準備:はじめてのコマ撮り(アプリでコマ撮りをはじめる)

  • 練習ワーク1の「はじめのコマ撮り」に必要な準備、アプリ(ストップモーションスタジオ)の使い方、撮影、一歩先行くコツをイラストで解説します。
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  • 次はアプリ(ストップモーションスタジオ)を起動してコマ撮りを始めましょう。
  • 本ガイダンスでは、米Cateater社のコマ撮りアプリ「ストップモーションスタジオ(Stop Motion Studio)」(公式サイト、英語のみ)を利用します。
  • 無料版がダウンロードできます。練習ワークを始める前にダウンロードして、機材にインストールしましょう
  • スマホやタブレットにはOS(オペレーティングシステム、機材の動作や操作を司る基本ソフトウェア)があります。OSによりアプリの入手方法が異なり、画面の配置や操作などが異なることがあります。準備する機材のOSを確認しましょう。
クリックするとイラストが開きます。Apple社タブレットiPad版アプリの画面と操作ボタンなどは2021年9月撮影時点のものです。
  • ストップモーションスタジオは直感的な操作ができるアプリです。小学生3,4年生なら、解説書がなくても少しアプリを試すだけで基本操作はできるようになるでしょう。
  • コマ撮りしたアニメ(アニメーション)のデータはアプリ内に自動的に保存されてリアルタイムに視聴できます。ただし、編集したり、DVDに保存したりYouTubeなどにアップするためには「書き出し」が必要です。
  • アプリの書き出しではいくつかのフォーマットが選べます。「ビデオを保存」あるいは「ムービーエクスポート」を選ぶと、データの保存先が指定できて、「mp4」という拡張子が付く映像・音声フォーマット(MPEG-4)へ変換してから保存されます。
  • 保存する時にはファイル名を付けましょう。
  • 次の解説は、物語づくりとコマ撮りのステージで切り絵のキャラクターを動かす予行演習です。
  • 練習ワーク1ではコマ撮りの前に物語を考えます。予め準備した「おにぎり顔」やキャラクターの切り絵を動かしながら物語を考えるとイメージしやすいでしょう。
  • 予行演習でイメージをつかんだら、撮影をはじめましょう。
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  • 次の解説は「いまの気持ち」と「みらいの気持ち」、その間の変化をアニメで表現するための初歩的な撮影テクニックです。
  • 最初は切り絵がコマ撮りすると動いて見えることで、学習者が子どもでも大人でも歓声をあげるでしょう。次には、学習者は自分が思い描く動きをつくりたいと意欲を示します。
  • 学習者の年齢や理解度、コマ撮りの回数に応じて、ファシリテーターはテクニックを指導してください。
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  • 最後は少し応用的なテクニックです。
  • 再生速度(フレームレート、1秒間に押すシャッター回数)と動き
  • ストップモーションスタジオの再生速度の設定
  • ストップモーションスタジオでは再生速度を設定しなくてもデフォルト設定でコマ撮りはできますが、再生速度を意識すると思い描いたイメージにアニメを近づけられるかも知れません。少し慣れた学習者には指導しましょう。
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参考アニメ 再生速度(フレームレート)や動かし方を変えてみる

  • これから見ていただく参考アニメはとても短くて違いがわかり難いかも知れませんが、コマ撮りを繰り返す内に表現の差異が見えるようになるでしょう。
  • 「fps」は再生読度(フレームレート)の表記で、1秒間の動画が何枚の画像で構成されているか、あるいは何回コマ撮りのシャッターを押すと1秒間のアニメになるかを示すの単位です。

歩いていたら犬に気づいて、近づく ー 撮影枚数と設定速度の違い 5fps 13枚撮影 均等

歩いていたら犬に気づいて、近づく ー 撮影枚数と設定速度の違い 5fps 46枚撮影 移動距離変化

歩いていたら犬に気づいて、近づく ー 撮影枚数と設定速度の違い 10fps 40枚撮影 均等

歩いていたら犬に気づいて、近づく ー 撮影枚数と設定速度の違い 10fps 60枚撮影 角度変化

犬に吠えられて、走って逃げる ー 角度やと移動距離の違い 5fps 13枚撮影 角度と移動距離の変化

犬に吠えられて、走って逃げる ー 角度やと移動距離の違い  10fps 19枚撮影 角度は均等で移動距離に変化

犬に吠えられて、走って逃げる ー 角度やと移動距離の違い 10fps 20枚撮影 角度と移動距離に変化

  • 本稿のイラスト解説と参考アニメーション 作成:あしたのんき ©︎asitanonki

本ガイダンスは、アニメーテッドラーニングの日本における普及促進を目的とし、一般社団法人アニメーテッドラーニングらぼと文化学園大学 文化・住環境学研究所との共同研究で作成されました。アニメーテッドラーニングの普及促進やその実践のためならば、著作権保持者の許可なくこのガイダンスのコピーや転載ができます。その際は出典(本サイトURL等)と下記のコピーライトを明記してください。

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