アニメーテッドラーニング指導者向けアドバンス講習会
ひるさんのこれがわかると、アニメができる!Vol.1
2022年8月30日(火) オンライン開催
- アニメ制作と発表で学びを深める「アニメーテッドラーニング(Animated Learning)」。
- 昨年、第1回のアニメーテッドラーニング指導者向け講習会をおこないました。
- 「アニメーテッドラーニング入門:文字情報をアニメに置き換えよう!」は4日連続で、24名が受講されました。
- 参加者の中には実践を始めた方々がいらっしゃいます。
- 今年から、授業や活動で「こんな時はどうしよう?」「こんなことをやってみたいけど・・・」とか、「日本語の授業でもっと伝わるアニメの指導をしたい」という指導者のみなさんとアニメーテッドラーニングを深める講習会をおこなうことにしました。
- アニメーテッドラーニングの共同研究者、昼間行雄さん(ひるさん)を講師にお招きして、アニメーション表現の理論や技術を毎回テーマを決めて進め、ゆくゆくは「アニメの記号論」にしていく予定です。
- これまでの講習会に参加された方々に参加をお勧めします。
- 講習会未参加でも、授業や活動ですでに実践されている方々も大歓迎!
- 日本語の先生・指導者だけでなく、アニメーテッドラーニングでの学びにご関心がある方は奮ってご参加ください!
開催概要
- 開催日:
- 2022年8月30日(火)
- 開催時間:
- 日本時間 午後5時~午後7時半 +30分の話し合い(任意参加)
- 主催:一般社団法人 アニメーテッドラーニングらぼ
- 協力:
- ●文化学園大学 文化・住環境学研究所
- ●アニメーテッドラーニングにわくわくしている日本語教師グループ「AWN」
- 参加費:無料
- 募集人数:30名/事前申込制、8月27日締め切り(締め切り日前でも定員に達し次第締め切る場合があります)。
- 対象:
- ●ことばを教える人たち/日本語の教師
- ●学びのプロ/学校の教員・指導者(教科不問)
- ●国際交流活動、社会教育の実践者
- ●教員志望者(学部生、院生)、など
- 参加条件:スマホ/タブレット/カメラ付きパソコンのいずれか1台以上(できれば2台)、インターネット接続(定額制)、道具や材料は各自準備していただきます。教材は各自プリントアウトしていただきます。
- 事前準備:講習前に次のソフトウェアをダウンロードしてインストールしてください。
- ●ウェブ会議サービスZoom(無料版があります) >>Zoom
この講習会の目的
- 実践へつなげるアイデア、ヒントを提供し、受講者のみなさんと共に考えます。
- 授業・活動等でのアニメの制作と発表で、「知っていると、より高度な指導ができる、楽しい教材がつくれる」に役立つ知識や、映像の専門家・指導者ならではのTips等をお伝えします。
- 受講者のみなさんの授業・活動等の達成目標に重きを置きます:
- やりたいサブジェクトがあっても、どのように授業・活動に織り込むか思い悩む。
- アニメ制作の授業はでないため、準備や手順は映像や美術教育の必須事項より、「これなら、できそう」という意識を持っていただけるようになる。
講習会のテーマ
- 「動き」をテーマとします。
- アニメーションは「動き」と「動かす」により成立する視覚表現です。ひるさんの講座では今後も「動き」を深掘りしていきます
- 今回は「動き」の次のことを考え、体験していただきます。禅問答ではありません(笑)
- ●仮現運動で動いて見えるだけで、実は止まっている。
- ●2つの絵の差異のコントロールがアニメートするということ。
当日の進行
- レクチャー
- 実写映像は情報が多く、時に情報過多となる一方、アニメーションは情報量は少なくとも情報を精査して「伝えたいコト」に注目を集めるメディアとして発展してきました。レクチャーで、
- 「なにかを伝える」ために、「動き」を映像で表現するのに腐心したメディアの歴史を紐解き、
- 「最小限の映像で伝えるとは?」、そのコツを紹介します。
- アニメーテッドラーニングは美しく、技巧の利いたアニメーションを創作することを目的の第一とはしていません。
- アニメーテッドラーニングでは、視覚言語(アニメ)で「なにかを伝える」こと、アニメをつくり発表することで学習者が「伝えたいコト」を深め、自分ごとにしていくことを重視しています。
- このようなことから学ぶ、考える、伝えることを主とする教科学習や社会活動に適したアクティブラーニングです。
- このレクチャーでは、メディアとしてのアニメーションの歴史とその特質の入口を理解していただけるでしょう。
- 実習
- アニメの特質を踏まえて、アニメつくりを授業や活動に取り入れることを前提とした実習です。
- 短時間でも、「伝えたいコト」をアニメで表現できる2通りのアクティビティを体験していただき、受け持たれている生徒たちを想定しながら指導のコツなどもご自分でお考えいただきます。
- 「2コマ(2つの動き)」でも伝えられる。
- 「2コマx4場面」。テーマは「夏休み」です。
- どちらも、短い時間でも、ご自身や生徒が絵が得意でなくても、授業や活動に取り入れられる技となるでしょう。
- なお時間の都合で、コマ撮りアプリの使い方は細かく指導いたしません。アニメーテッドラーニングらぼのガイダンスを事前にご確認ください>>「自由のススメ」をご覧ください。
- 発表とふりかえり、話し合い
- 実習作品を発表しふりかえりをおこないます。
- 講師と参加者との話し合いもおこないます(任意参加)。
当日準備する道具と材料
- スマホまたはタブレット、どちらも準備できない時はカメラ付きパソコン(Zoomインストール済)。
- コマ撮りアプリ「ストップモーションスタジオ(Stop Motion Studio)」をインストールしておく。撮影は手持ちカメラ(スマホなど)でおこなうため、撮影ステージ設営は必要ありません。
- 白い紙を12枚以上:A4サイズくらいのコピー紙、または裏が透けて見える程度の厚みの紙。
- サインペン、カラーペンなど:濃い色の線が描けるペン。
- ハサミ、カッター、定規、筆記具。必要なら色鉛筆、クレヨン、水彩絵の具など。
- アニメーテッドラーニングのワークシート「4画面/3画面物語シート」をダウンロードする(2枚くらい)。
自習のススメ
- 当日は時間を有効に使うため、コマ撮りの説明は簡略にします。
- 機材の設営や準備、コマ撮りのやり方はアニメーテッドラーニングらぼ指導者向けガイダンスをご参照ください>>
- 初参加の方、あるいはこれまでの講習会でもコマ撮りアプリの使い方を習得できなかった方は「はじめてのコマ撮り(アプリでコマ撮りをはじめる)」を事前学習してください>>
- 昨年のアニメーテッドラーニング指導者向け講習会もご確認ください実施報告 アニメーテッドラーニング入門:文字情報をアニメに置き換えよう!>>
講師
- 文化学園大学造形学部 教授 昼間行雄氏
- 1985年から公益財団法人児童育成協会こどもの城で映像の教育普及活動を始め、子どもを対象としたアニメや映像のワークショップ、映画の上映活動、メディア研究、指導者向けの講習会、教育テレビ番組の監修などを行う。
- 映像の教育普及に関する著書として「みるとるあそぶ 保育士・指導者の映像メディア入門」(ソフトマジック)、「映画は楽しい表現ツール」(偕成社)などがある。
- 厚生労働省社会保障審議会専門委員。日本アニメーション学会会員。文化学園大学 造形学部主任教授。
- アニメーテッドラーニング共同研究者。
撮影、写真・映像等の使用について
- 一般社団法人アニメーテッドラーニングらぼ(以下、当団体)では広報等に使用する目的で、活動中にスタッフが写真撮影をおこなうとともに、ウェブ会議サービスアプリで録画をおこないます。上記の写真や映像、および参加者が活動中に制作した著作物と参加者氏名(イニシャル表記)を、報告書や刊行物、インターネット(ソーシャルメディアサービスを含む)等に掲載することがあります。
- 当団体と共同研究者(上記講師)は共同研究の目的で、(1)の写真や映像、および参加者が活動中に制作した著作物と参加者氏名(イニシャル表記)を、学会や著作物、インターネット(ソーシャルメディアサービスを含む)等で発表することがあります。
- 詳細は参加申込フォームをご覧ください。
お問い合わせとお申し込み
- お問い合わせはメールでお願いいたします。担当:伊藤。
- メールの表題(タイトル)は「ひるさん講習会」としてください。
- info@alljp.org
- 本講習の内容は予告なく変更することがあります。予めご了承ください。
本ワークショップは、アニメーテッドラーニングの日本における普及促進を目的とし、一般社団法人アニメーテッドラーニングらぼが文化学園大学 文化・住環境学研究所との共同研究による成果を基に企画運営いたします。アニメーテッドラーニングの普及促進やその実践のためならば、弊法人の許可なくこのページのコピーや転載ができます。その際は出典(本サイトURL等)と下記のコピーライトを明記してください。
© 2022 一般社団法人アニメーテッドラーニングらぼ/Animated Learning Lab in Japan-ALLjp. All Rights Reserved.