にごみをすてる。
    • ごみを魚が食べる。
    • その魚をあひるが食べる。
    • 人間があひるを食べる。
    • ゴミを捨てた人間にそのゴミが戻ってくる。
    • そして人間は体調をくずす。
  • ひとさん:どんなゴミ?
  • クリスティーナ:まだ考えていない。
  • ひとさん:考えてみてね。

3日目 途中経過発表後のチーム話し合い

  • クリスティーナ: 魚と、あひるの頭をつくり終えた。
    • 水の中の表現、紙を青くぬる。水の中のぶくぶくも。
    • 食べるオノマトペと、魚がじたばたするオノマトペを考える。
  • カエキしんいち: 粘土であひると気をつくった。水は青いファイルを使う。魚はかのかさんの絵を参考に。
  • エン: フランスは日曜日がすべての店が休みで、絵を描けない。
    • オノマトペは食べる音。
  • カエキしんいち: オノマトペは、漢字を紙に書いてつくる。
  • のんき: この主人公を見て、どう思いますか?どうしてあげたい?
  • カエキしんいち: 主人公は、おなかがいたい。これから絶対ゴミはゴミ箱に入れよう、と決める。
  • かく: 主人公は、自業自得。
  • のんき: 川にごみを捨てると、自分に返ってくるだけでなく、下流のひとにも良くない結果になる。自分だけではない。
    • もしゴミ箱にちゃんと捨てるようになれば、主人公だけでなく、他のひとにも良い結果になる。
  • のんき: 先ず、タイトルを決めよう。アイデアがあるひとは、出してください。チャットにかいてね。
  • カエキしんいち: 「ゴミ循環」
  • のんき: 「ゴミ循環」をタイトルにしましょう。
  • のんき: チーム名を決めましょう。アイデアをどんどん出してください!
  • クリスティーナ: チーム・パクパク
  • かく: 「今日も働きたくない」
  • カエキしんいち: 「今日も宿題をしたくない」
  • かのか: 今日も働きたくないがいい。
  • かく: 働きたくないけれど働きます。
  • かのか: なんか社畜みたいで面白いですね
  • なみ: 中国語で「摆烂」「bai lan」
  • のんき: 1/14にかくさんが編集を終えるためには、いつまでにみんなのムービーがあれば良いか?
  • かくさん: 1/13 まで。
  • のんき: 1/13までにみんなのムービーをアップしてください

3日目 全体ワーク終了後 チームで延長話し合い

  • のんき: クリスは音を入れたいと言っていたけど、他のひとは?
  • かくさん: みんなが担当シーンに音を入れたものくれたら、全体の音楽を入れるときに、ひとの声がある部分は音楽は小さくなる。それで良い?
  • のんき: どんな音楽を入れるの?
  • かくさん: フリーBGMを使うと簡単だが。
  • のんき: Slackで、こんなBGM見つけた、というのを出してもらう?それで一番良いのを決める。
    • 皆さんそれぞれ探して、タイトルやリンクをSlackに入れる。著作権がOKのものだけ。
    • 1/12までに、良いなと思う曲をSlackに出して、1/12に決める。
  • のんき: 発表をどうするか、決めよう!
    • スライドを作るのが得意なひとは?
  • クリスティーナ: アプリがあるのでつくる。
    • みんなのコメントを入れたい。
  • のんき: その場で全員が言う?先にSlackにアップしてもらってクリスティーヌがまとめる?
  • カエキしんいち: どのようなコメント?
  • のんき: 今回アニメーションを作ってみて、
    • ●どんなところが大変だったか
    • ●水の勉強をして、何を一番覚えているか、とか。
  • カエキしんいち: 発表会で自分の感想を発表するということか?
  • のんき: はい。その場でそれぞれが言うか、事前にクリスがまとめるか。
  • カエキしんいち: アニメをクリスが発表してから、その後、一人ずつ感想を発表するのが良い。
  • のんき: ストーリーボードを描いて、Slackに入れてください。
  • それを発表の資料としてクリスティーナがまとめる。
    • その後、ひとりずつ感想を言ってもらう。
  • クリスティーナ: 大丈夫です。
  • のんき: 感想のコメントを1/15に言ってもらう。クリスティーナが次々に指名する。
  • のんき: ムービーに入れるエンドクレジットをどうするか。チーム名とみんなの名前を入れる。
  • カエキしんいち: 私がつくりたい。タイトルとエンドクレジット、両方をつくる。
    • そのあと、全体の編集もかくさんと一緒にする。
  • のんき: すばらしい!できたらそのムービーをSlackにアップする。
    • 1/13までに、タイトルと、カエキしんいちさんの担当シーンと、エンドクレジットを出してください。
    • 1/12までに、BGMの候補をみんながSlackにアップする。
  • のんき: できあがったムービーを1/15以外に発表するアイデアはありますか? コンペにエントリーするとか。
    • 思いついたら何でもSlackに入れておいてください。

決まったこと

  • のんきさんが話し合いで決まった、発表会までにすることをSlackに投稿した:
    • 1/12まで…BGM(みんなのムービーを1つにまとめた時につける音楽)を探してSlackにアップする!
    • 1/13まで…じぶんのシーンのアニメをつくって、ムービーをSlackにアップする!
    • 1/13まで…じぶんのシーンの「ストーリーボード」をSlackにアップする!
    • 1/14まで…完成したアニメをSlackにアップする!
    • 1/15まで…1人ずつ感想を発表するので、言うことを考えておく!
    • 1/15まで…発表の資料をSlackにアップする
    • 感想は、どんなことでもいいです。チームの話し合いの感想や、テーマ「水」について気づいたこと、アニメーションを作ってみて気づいたことなど言ってください。

デザイン

  • 3日目~4日目 キャラクターや背景のデザイン。
  • キャラクターのデザイン(かのか)
  • アニメーションテスト オープニングの調整 チーム名「Bai lan」決定前(カエキしんいち)
  • チーム名のデザイン(カエキしんいち)
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「水」に関するアドバイス

  • プロット、ストーリーボードの作成途上で、「水」と「石」にまつわる専門家 はせさんが「水」に関してアドバイスした(Slack交信より)。
  • 自分の捨てたごみが、自分に還ってくるという悪い循環(じゅんかん)のお話ですね!
  • 水の専門家として、少しだけコメント・ヒント出しをします。
  • 川には流れがありますので、捨てたごみは下流に流れて行ってしまいまう。
  • 捨てたごみだけであれば、ごみ拾いをするという解決方法があります。
  • ※ごみを道路や川に捨てることは悪いことという共通認識もありますね。ごみを捨てた本人がごみを食べてしまうのは「自業自得(It serves you right)」ですが、実際の水問題はもっと深刻で、残酷です。
  • 例えば・・・、
  • 上流域の畑では、よい野菜を作ろうとして、土地に肥料(N:窒素、P:リン酸、K:カリウム など)を沢山まきます。
  • 野菜が吸収しきれなかった肥料の成分は、そのまま地下水に混入してしまいます。
  • 地下水の流れは非常にゆっくりなので、数年~数十年、中には数百年もかけて下流へと流れていきます。
  • 下流で地下水をくみ上げて水道水にしている地域では、肥料の成分が混ざった地下水を飲んで、病気を発症してしまう事例が世界的にも知られています。
  • よい野菜を作ろうとして、土地にまいた肥料が時間をかけて誰かの命をうばってしまう可能性があるという点は、とてもショックですよね。
  • さらに、おじいさん・おばあさんがまいた肥料が、下流に住む自分の孫の命をうばう原因と考えると、怖くなりませんか?
  • のんきさんからも、「このお話を通して見る人に伝えたいこと、メッセージはなんだったでしょう?なぜこのメッセージを伝えたかったかな?」、とコメントがありました。
  • 残り時間も短いですが、皆さんで話し合って、より良い作品の完成を目指しましょう。

メンバーのふりかえり

  • のんき
    • 2つのチームがワーク2日目からひとつになった。メンバーの明るさが良かった。
  • カエキしんいち
    • オープニング、エンドクレジット、シーン2(鳥がさかなを食べる)をつくった。
    • コマ撮りは初めてで、私もできるんだ、ということを発見した。
  • かのか
    • 今までやったことなかったことだったので、自分はこういうことできるとわかった。
    • キャラクターデザインも初めてできた。
    • みんなに自分の絵をちゃんと見てもらうのも初めてだった。自信を持てた。
  • エン
    • 思っていたより、アニメをつくるのが難しかった。
    • 絵は苦手だが、チャレンジした。
    • 日本語で話すことが難しかった。良い経験になった。
  • クリスティーナ
    • みな、表現力が高いことを発見した。支えられた。
    • 一緒に活動することで、自分の表現力も高くなった。
  • のんき
    • みんなのすごいところを見つけられるのがすごい。
    • 観察することで、自分の栄養にもなる。
  • かく
    • 自分が得意なことができた。しかし、ストップモーションは新しいもので、今は使える。とてもうれしい。
    • また作ってみたい。

参観者のコメント(発表中、発表後)

  • 投げ捨てたゴミが「かならず自分にかえってくる」というメッセージ。
    • とても分かりやすくてユーモアがあふれるアニメーションで強いインパクトを持って表現されていました。
    • 伝えたいことを、はっきりと、たのしく、印象に残るように表現できていてすごいなあと思いました。
  • 見ながら笑ってしまいました。
    • 粘土や紙、色々なシーンを、まとまりのある一つのアニメーションにつなげたのがすごいですね。
    • また、声や音もとても上手に使っていて、メッセージがはっきり伝わってきました。
    • 絵も、大事なものが大きく真ん中にあって、とても分かりやすかったです。
    • このアニメを見ても、鴨が食べたいです。
  • とても楽しく見た。
    • アニメーテッドラーニングの指導者講習会で、わたしたちも苦労してアニメーションをつくった。伝えたいコトを上手に伝えられるのがアニメーションの良いところと学んだが、胃の様子とか、実写だとちょっと見られないが、アニメーションになると、すごく分かりやすく、メッセージとして伝わる。こういうことがアニメーションがすばらしい点と実感した。
    • みんなが協力したことがわかる、伝わるメッセージをもらった。
  • すばらしかった。2Dと3Dを一緒にしているのがいい。子どもといっしょに見たが、子どもがとても喜んで観た。
    • メッセージがとてもクリア。「ゴミはこんなに大きくない」とか、突っ込んだが、これくらいした方が分かると思った。
    • それぞれ違うところで(場所にいて)作ったというのが感動的で、どの子が中国の子?どのこがフランスの子?とすごく興味を持って見せてもらった。
    • ゲップの音とかにも反応。ジョークが入っていて、とても良かった。

ミニワークのミニアニメ「水」

  • 2日目ミニワークで、コマ撮りアプリStop Motion Studioの練習。
クリスティーナ
カエキしんいち
かく

  • 本ワークショップは、アニメーテッドラーニングの日本における普及促進を目的とし、一般社団法人アニメーテッドラーニングらぼが文化学園大学 文化・住環境学研究所との共同研究による成果を基に企画運営したものです。
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