アニメーテッドラーニング指導者向けアドバンス講習会
ひるさんのこれがわかると、アニメができる!Vol.2
2023年3月5日(日) オンライン開催
- アニメ制作と発表で学びを深める「アニメーテッドラーニング(Animated Learning)」。
- 授業や活動で「こんな時はどうしよう?」「こんなことをやってみたいけど・・・」とか、「日本語の授業でもっと伝わるアニメの指導をしたい」という指導者のみなさんと共にアニメーテッドラーニングを深める講習会「ひるさんのこれがわかると、アニメができる!」、待望の第2弾です。
- 講師は、アニメーテッドラーニングの共同研究者、昼間行雄さん(ひるさん)。
- 今回はコマ撮りアニメーションの道具・材料を用意しなくても、授業や活動でアニメーション制作を導入するコツをお伝えします。
- これまでのアニメーテッドラーニング講習会に参加された方々にお勧めする講習です。
- 講習会未参加でも、授業や活動で視覚言語等を導入されている方々も大歓迎!
- 日本語の先生・指導者だけでなく、アニメーテッドラーニングでの学びにご関心がある方は奮ってご参加ください!
開催概要
- 開催日:
- 2023年3月5日(日)
- 開催時間:
- 日本時間 午後5時~午後7時半 +30分の話し合い(任意参加)
- 主催:一般社団法人 アニメーテッドラーニングらぼ
- 協力:
- ●文化学園大学 文化・住環境学研究所
- ●アニメーテッドラーニングにわくわくしている日本語教師グループ「AWN」
- 参加費:無料
- 募集人数:20名/事前申込制、3月3日締め切り(定員に達しましたら、締め切らせていただきます)
- 対象:
- ●ことばを教える人たち/日本語の教師
- ●学びのプロ/学校の教員・指導者(教科不問)
- ●国際交流活動、社会教育の実践者
- ●教員志望者(学部生、院生)、など
- 参加条件:カメラ付きパソコン/スマホ/タブレットのいずれか1台以上、インターネット接続、道具や材料、ワークシートは各自準備していただきます。
- 事前準備:講習前に次のソフトウェアをダウンロードしてインストールしてください。
- ●ウェブ会議サービスZoom(無料版があります) >>Zoom
指導者向け講習会の目的
- 実践へつなげるアイデア、ヒントを提供し、受講者のみなさんと共にアニメーテッドラーニングを広げ、深めます。
- 講師は、授業・活動等でのアニメの制作と発表で「知っていると、より高度な指導ができる、楽しい教材がつくれる」に役立つ知識や、映像の専門家・指導者ならではのTips等をお伝えします。
- 受講者のみなさんの授業・活動等の達成に重きを置きます:
- やりたいサブジェクトがあっても、どのように授業・活動に織り込むか思い悩む。
- アニメ制作の授業はでないため、準備や手順は映像や美術教育の必須事項より、「これなら、できそう」という意識を持っていただけるようになる。
本講習のテーマ
- 「映像で伝えにくいモノ/コトを、映像で表現する」をテーマとします。
- 実写では費用、直截すぎる表現、あるいは学習者の技量などで表現しづらいモノ/コトでもアニメーションなら表現できることがあります。
- また、アニメーションは「動き」と「動かす」により成立する視覚表現で、終始動きだけで表現するアニメーション映画もありますが、学習者の技量、ワークの時間制約や課題の難度によっては伝わる映像をつくるのが難しく、アニメーション専門家でない指導者が学習指導するにはハードルが高いのも事実です。
- そのような時、「演出」と「音声(サウンド)」は「伝わるアニメーション」への近道です。
- 演出と音声(サウンド)を厚くしていくと、ほんの少しの動きでも、伝えたいコトが伝わるアニメーションを表現できるようになります。
- 本講習のポイント:
- ●映像で伝えるのが難しいモノ/コトを映像でどのように伝えるか?
- ●音声(サウンド:BGM、効果音、セリフ、ナレーション)の効果。
- 「コマ撮りをなるべくしないで、メッセージアニメーションとして成立させる方法」の入門編です。
- これまでのマンガ、アニメーション、映画では映像で、伝えるのが難しいモノ/コトがどのように表現されてきたかを知り、ミニワークで「これなら、できそう」感を会得していただける講習です。
内容
- ●映像で伝えるのが難しいモノ/コトを映像でどのように伝えるか?
レクチャー
- 1)聴覚、嗅覚、味覚、触覚の視覚化
- →マンガやアニメーションの例
- →日本画に見る表現の工夫
- 2)感情の視覚化
- →クロースアップ、編集、カメラアングル、照明
- 1)聴覚、嗅覚、味覚、触覚の視覚化
ミニワーク(実習)
- 聴覚、嗅覚、味覚、触覚を視覚化する作画
- ●音声(サウンド:BGM、効果音、セリフ、ナレーション)の効果
レクチャー
- 1)サイレント(無声)からトーキー(音声付)映画に変わった時、その映像表現はどのように変化したのか
- 2)音声の効果から生まれた日本独自のアニメーション表現
ミニワーク(実習)
- 音声を視覚化する作画
発表とふりかえり、話し合い
- 実習作品を発表しふりかえりをおこないます。
- 講師と参加者との話し合いもおこないます(任意参加)。
当日準備する道具と材料
- カメラ付きパソコン、スマホ、タブレットなど1台(Zoomインストール済)。
- A4サイズの白い紙(上質紙、画用紙など) 数枚。
- 鉛筆、黒のサインペン(マッキーやラッションペンくらいの太さのもの)。
- アニメーテッドラーニングのワークシート「4画面物語シート」をダウンロードし印刷 2枚程度。ワークシートのダウンロード>>
自習のススメ
- 本講習ではコマ撮りはしません。
- コマ撮りアニメーションの準備から制作までを知りたい方は下記をご参照ください。
- 昨年のアニメーテッドラーニング指導者向け講習会 実施報告 アニメーテッドラーニング入門:文字情報をアニメに置き換えよう!>>
- 初参加の方、あるいはこれまでの講習会でもコマ撮りアプリの使い方を習得できなかった方 「はじめてのコマ撮り(アプリでコマ撮りをはじめる)」>>
- コマ撮りアプリ「ストップモーションスタジオ(Stop Motion Studio)」の初歩的な操作解説>>
- アニメーテッドラーニングらぼ指導者向けガイダンスもご参照ください>>
講師
- 文化学園大学造形学部 教授 昼間行雄氏
- 1985年から公益財団法人児童育成協会こどもの城で映像の教育普及活動を始め、子どもを対象としたアニメや映像のワークショップ、映画の上映活動、メディア研究、指導者向けの講習会、教育テレビ番組の監修などを行う。
- 映像の教育普及に関する著書として「みるとるあそぶ 保育士・指導者の映像メディア入門」(ソフトマジック)、「映画は楽しい表現ツール」(偕成社)などがある。
- 厚生労働省社会保障審議会専門委員。日本アニメーション学会会員。文化学園大学 造形学部主任教授。
- アニメーテッドラーニング共同研究者。
撮影、写真・映像等の使用について
- 一般社団法人アニメーテッドラーニングらぼ(以下、当団体)では広報等に使用する目的で、活動中にスタッフが写真撮影をおこなうとともに、ウェブ会議サービスアプリで録画をおこないます。上記の写真や映像、および参加者が活動中に制作した著作物と参加者氏名(イニシャル表記)を、報告書や刊行物、インターネット(ソーシャルメディアサービスを含む)等に掲載することがあります。
- 当団体と共同研究者(上記講師)は共同研究の目的で、(1)の写真や映像、および参加者が活動中に制作した著作物と参加者氏名(イニシャル表記)を、学会や著作物、インターネット(ソーシャルメディアサービスを含む)等で発表することがあります。
- 詳細は参加申込フォームをご覧ください。
お問い合わせとお申し込み
- お問い合わせはメールでお願いいたします。担当:伊藤。
- メールの表題(タイトル)は「ひるさん講習会」としてください。
- info@alljp.org
- 本講習の内容は予告なく変更することがあります。予めご了承ください。
本ワークショップは、アニメーテッドラーニングの日本における普及促進を目的とし、一般社団法人アニメーテッドラーニングらぼが文化学園大学 文化・住環境学研究所との共同研究による成果を基に企画運営いたします。アニメーテッドラーニングの普及促進やその実践のためならば、弊法人の許可なくこのページのコピーや転載ができます。その際は出典(本サイトURL等)と下記のコピーライトを明記してください。
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